萬田緑平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
延命治療で苦しみながら生きながらえて最後を迎えるより、全ては老化と割り切って無駄に抗う事なく死ぬ直前まで立って歩いて生き切ることがなにより本人にとって一番穏やかな死に方ですよ、というお話。著者は元外科医で医療の現実を知っている人だけに、確かに。と思わせる。
医学の進歩で救われる命も多く、この先も医学はどんどん死を遠ざけてくれると思う反面、長く生きるというのはそれだけしんどい事なのだと思う。この本の考えはある種の死に方の選択肢の一つで、みんな遅かれ早かれ最後は死ぬんだけど、死に方は実は結構色々あるから、みんなちゃんと選んでね。ってお話だと理解します。 -
Posted by ブクログ
親の見送りをしてからというもの、「死」について考えることが多くなりました。そんな折に手に取ったこの一冊。本書の中で、著者の萬田さんは次のように述べています。
「死ぬ」ということは「最後まで生き抜く」ということ。
「死について考える」ということは「生の最後まで考える」ということ。
奇しくも、NHKのスペシャルドラマ「しあわせは食べて寝て待て」に再出演の決まった俳優の加賀まりこさんが、ご自身の演じる“鈴さん”についてこんなコメントを出していました。
鈴さんはきっと、大往生の人だ!!
管につながれることもなく、
食べたり飲んだり制限もなく
さとこさんや司や、近所の人たちに囲まれ、
穏やかに目を