萬田緑平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高齢の父の歩き方がスムーズでなくなってきてこの本を手に取りました。
歳をとると、治療することが必ずしも最善の手段でないことを教えてくれました。そもそも治療した方が長生きとも言えないと。更に治療中はたいてい生活に制限が加わるので楽しくない。家に居られず入院だし、好きなものは食べられない、どこにも行けないなど。
平均寿命と健康寿命の差が8年以上もあると言う話はちょっとゾッとする。治療して生き延びた結果、その差になることも多々あると。その間、意識もなく家族に迷惑をかけっぱなしだとすると。。。
医者は治せなかったら敗北、なので治療しか選択肢がない、なるほど。となると、患者が意思を持って選択する -
Posted by ブクログ
「緩和ケア」という言葉、その意味を完全に理解してる医者が
どのくらいのパーセンテージいるだろうか?
「棺桶や」と影で揶揄する言葉も聞こえるという。
人は生まれてからは、一瞬づつ死に向かうのは
誰でも同じ。
ましてや、大きな病を得た患者本人にとって
残りの人生がどれだけの時間があろうと、
自分らしく生き抜きたいと思うのは、自然なこと。
がんを患い、手術で切除し、抗がん剤投与の医療が
一番多いのではないか?
抗がん剤治療は、もちろん効果もある。
どのくらい効果があって、どのくらい続けるのが良いのであろうか?
抗がん剤は、副作用が大きく体に及ぼすマイナス面も多い。
なにしろもともと自分の細胞で -
Posted by ブクログ
親の見送りをしてからというもの、「死」について考えることが多くなりました。そんな折に手に取ったこの一冊。本書の中で、著者の萬田さんは次のように述べています。
「死ぬ」ということは「最後まで生き抜く」ということ。
「死について考える」ということは「生の最後まで考える」ということ。
奇しくも、NHKのスペシャルドラマ「しあわせは食べて寝て待て」に再出演の決まった俳優の加賀まりこさんが、ご自身の演じる“鈴さん”についてこんなコメントを出していました。
鈴さんはきっと、大往生の人だ!!
管につながれることもなく、
食べたり飲んだり制限もなく
さとこさんや司や、近所の人たちに囲まれ、
穏やかに目を