C・ダグラス・ラミスのレビュー一覧

  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    経済という側面から世界のルールを描いた一冊。お金持ちや貧乏とは。その格差をつくるには何が必要か。どうなると経済成長を意識せずに暮らすことができそうか。僕の結論としては、僕の生き方だとやっぱり経済のことをよく知っておくことが必要で、お金も必要で、知らないことが失うことに直結するリスクはあるなと改めて思いました。勉強しよ勉強。

    0
    2015年05月17日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    現代社会は「好景気万能説」に陥って、思考停止状態にあるんだ、ということが改めて実感できた。
    本書にあった、「経済成長が解決してくれると考えられている社会問題が、実はその原因であった」というようなこと、結構あるのではないかと思う。
    そもそも、経済成長(景気回復)って何?と問われてきちんと答えられる人ってどれくらいいるのだろうか??
    経済成長は、ある面では必要(必要な時期がある)かもしれない。だけど、それがすべてを解決できる、っていうのは、やっぱりおかしい。
    今後、自分なりの具体的オルタナティブを見つけていきたい。

    0
    2013年04月14日
  • ガンジーの危険な平和憲法案

    Posted by ブクログ

    ガンジーと云えば、「非暴力主義」の代名詞で知られる。キング牧師なども同様だ。
    ただ、微妙なニュアンスではあるが、キング牧師は「非暴力直接行動」であり、ガンジーは「市民不服従」が正しいと思う。

    この著書は、とても分かりやすい。
    まず、暴力の定義、ガンジーの選んだ暴力。
    マキャベリとの比較は非常に興味深いものだった。

    帰納法、演繹法。この考え方は日常生活にも応用できる。

    『ヒンド・スワラージ』も読んでみたい一冊。

    このガンジーの行動を借りに日本に当てはめると、各省庁の全権限、役割を全ての都道府県に振り充てるって感じかな。
    話変わるけど、不必要な省庁が何と多いことか。
    でもまあ、都市型中央政

    0
    2013年01月31日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    タイトル以上に、多岐にわたる問題について取り上げています。
    大変考えさせられた本で、今の日本には特に必要なのではないでしょうか。

    経済成長がなければ幸せになれない、豊かになれないということはない。
    でも、そのためには価値観の転換が必要。3・11はある意味、私たちの価値観を改めて問い直す機会にもなったのだと思いますが、いつの間にか、問題点がすり替えられ、2年近くたった今、「経済成長」という言葉が踊っている。
    だからこそ、今の時期、この本を一人でも多くの人に読んで欲しいと思います。

    なるほどと思ったことはたくさんあるのですが、特にこの二つをあげておきたい。
    ・「南北問題」変わるべきは「南」では

    0
    2013年01月07日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    この本のタイトルは昔から疑問に思っていた事そのままだ。いまはそれが常識になっているが、それは決して人類普遍の常識でも定理でも真理でもなく、今はそうであるというだけ。不都合が生じれば移り行くもので、過去の歴史においてもそうなってきた。
    今よりも子供の頃の方が、枯渇する資源を使う事や途上国からの搾取をおかしいと思っていた気がする。大人になって常識に侵されてしまっのか?

    0
    2012年06月05日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    経済成長というテーマについて、マクロ的な・理論的なアプローチをしたものを期待するも(例:失業を減らすのに何故名目成長が必要か)、読んでみたら思いっきり思想的な本だった。が、それはそれで中々考えさせられる内容だった。

    曰く、
    ◆経済成長というのは一つのイデオロギーでしかない。
    ◆『頑張って働いて、お金を貯めて、欲しいものを買うのが楽しい』という価値観(=労働と消費の美徳)は、決して人間にとって自然なものではなかったはずだ。
    ◆そして『経済成長』を正義とする価値観には、文化・伝統の破壊を正当化する暴力性があるとの由。

    で、ここまでフムフムと読むだが、以降こう続く。
    ◆この経済発展イデオロギーは

    0
    2011年11月26日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    この本を閉じたあと、
    自身が綱渡り的に支持してきた常識が、
    使い物になっていない、それも私が産まれた時点で、既に、と
    あらためて喪失感に追い込まれた。

    改めて自身で思考せねばならぬ。
    検証と、代案創出を続けねばならぬ。
    周りの人との対話を後回しにしている余裕はない。
    行動を起こし、続けなければならぬ。

    悲壮感は要らない。
    先ずは視点をもう少し遠くにする。
    問題は必ず起こるという事、
    そして、その解決を後回しにしない事。
    出来れば、あの人もこの人も明るく生きて行く選択を、と欲張ってみること。

    退く事、手放す事、逃げる事を戦術として持っておく事。
    同じくらい、
    問いただす事、拒否する事、待つ

    0
    2011年10月31日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    この長いタイトル。
    最近、私が疑問に思っていたこと、そのまんまです。
    「人生=お金」だと言われる中で、生きづらさを感じていました。
    お金があればどうにでもなることと、お金があってもどうにもならないこと。その両方があることをわかっていても、私は後者を大事にできる人間でありたいなあ。(たとえば愛とかさぁ!)

    そして、この本に書かれてある「豊かさ」の定義には、totally agree!
    お金を得ることではなく、新たな価値観を得ることが、これからの人生を生きやすくすると思います。


    個人的には、第3章が1番おもしろかったです。
    言語は時代と共に変化してゆく…
    developが元々は自動詞しかなく

    0
    2011年09月26日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    経済の授業で参考図書になっていたので読んだ。授業や試験とは一切関係なかったが、教授の考えは良くわかった。
    タイトルそのまんまで物質社会へのメッセージ的な。
    資本主義や工業化による経済発展がそのまま住民たちの「しあわせ」なのか

    0
    2010年10月11日
  • ガンジーの危険な平和憲法案

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    その膨大な講話の中から、憲法にかかわる部分をまとめた『自由インドのためのガンジー的憲法案』が、六〇年前のインドで刊行されていた。
    しかし、建国の父とまで謳われた聖人の憲法案は、今日に至るまで黙殺されたままである。
    それは一体なぜなのか?
    その謎を解く鍵は、産業資本主義の生産方式とライフスタイル、および国民国家の存立根拠とは相容れない幻の憲法案を、もう一度精査することにある。
    日本国憲法第9条とはまったく異質なその戦争放棄思想は、金融資本主義が壊滅しつつある現在、異様なリアリティをもって我々に迫ってくる。

    [ 目次 ]
    第1章 最大のタブー(史上最大の非暴力勢力;議論の不在 ほか

    0
    2014年10月26日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    「経済成長・発展=善」であるか?本書が問いかけるテーマです。論調としてはいささか極端な部分もありますが「成程」と感心する部分も多々ありました。

    0
    2009年10月04日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    経済発展という発想に疑問を投げかける。人々が共通の意識をもったとき、その意識は非常識から常識となる。

    0
    2009年10月04日
  • 世界がもし100人の村だったら お金篇 たった1人の大金持ちと50人の貧しい村人たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先日読んだ本のシリーズ本。
    「世界の富の49%は1番のお金持ちのもとに、
    39%は9人のお金持ちのもとに、
    11%は40人の割と豊かな人のもとに、
    50人の貧しい人のもとにあるのはたったの1%です。」という本書の内容を見て、
    一部の会社が儲けたって意味がない、本当の意味で発展させるためには、、、という話を思い返した。その本質部分だ、と。

    奪い合えば足らぬ、分け合えば余る→地球の有限な資源のこと、お金のこと、わかりやすく全体感を伝え、
    環境破壊、経済格差が広がる中で税金等の解決に向けた仕組みまで言及。
    通常版よりも更に深みを感じた。

    このような社会全体の仕組み、構造を捉えで日々のニュースも何

    0
    2024年03月30日
  • 世界がもし100人の村だったら

    購入済み

    世界がもし100人の村だったら

    読みやすかった

    0
    2022年08月28日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

    Posted by ブクログ

    資本主義社会の問題点を浮き彫りにしている本。

    20年前に書かれたとは思えないほど今の状況を言い当てている。


    発展という言葉は産業国の価値観を押し付け、搾取を見えなくするために戦略的に用いられた言葉。

    競争やばかすか働くことではなく、相互扶助によるセイフティーネットを作ってた社会を見直す。

    経済成長ではなく、本来の豊かさを求める「進歩」の探求へ。

    0
    2021年01月22日
  • 世界がもし100人の村だったら

    Posted by ブクログ

    思っていたよりもすごく薄い本でした。そのぶん情報は少ないですが、世界の人口を100人に縮小して見るといろんなことがわかりやすく見えます。自分がどこに属しているか考えながら読んでいましたが、他人と自分を比較するのではなく、多様性を尊重することが大切だと思いました。さらっと読めてまた手に取って読んでみたいと思わされました。

    0
    2019年07月12日
  • 世界がもし100人の村だったら

    Posted by ブクログ

    思っていた作品とは違いました。
    平和を願い、今生きているということ、幸せを感じていること、学べているということに感謝すること。
    100人という考えにしたことによって、世界の現状がよりわかりやすく、リアルに伝わるようになっています。

    日本ではそれほど生活に困ることはないが、世界では生きることすら困難な人々がまだまだたくさんいる。
    自分に何ができるってわけではないけど、当たり前という概念を取っ払って、大切に生きていくことがまず第一歩なのかなと思います。

    0
    2019年05月14日
  • 世界がもし100人の村だったら

    Posted by ブクログ

    本編よりも「解説」が面白い。ネットロアに関する記述に関心を持った。
    この世界がもし〇〇人の村だとして~
    の考え方はいろいろなところで汎用され
    国家予算が一般のサラリーマンの所得と置き換えて~などといった番組もよく見たが
    結局のところ、100人の村でだれだれが21人とか言われても逆に具体性が欠けてしまいなかなかピンとこないのが現実。
    本編が途中でネットロアによる改ざんが行われ一部かけ離れてしまったり特定の書き込み者による思想が色濃くなったりしたのが残念。

    そういう意味でも解説ページがもっと表に立ってもいいのではないか?と

    0
    2019年04月10日
  • 世界がもし100人の村だったら

    Posted by ブクログ

    いろいろなことが数字d表記され、それも100人であった場合に置き換えられ、みじかな問題として把握できると思います。 ただ、なぜこうなったかの理由は別途情報が必要となり、それに基づい多解決法がみえてきません。
    問題提起としては、素晴らしいと思います。

    0
    2019年03月16日
  • ガンジーの危険な平和憲法案

    Posted by ブクログ

    ガンジーは、インドの独立にむけて、それこそ命をかけて、非暴力の抵抗運動をやって、国父と尊敬されていたのだが、でもまさにインドの独立の瞬間にその夢は挫折する。

    ということなんだけど、インド独立時のガンジーの孤立の理由みたいなのは、今ひとつ、分からなかった。

    この本は、その辺の経緯が明確に書いてあって、かなりよく分かった。

    イギリスから独立しようとするなかでは、ガンジーの理想主義的なカリスマが必要だったんだけど、いざ、国を作ろうとしたときには、それはジャマだった。といっても、ガンジーは国民的なヒーローなので、神格化しといて、現実の政治では無視しよう、みたいな。で、ガンジーの言っているような地

    0
    2017年05月04日