C・ダグラス・ラミスのレビュー一覧

  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

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    私の原点になった本です。
    どっち向いて歩けばいいかがわかった。
    絶対ぐらついたらこの本を読む。
    もう30回ぐらい読んでるかもしれない。

    …ですが今更色々レビューとかしません。
    とりあえず読んでください、と。

    彼が読んでほしいと思ってる人は、


    ・過労でくたびれた、あるいは労働現場の自由のなさに不満を感じている(サラリーマンやOLを含む)労働者。
    ・自分の畑の工場化が嫌になった農民。
    ・「経済」(具体的にこれからの就職)という要素が自分の教育の自由の障害物になっていると感じている学生。
    ・広告産業が自分を馬鹿にしているのではないかと感じている消費者(特に主婦)。
    ・戦

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    2010年04月09日
  • ガンジーの危険な平和憲法案

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    私が今までで最も影響を受けた人物であるダグラス・ラミスさんの最新作。
    前著でラミスさんがガンジーの憲法案を研究していることはしっていて、その時に私も疑問を持つことができたのですが、この著書はインドでの研究結果を論文にしたものをベースにして書かれたものです。

    前著で持った疑問、それはガンジー率いる非暴力・不服従運動により独立を獲得したインドが、何故暴力をもつ近代国家への道を歩んだのか、ということ。
    私は詳しくは調べていなかったから知らなかったけど、暴力をもつのかもたないのかという議論さえも残っていないということで、ラミスさんはそこに疑問を感じていて、インドの研究機関から呼ばれたことを機に

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    2010年04月09日
  • ガンジーの危険な平和憲法案

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    あっ、なつかしいC・ダグラス・ラミスだ、と叫んで、本書を手に取りました。

    1960年、ベトナム戦争の始まった直後、米軍海兵隊を除隊してベ平連に身を投じて、日本に住み着いた若者も、なんとすでに今年73歳になるんですね。

    『イデオロギーとしての英会話』(1976年)ほか何冊かの著作しか読んでいませんが、けっこう雑誌・新聞のエッセイや対談を読んだ記憶があります。

    2000年に津田塾大を退職されたといいますから、ちょうどその頃は東京に少し居たのですから、退官記念講義など拝聴しに行けば良かったと後悔しています。

    で、その筋金入りの反戦主義者である彼が、今また何故ガンジーなのか?

    すこぶる興味津

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    2011年07月23日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

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    経済だけでなく、憲法、民主主義、環境問題等あらゆる視点から「豊か」とは何かについて語っています。

    今目の前にあるシステムが当たり前だと盲目的に信じることの怖さを改めて認識しました。

    また、本の中で使われている「タイタニック現実主義の理論」がとてもわかりやすくて、さらに考えさせられました。

    タイタニック号は、やがて氷山にぶつかって沈没することがわかっていてもエンジンを止められない。なぜなら、タイタニック号は前に進むことが本質であり、それを止めることは非常識であり非現実的であるから。

    これを、タイタニック号=今ある現実
    エンジン=経済成長
    と置き換えるとわかりやすいかと思います。

    今の経

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    2009年10月04日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

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    金持ちは貧乏な人がいるからあるとゆう内容に加えて、豊かさ幸せかは貧富の差に関係しないとゆうのに納得した。自分は決して金持ちではないけど、金持ちになりたいとは思わなくなったし、金持ちになるための無駄な理想を求めなくていいと思って、楽になった。

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    2025年04月17日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    教育を受けられて、文字が読めて、安全な水が飲めて、好きな時にご飯が食べられるってことが今の自分に与えられている時点で、すでに自分は恵まれているということ。

    当たり前の幸せは当たり前ではないことを感じさせるのに十分の一冊。

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    2025年02月22日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    深い。
    マクロなことをミクロにして考えることの大切さに気づく。
    自分は日本人。字が読めて,こうやってまとめることができる。
    ご飯にも困らない。
    それが,世界の何%なんだろうと思いを馳せるきっかけになるには十分な一冊。

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    2025年02月09日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    世界が抱えている問題(貧困など)を勉強しても、出てくる桁数が膨大すぎて俯瞰的に全体像を把握するのが難しかった。
    本書では、100人を基準に世界中でどれくらいの人が深刻な問題に直面しているのか、きれいな写真と共に教えてくれている。
    「100人中○○人が〜」という形で書かれているので、よりその問題を想像しやすくなり、身近に感じられる。
    飢餓がないこと、学べることが当たり前じゃない国がたくさんあるのだと、今自分が置かれている環境に感謝するきっかけにもなった。

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    2024年12月12日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

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    経済発展は思想として覇権をとった「イデオロギー」
    経済発展とは自動詞ではなく他動詞で、第三世界を「発展させる」というアメリカの国策から始まった。
    戦後、アメリカは投資する場所を探していた。そこで南の「未開発」の国を投資しがいのある、投資すれば利益がでる経済制度に作りなおしていった。

    かつてからあった搾取的な強制労働を見えなくした。森林の中ですべて完結しているような自給自足の文化があった場合、こう考えた。その森林をなくせばいい。その代わりは、コーヒーやゴムのプランテーションだ。そうして元の住民たちは生きるためにプランテーションの労働者になるしかなくなった。

    経済発展はこれからの話ではない。今

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    2024年02月28日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    よく取り上げられる話題の本。

    直感的に内容が入ってきやすい。
    なんかAC JAPANのCM書籍版みたいやな

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    2024年01月11日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    京都のみやこめっせの古本市で出会って、隣同士で並んでた『日本がもし100人の村だったら』と一緒に買った。

    「1年の間に、村では1人が亡くなります
     でも、1年に2人赤ちゃんが生まれるので
     来年、村人は101人になります」

    この本が出された2001年は、世界の人口が63億人。
    今2023年は、78億人。増えたね。
    12年で15億人も増えるんだね。


    大学に通えたわたしは100分の1か。
    分け合うって大切なことだな…
    本の最後に原文と、どうやってこの話が広がったか…?的な解説文もあって面白かった。ネットロアか。

    putting your soul into it.
    心をこめて生きてくだ

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    2023年05月04日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    話題になってた時に読む機会がなく、
    古本屋さんで見つけたので手に取りました。
    以前から読んでみたかったので。

    先日
    日本と言う見るからに裕福な国が、
    WHOだか何だか忘れました…が発表した、
    貧困国のリストに入ったと新聞で見ました。

    この本を読む限り、
    日本はとても裕福な国ですね。
    ここに居れる事に感謝。

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    2023年04月25日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    栄養や富の偏在を分かりやすい優しい言葉で書かれている。デザインやイラストも洒落ている。社会を良い方向へ変えるには、まずは「知ること」が大切だと言う解説があったが、そのとおりだと思う。

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    2022年02月23日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    この本は、自分の生きている現実の見方を変えてくれる。
    この本は、世界の中で自分の生きている場所がいかに恵まれているかに気づかせてくれる。
    この本は、自分の知っている現実が、世界のほんの一部のことでしかないことを教えてくれる。
    この本は、この世界がいかに多様な人たちの集まりで、自分がある面では多数派かもしれないけど、別のある面では少数派になることを示してくれる。

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    2021年09月05日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    世界がもし100人の村だったら自分にも、人にも優しくなれる。自分は本当に恵まれている。自分の生きている理由を考えることが最近あるけれども、それを考えることができることさえ、幸せなのだと。この中で1番好きな言葉は「たとえあなたが、傷ついていても傷ついたことなどないかのように愛してください」という文章。常に人に対して、社会に対して、何を与えることができるのかというのを考え続けられる、強い人間でありたい。

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    2021年03月21日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    オリジナルは少し古いものだけど中身は今の世界を反映しているようだった。
    100人に縮めるとまだまだ世界はあまり昔と変わってないみたいだ。
    一方で「FACTFULNESS」を読んでみると世界は思っているよりは豊かになっている。
    これ中学生ぐらいで真面目に授業してみたい。

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    2021年01月14日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    21世紀初頭にインターネット上で話題となった文章を書籍化した一冊です。
    世界を100人の村と仮定し、構成員がどのような暮らしをしているかを小さな数字で説明しています。
    中立の立場から現実の厳しさと幸せについて綴られているのですが、「お金持ちの白人ではないけれど、日本人はまだ恵まれているほうだ」というような偏った受け取り方をしてしまう危険性を感じました。
    100人で考えても多くが不幸であるなら実際の人口では大多数が不幸であるわけなので、個人的な感想としてはこの世には絶望しかない気がするのです。
    特定の人々が幸福で大多数が不幸であることは人類全体の緩やかな死を意味し、国家や社会という人工的なシステ

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    2020年02月04日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    もし将来子供が出来たら、何よりも最初に読ませたい。内容が理解できるまで読ませたい。「あなたは尊い存在なのよ」って伝えたい。

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    2019年05月22日
  • 世界がもし100人の村だったら お金篇 たった1人の大金持ちと50人の貧しい村人たち

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    読み終わった。
    世界レベルでの貧困から見ると、自分はまだいい方なのだろう。
    そんな自分に出来る事はないか、特に書かれてないところがもどかしい。

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    2018年06月07日
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

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    タイトルに「経済成長」という単語が出てますが、経済以外のトピックもかなり豊富に盛り込まれてます。現在の社会通念として「当たり前のこと」と捉えられていることへの反論、あるいは問題提起をしている本であると言えます。

    書かれたのは2004年ですが、この時点で既に議論の的になっていた憲法第9条の解釈の論考が第二章にあります。自衛権とはそもそも何なのかというところについても考えさせられましたが、「アメリカの核の傘に入っている以上、間接的に軍事力を行使している日本は本当の意味で平和主義を試したことは一度もない」という論旨は首肯できます。要は自分が直接手を下したか、アメリカに加担したかということですね。こ

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    2017年11月12日