松尾清貴のレビュー一覧
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本作は、虚実入り混じって時代モノの「御馴染なタネ」となっている“真田十勇士”を、少し新しいアプローチで取上げている。「“虚”と“実”」または「“実”と“虚”」というような、ここから踏み込んで「“建前”と“本音”」というような、少し深いテーマが「戦国時代の掉尾を飾ることになった英傑」に託されているような気がした。
「事実とは異なる評判で祭り上げられてしまっている」として、九度山で果てることも止む無しとしていた真田幸村…彼がどうなって行くのか?その真田幸村を盛り立てようと、勝手な打算で仕え始めた猿飛佐助はどうなって行くのか?なかなかに「熱い」モノが在る物語だ… -
Posted by ブクログ
「堕落論」「続堕落論」「日本文化私観」「FARCEに就て」「風博士」を収録。
「堕落論」と「続堕落論」はわかりやすかったが、「日本文化私観」は終着点がどこなのかよくわからず、読解に難を擁した。「FARCEに就て」は言いたいことは伝わってきたものの言葉を重ねるほどに回りくどさが増し、「風博士」については悪趣味とも思えたが、解説に曰くそれが坂口安吾の目指し見直されることを期待した「ファルス」というものとのことなので、安易な批判は避けた方が賢明なのかもしれないが、少なくともわたしの好みではなかった。
「堕落論」「続堕落論」では、所謂国体というものについても話が及んでいるが、「続堕落論」に描かれる「政治家」の姿が今で言う所謂「ネトウヨ」を描いているようで、いつの時代にも変わらずこういった人間がいるのかもしれないとため息をつかされた。
「堕落論」で言われている「堕落こそが人間の真の姿に立ち返ることなのだ」という内容については、これからその意味を噛み締め考えていきたいと思う。 -
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ネタバレ我慢してて最終巻まで読んで良かった!
やっとまともな試合シーンが出てきた(笑)。
女性キャラは相変わらずコメディリリーフにすらならず、勿論萌え要素皆無で野球部の邪魔しかしない。
ユキちゃんはアーパーJK代表のつもりかもしれないが、最後までうっとおしい口調が治らず最大のヒールだった。最悪。
顧問のセバスチャンもひどいんだが。サッカーしか知らない顧問料目当てのドイツ語教師で、執事の役にすらならない。ユキちゃんに食われたのと、1巻に出て来た新の中学時代の顧問がもっとひどいせいで何もしないだけでまだマシって、皮肉が効いてますな。
まともなのは佐久間くん(今回出番は少ない)とリトルリーグの監督と選手だけか…。そのピッチャー諒くんの両親はモンペって、どんだけ意地悪な設定なのか。
楽しめたが、この辺で完結するのが妥当だろう。「おお振り」の最初の試合(廉きゅんの高校最初の、中学時代のチームメイトとの練習試合兼トラウマ克服エピソード)が海鵬高校戦だとすれば、ここまで枚数費やし過ぎ。編集部が打ち切った疑惑がなきにしもあらず。
主人公はこれからどうする? チームのこれからは?で終わらすのが丁度いいんじゃないか。多分、新は甲子園には行けず、高校で野球止めるのかもね。大半のリアルな球児の進路ではあるけど…。
付属中受験した諒くんの合否が分からないが、後輩に期待を持たせた辺りが救い。でもバッテリーの津田くんは筆記試験で落ちたって、ひでえな。
未読ながら、これってあさのあつこ「バッテリー」のタチの悪いパロディなの? だったらこれと読み比べるためだけに読もうかな(笑)。
欠点も多いが、面白かった。野球もの小説はレギュラーだけで9人以上になるのでマンガならまだ顔で違いが分かるが、これはキャラの書き分け不足。主人公の家族とのやりとり等の描写も余りなく感情移入しにくい。今後またこの作者が野球もの書くなら、ここら辺の課題は解消して欲しい。続編はこんだけ賛否分かれて出るかな? -
Posted by ブクログ
『「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー』がアイディア元なんだろうなー、と察しはするが、ここまでアホな設定とは思わなかった。大人が読んでも笑えた。
「おお振り」「ザワさん」「グラゼニ」とか最近の野球ものは変化球で攻めてきますね。書き尽くされたテーマでもまだこの手があったか!と思わせるだけで大成功。タイトル勝ち。
「メジャー」も「バッテリー」も読む気がしない(長すぎるし)私には楽しめた。「侍ジャイアンツ」のハチャメチャさが好きなので。
実写化は高校受験の辺りで絶対突っこまれるのでアニメ化に期待。ラジオドラマやCDドラマでも面白そう。
既刊は4巻までなのかー。続きが早く読みたい!