cocoのレビュー一覧

  • 蜂の奇妙な生物学

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    ネタバレ

    とても興味深かった。
    bee とwaspの違いや何故くびれが顕著になってきたのか(寄生する相手に狙って産卵しやすい)。
    また送粉者としての蜂の利用。2009年にミツバチの大量死があり、イチゴが食べられなくなるかも、と脅されたことは私も記憶にあった。
    アフリカ種のミツバチを持ってきては?との提案もあったらしいが、キラービーというアフリカナイズドミツバチの問題もあり、結局は持ってくることはなかったよう。

    幼虫が食べるためにキノコの菌糸を一緒に入れておく蜂、雄が見つかっていない蜂(ダイミョウキマダラハナバチ)、スズメバチに寄生するネジレバネ(しかも雌は一生スズメバチに寄生)などなど蜂の雑学は楽しい

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    2024年03月12日
  • 里山奇談 よみがえる土地の記憶

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    いいもの読んだ気持ちになったり、ちょっと恐かったりそういう本だった。たくさん好きなのがあった。特に残っているものは「観察会」「笑うものが来る」「おかえりの蜂」「鉤虫」「おまっしらさん」「アイとハシとサカ」「黄昏れ」「陰の膳」「好かれる人」「浜辺にて」「山野辺道行」「松虫」「蜩」「雪の残る熊笹の向こうに」「いけるしかばねのしかのし」「誰 何」「土に還す」「精霊蜻蛉と山の神」。どれも好きで、物語の種を掌にそっともらったような気持ちになれた。「いけるしかばねのしかのし」は続きが知りたい。他の二冊も読みます。

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    2019年11月27日
  • 今日の早川さん

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    ラノベ・ホラー・SF・純文とそれぞれ愛するジャンルは違えど本を好きな気持ちは同じな女の子(子と言えない年の人も一部含む)四人組の日常系四コマ漫画。単行本になって初めて知ったんですが面白かったです!作者ご自身もジャンルを股にかけて読み漁る読書家らしく、古今東西の名作にあやかったサブタイトルには二ヤッとできるし注釈の薀蓄も楽しい。
    それぞれタイプも違えば好むジャンルも違う女子が集えば大抵論争に発展しがちですが、早川さんたちがあーだこーだと言い合う姿は仲良さそうで羨ましい。
    ディープなオタク知識とジャンルへの愛を振りかざし熱弁ふるう姿はややもすると女を捨ててるようにも見えますが、笑いだけではなくなか

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    2017年08月27日
  • 今日の早川さん3

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    SF者の早川さん、ホラーマニアの帆掛さん、純文学読みの岩波さん、ライトノベルファンの富士見さん、レア本好きの国生さんの5人が繰り広げる、読書三昧の日々。人気ウェブサイトの書籍化ですが、本でしか読めないストーリーもあるし、何よりオールカラーのつくりが手にしっくり馴染んで、ネットで読むのとは違った味わいがあります。私も本読みの端くれなので、身に覚えのあることや納得できるエピソード多数。いろはかるたの「は」なんて、ちょうどそのくらいの蔵書数だったりしてギクッとしました。「墓場まで持っていくのか五千冊」 いくともさ。

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    2010年04月26日
  • 今日の早川さん2

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    今回入ってるてんこことティンダロスと帆掛さんのお話が大好きです
    あと、なんやかんや言って仲良しな早川さんと帆掛さんがほほえましいです

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    2009年10月07日
  • 今日の早川さん

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    本好きなら納得の「あるある」が詰まった本
    早川さんの行動に突っ込みを入れつつ、ちょっとドッキリしてしまいます

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    2009年10月07日
  • 今日の早川さん2

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    前巻同様、納得のいくご意見が満載vv 中でも早川&岩波合体イメージってのは、前巻を読んだときまさにそう思ってたからほややや〜んvvと来ちゃった(笑)でも、早川さんは非常に、古き良きSFモノの匂いがする。たしかにblog書いたりネトゲやってたりするクセに、なんだかノリがね…20年前から変わってないんだよね。今のSF界を知らんからなあワタシ…あ、ひとつわかったのは、若くてもちゃんと「帝国の歌」は歌えるんだってことだね(笑)

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    2009年10月04日
  • 今日の早川さん

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    20年も前に日和った軟弱な元SFモノのワタシでも、懐かしくて涙が出るタイトルや作者名がてんこ盛り。あるあるあるとつぶやきながら、思わず泣き笑いしてしまう。ああ、早川さんはある意味、私の理想のヒトだ(笑)ワタシも「夏への扉」で人生変わったし…でも性格的にはきっとたぶん、岩波さんなんだよな(笑) あ、SFモノでも男は出来るヨ大丈夫…サークル内結婚すごい多かったし。でもダンナもSFモノだと、結婚後買った本を離婚する時どうするかは、確実に揉めると思うので(親権みたいなもん…本権?)あらかじめ奥付に名前を書いておくとイイです(笑)

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    2009年10月04日
  • 里山奇談 めぐりゆく物語

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    怪談ではなく、里山の生き物(虫、動物、魚)をめぐる不思議な話。
    虫は苦手だけど、各話での風習や言い伝え、怪談めいた話から伺えるその地の民俗が、気づきを与えてくれる点は良かった。
    会話を追想する際の書き方が独特で、だれがしゃべっているのかわかりにくいものもあった。3人の筆者のうち誰かなのだろう。
    学問的に検証しているわけではないが、怖がらせることを目的に書かれたものではなく、あくまで「里山」をめぐる伝承や昔の話の体験談、伝承なのでカテゴリは民俗学にした。

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    2022年08月31日
  • 里山奇談 あわいの歳時記

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    「たけくやしき」「憑物壺」「玉かんざし」の3篇が印象に残りました。
    中でも「憑物壺」かなぁ。呪物を扱う恐ろしさと、その存在を受け入れていたということが怖いです。各地の狐憑きの伝承とかは、「憑物壺」の話のような家の存在があったからなんでしょうね。
    そういえば、MASTER KEATONで狂犬病を利用した殺人事件の回ありましたね。思い出しました。あの話は、犯人の狂気が恐ろしかったですが、職業にしているという「憑物壺」は、理性があってのことなので、違う怖さです。
    狂気は理解できないけど、職業ということになると職務内容はともかく、仕事をする、という行為は理解できてしまうので。

    「たけくやしき」は漢

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    2021年10月02日
  • 里山奇談 よみがえる土地の記憶

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    日高トモキチが文章を書いているということにまずびっくりした記憶。いや、漫画家の人が文章書くことが別に不思議ではないのだけども、そういう印象がなかったもので。

    里山とは、集落、人里に隣接した結果、人間の影響を受けた生態系が存在する山をいう。深山の対義語(Wikipediaより)。

    つまり、人と自然との境界、キワである場所ということか。
    キワには、面白さが詰まっている。サッカーでいうトランジション。格闘技の打・投・極の際。ブラタモリ曰く、地形のへり・キワ。
    なぜに、面白さがあるかというと、そこに危うさがあるからです。
    平穏が崩れる危うさが。

    そんなキワの面白さ危うさを語った里山奇談41篇。

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    2021年05月18日
  • 野良犬の犬【電子特典付き】

    購入済み

    哀悼の意を捧げます。
    ありがとうございました。

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    2021年03月07日
  • 里山奇談 めぐりゆく物語

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    ネタバレ

    タイトルのごとく。里山にまつわる、色んな方のちょっとした不思議な思い出や体験話。怪談のような怖さはなく、しんみりとした懐かしい気持ちになる。本当は夢だったのかもしれないし、未知の真実があるのかもしれない。何事もはっきりとはさせられない、その曖昧さがよい。

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    2020年12月18日
  • 今日の早川さん3

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    ”本の雑誌”の漫画特集から。これはかなりマニアックで、SFが苦手な自分は、具体的にイメージが追い付かない作品がほとんど。それでもまあ、4コマ漫画っていう読み易さと、全編カラーっていう見た目の麗しさが相俟って、想像以上に楽しく読み進められる。ただ、性格はだいぶ違う主人公5人組だけど、眼鏡3人の見た目区別がつかないのは難点。なにも全員イマイチにしなくても、1人くらい、見た目が良い女性がいても…とも思う。

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    2020年10月29日
  • 里山奇談 めぐりゆく物語

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    怪談よりの民話、伝承。
    おばあちゃんから聞いた話の延長で起きたような里山の怪異譚。
    蛇を苛めると恨まれる。私も信じてたし、この本でも蛇に土をかけて虐めた子供が大怪我した。
    なのにうちの祖母は蛇に熱湯かけて殺したのに98歳。まだまだいきてる。
    ちょっと怪談には物足りない。

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    2020年08月23日
  • 今日の早川さん3

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    1巻と比べると早川さん可愛くなりすぎ。
    しかしまあ、やはりこの手の漫画で登場人物に彼氏を作るのは駄目ですなw

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    2013年01月22日
  • 異形たちによると世界は…

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    こっちは、単行本にはならないだろうと思っていたので、喜びも大きいです。

    わたしは、矢野 健太郎のケイオス・シーカーとオーカガスト・ダーレスで、クトゥルー神話に入ったクチなので、ハストゥール がお気に入りです。
    とうことで、このマンガでも、ハスター好きです。

    しかし、実際、神様なんて、なに考えてるかわからない人(神)たちなので、こんなもんが意外と真実なのかもしれない(笑)

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    2011年08月11日
  • 異形たちによると世界は…

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    「今日の早川さん」でおなじみの、COCOさんのクトゥルー本。

    可愛らしい、丸っこいキャラが登場する4コマ漫画形式なので、クトゥルーの入門書にオススメ…ではあるが、クトゥルー神話が何か分からない人は、多分そのまま入門しない方が良いかも、な逸品。

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    2011年07月26日
  • 今日の早川さん3

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    「早川さん」も、3巻目。なんか、うれしいな。

    1巻は、早川さんと岩波さん。
    2巻は、早川さんと帆掛さん。

    ときて、3巻目は、早川さかと国生さんにスポットがあたった感じかな。
    国生さんには、秘密があるみたいです。…いや、秘密でもないのか?

    いや~、安心する。
    って、それじゃいけない気もしますが。

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    2010年09月06日
  • 今日の早川さん3

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    1巻と並べて比べてびっくり!キャラが皆可愛くなってる!
    何が違うのかと思ったら、目の書き方が変わった事と、あとは全体的に色使いが明るくなってる気がします。

    中身はというと・・・いつも通りな感じで非常に楽しめました。

    特に、いろはかるたの『ふ』には笑わされました(笑)。思わず「そのままじゃねーか!」とその場でツッこんでしまう程にw

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    2010年06月26日