cocoのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレとても興味深かった。
bee とwaspの違いや何故くびれが顕著になってきたのか(寄生する相手に狙って産卵しやすい)。
また送粉者としての蜂の利用。2009年にミツバチの大量死があり、イチゴが食べられなくなるかも、と脅されたことは私も記憶にあった。
アフリカ種のミツバチを持ってきては?との提案もあったらしいが、キラービーというアフリカナイズドミツバチの問題もあり、結局は持ってくることはなかったよう。
幼虫が食べるためにキノコの菌糸を一緒に入れておく蜂、雄が見つかっていない蜂(ダイミョウキマダラハナバチ)、スズメバチに寄生するネジレバネ(しかも雌は一生スズメバチに寄生)などなど蜂の雑学は楽しい -
Posted by ブクログ
ラノベ・ホラー・SF・純文とそれぞれ愛するジャンルは違えど本を好きな気持ちは同じな女の子(子と言えない年の人も一部含む)四人組の日常系四コマ漫画。単行本になって初めて知ったんですが面白かったです!作者ご自身もジャンルを股にかけて読み漁る読書家らしく、古今東西の名作にあやかったサブタイトルには二ヤッとできるし注釈の薀蓄も楽しい。
それぞれタイプも違えば好むジャンルも違う女子が集えば大抵論争に発展しがちですが、早川さんたちがあーだこーだと言い合う姿は仲良さそうで羨ましい。
ディープなオタク知識とジャンルへの愛を振りかざし熱弁ふるう姿はややもすると女を捨ててるようにも見えますが、笑いだけではなくなか -
Posted by ブクログ
「たけくやしき」「憑物壺」「玉かんざし」の3篇が印象に残りました。
中でも「憑物壺」かなぁ。呪物を扱う恐ろしさと、その存在を受け入れていたということが怖いです。各地の狐憑きの伝承とかは、「憑物壺」の話のような家の存在があったからなんでしょうね。
そういえば、MASTER KEATONで狂犬病を利用した殺人事件の回ありましたね。思い出しました。あの話は、犯人の狂気が恐ろしかったですが、職業にしているという「憑物壺」は、理性があってのことなので、違う怖さです。
狂気は理解できないけど、職業ということになると職務内容はともかく、仕事をする、という行為は理解できてしまうので。
「たけくやしき」は漢 -
Posted by ブクログ
日高トモキチが文章を書いているということにまずびっくりした記憶。いや、漫画家の人が文章書くことが別に不思議ではないのだけども、そういう印象がなかったもので。
里山とは、集落、人里に隣接した結果、人間の影響を受けた生態系が存在する山をいう。深山の対義語(Wikipediaより)。
つまり、人と自然との境界、キワである場所ということか。
キワには、面白さが詰まっている。サッカーでいうトランジション。格闘技の打・投・極の際。ブラタモリ曰く、地形のへり・キワ。
なぜに、面白さがあるかというと、そこに危うさがあるからです。
平穏が崩れる危うさが。
そんなキワの面白さ危うさを語った里山奇談41篇。