岩波ジュニア新書の一冊。中、高校生むけの新刊で、私立中学校での課外授業をまとめた。筋は明確ながらも、それなりに難解だとおもう。
ミヒャエル・エンデの『モモ』を読んでくることが前提ではじまった授業。「時間の貯蓄」、「産業社会で失うノウハウ」、「労働者を消費者にする『フォーデズム』」「みんなが欲しいものが欲しい」とわかりやすい項目がある。
他方で、宮沢賢治の詩を引き合いに「『見えないから見える』という原理」となると、子どもにはわかりやすいが、大人には難解ということか。大人にとっても有意な、ジックリ読ませてくれる本ではあるが。