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Posted by ブクログ
情報化社会に生きる私達はどう生きていけばいいのかを、メディアの問題や情報産業社会の初歩を通して考える本。
エンデのモモからの引用を多用しているので、まずはモモを見てからこちらを読むと良い。紛れもなく名著である。
メディアという世界を通した意識や文化産業自体の仕組みを考え出すと恐ろしい事実が見えてくる。我々は実態ではなく、情報が産み出した現象ではないのだろうか、という疑問だ。
操るものが何時の間にか操られている。これほど滑稽な話はないが、事実我々は情報に翻弄され感覚も奪われている。スマホ片手に歩く人々が良い例ではないか。
我々が見ているデジタルデータは0と1が織り成した現象である。0と1を見ただけでは私達は理解できない。
それでは0と1を生み出しているものは何か?その先は何があるのか?
そんな事を考えると、全てを生み出す真理というものは、簡単そうな外見なのに現象にすぎない我々には全く理解できない類であるのだろうと思ってしまう。
情報のマリオネットであることを気づかせてくれ、それを断ち切る術も教えてくれる良書であった。
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