石田英敬のレビュー一覧

  • 現代思想の教科書 ──世界を考える知の地平15章

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    2013.03 興味がある分野とない分野が混在していたか、教科書というだけあってたいへん勉強になった。

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    2013年03月18日
  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

    Posted by ブクログ

    情報化社会に生きる私達はどう生きていけばいいのかを、メディアの問題や情報産業社会の初歩を通して考える本。


    エンデのモモからの引用を多用しているので、まずはモモを見てからこちらを読むと良い。紛れもなく名著である。



    メディアという世界を通した意識や文化産業自体の仕組みを考え出すと恐ろしい事実が見えてくる。我々は実態ではなく、情報が産み出した現象ではないのだろうか、という疑問だ。



    操るものが何時の間にか操られている。これほど滑稽な話はないが、事実我々は情報に翻弄され感覚も奪われている。スマホ片手に歩く人々が良い例ではないか。



    我々が見ているデジタルデータは0と1が織り成した現象

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    2011年10月22日
  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

    Posted by ブクログ

    岩波ジュニア新書の一冊。中、高校生むけの新刊で、私立中学校での課外授業をまとめた。筋は明確ながらも、それなりに難解だとおもう。

     ミヒャエル・エンデの『モモ』を読んでくることが前提ではじまった授業。「時間の貯蓄」、「産業社会で失うノウハウ」、「労働者を消費者にする『フォーデズム』」「みんなが欲しいものが欲しい」とわかりやすい項目がある。

     他方で、宮沢賢治の詩を引き合いに「『見えないから見える』という原理」となると、子どもにはわかりやすいが、大人には難解ということか。大人にとっても有意な、ジックリ読ませてくれる本ではあるが。

     

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    2011年05月17日