石田英敬のレビュー一覧

  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

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    情報産業社会の中で、私たちがもっと自分らしく生きていくためにはどうしたらいいのか、というのがテーマ。

    宮沢賢治や『モモ』の話から始まって、哲学、資本主義、株価、情報テクノロジー等さまざまな観点から論じられており、非常に示唆に富む。

    数ある岩波ジュニア新書の中でも自分的には、ベスト3に入る良書。大人にもおすすめ。

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    2025年07月27日
  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

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    情報メディアをシャットアウトして、自分自身の思考を活動させるタブラ・ラサの時間をつくる。
    また自身の情報取得経路を振り返る。そうして自身を成り立たせている情報の生態系、回路の見取り図を手に入れる。そして現実世界で実際に多くの体験をする。最後に自分なりの表現方法で情報の世界に自身の考えを送り出す事で、情報環境を自分の環境とする事ができる。

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    2021年10月03日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    ネタバレ

    東浩紀が師匠の石田英敬の構想をきく形で行われたゲンロン・カフェでの対談講義を書籍にしたもの。最新の知見にもとづいて、「記号論」を構想しなおしており、知的にとても刺激をうける。
    特に、脳とメディアの関係性は、自分の問題意識とあっている。
    一方、橘玲がかなり否定的に書いているフッサールやフロイトを肯定しているので、考えさせられる。

    第1講義 記号論と脳科学
    ・歴史的には、バロック記号論(ロックとライプニッツ)から現代記号論(パースとソシュール)を経て情報記号論に
    ・フォトグラフ(光)、フォノグラフ(音声)、シネマトグラフ(運動)のグラフは「書く」ということであり、記号として通底
    ・ヒトはみな同じ

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    2021年02月23日
  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

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    我々の生きる情報化社会がどのようなものかを高校生向けに説明した本。
    技術的無意識についての話、アナログ技術革命とデジタル技術革命の話、ミヒャエル・エンデの「モモ」の読解など、興味深い内容がいくつもある。

    同じ著者の「新記号論」を以前読み、そちらも大変面白かったが、そこで書かれていた内容がこの本にも出てくる。高校生向けなので表現が平易で読みやすい。
    電車の行き帰りの時間に読めた。

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    2020年11月09日
  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

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    中高生に、こんなにスリリングな話しができる大人は、なんてかっこいいのだろう!

    自分の脳が情報過多になっていることには、生理学的に気がついていて、別の部位を働かせることが有効だと思う。例えば運転。


    そしてオフライン!

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    2020年04月03日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    東浩紀の理解力バケモノか?
    わりとフロイトの話が多い。個々の説明はわかりやすいんだけど話があちこちに行くので、全体としてしっかり把握するには理解力がいるなあと思った。
    補論のGoogle広告の話についてはいままさにそういう仕事をしているから多少疑問に思うところもあったけど、そういう着眼点かあ、って素直に驚いた。ヘーゲルのピラミッドの話もはじめて聞いたけど面白い。
    理解できないところがあったとしても、現代のメディアを読み解くためのヒントがたくさん詰まっているので、読む価値は大いにある。

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    2019年09月23日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    悲しくなる本である。
    内容的には断然面白いのだけど。

    問題は、捨てたもんじゃないでしょ、という東さんにたいして、衆寡敵せず、と言うほかないことなのだ。
    安易に感染する縁無き衆生には、インテリゲンチャの言葉は届かない。
    度しがたいバカを救えるのか、と問えば、無理でしょ、と言うほかない。

    それと、文系がどうこういう理系の輩、というのは、所詮9割のクズの側でしかない。
    理系という鎧を身にまとえば無敵になれる、などという脳天気な勘違いをしている時点で終わっている。

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    2019年08月09日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    とても面白いけども、疑問も色々と湧いてくる。
    ちょっと極端に過ぎるところもある。
    今の情報化社会の過大評価もある。
    なぜ人文系が、記号論か、時代に対応できないのか、それは、世の中の多様化、というか、多様性の顕在化、に、答えられないからではないのか。

    情報記号論を考えていくにあたって、バロック記号論まで遡らなければ、というものの、本当にそこまででいいのだろうか?
    メディアを、アナログメディアやデジタルメディアとして、写真、映画、ウェブにしてるけど、書物だってメディアなわけで、そこが最後まで気持ち悪い。
    書物をメディアと考えてないので、コンピュータの構想されたバロック記号論を遡る原点としてるけど

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    2019年05月05日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    人間が作り出した記号は、インターフェイスを通じて機械と交流するものになった。機械のために変換した記号ゼロイチが人間社会に逆流して侵食、感染していく中で、人文学が果たす役割と自由について。

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    2019年04月30日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    衝撃の一冊だった。情報学環で石田先生の授業を受けたこともあったので懐かしくもなった。閉塞が叫ばれる、思想界ひいては人文学であるものの、石田先生が接続を試みる脳神経学的アプローチは思想に新たなアクチュアリティを付与する。

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    2019年04月27日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    フロイトの再解釈からつながる記号の逆ピラミッド面白いわぁ。本の中でもツッコミ入ってたけど第3講義の後半を先に読んだ方が全体像がわかる笑

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    2019年04月20日
  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

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    ジュニア新書は相変わらずジュニア向けでないハイレベルな本を出してきます。
    エンデのモモをベースに議論が進みます。
    最後の章は非常に参考になった。

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    2011年02月06日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    ネタバレ

     記号論とはなにか。歴史からここまでの新しい言説までをまとめたものである。知を愛するものであれば必読の書である。
     この分野はコンピュータ、AIの発展の礎になっているし、そもそもメディアを探究する場合にも必要になるものである。
     本書に「ヒトはみな同じ文字を書いている」、「ニューロンリサイクル仮説」を取り上げた箇所がある。ヒトが進化の過程で森で生活していた時期があるとされる。その森での生活でモノを見分けるのに使っていた視覚に関する身体の部位や脳の視覚野。これを文字を読むことに転用しているのではないかということの根拠にしているのである。
     グラフィックレコーディングにおいて、文字を書く、絵を描く

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    2022年05月01日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    ネット社会となった今を生きるということについて、人間の自由について、脳神経科学を踏まえた哲学としての説明がされている。スッと入ってくるところが多かった。
    いつの時代も、人との繋がりの中にしか自分を見出せないだろう。メディアが変わっても、不器用でも粘り強く、勇気を持って向き合っていくしかない。改めて感じた。

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    2021年07月22日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    自然科学と人文学が融合した本書は、非常にボリューミーな上に内容も難しい。そのため、読み進めていく間に何度も挫折しそうになりながらも、なんとか読み終えることができた。「ヒトはみな同じ文字を書いている」という事実に驚嘆した。全てを読まなくても良いから、その項目だけでも読んでほしいくらい(笑)

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    2019年09月03日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    文理の壁をアクロバットに飛び越えまくる、脳汁出まくりの論展開。
    メディア・テクノロジーに媒介され成立してきた記号論を、情報処理と結合させる事で新たに捉え直す試みは猛烈アハ体験。

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    2019年06月17日
  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

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    ネタバレ

    通読 

    高校生向けの本なのでさくっと読める。
    情報産業社会に生きる僕たちがどうやって未来を作っていくかについて書かれた本。
    資本主義の理念や産業のあり方をギリシャローマ時代の哲学にまで還元して説明しているのは分かりやすかった。

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    2013年05月06日
  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

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    情報社会到来による影響を社会科学的に書いたジュニア向けの本。わかりやすいけど、書いてあることは非常に意義があって良い。これは大人でも読むべき。

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    2012年11月25日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

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    石田さんが書いてる補論は第一のものですでによく理解できず、というよりそもそも本論の東さんとの講義のところからして良くはわからないまま読んでいたのだが、東さんがところどころ解説してくれるのでなんとか読み進められていたようなものだった。

    結局のところ、一生懸命お二人が、今のこの時代に哲学が、人文学が何をすべきなのかということを何時間もかけて語ってくれているのだが、読んでるこちらはそれがどうして大切なのかということがよくわからないから、噛めずに舐めてるみたいな読み方になってしまった…

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    2023年11月18日
  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる

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    情報化社会に生きる私達はどう生きていけばいいのかを、メディアの問題や情報産業社会の初歩を通して考える本。


    エンデのモモからの引用を多用しているので、まずはモモを見てからこちらを読むと良い。紛れもなく名著である。



    メディアという世界を通した意識や文化産業自体の仕組みを考え出すと恐ろしい事実が見えてくる。我々は実態ではなく、情報が産み出した現象ではないのだろうか、という疑問だ。



    操るものが何時の間にか操られている。これほど滑稽な話はないが、事実我々は情報に翻弄され感覚も奪われている。スマホ片手に歩く人々が良い例ではないか。



    我々が見ているデジタルデータは0と1が織り成した現象

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    2011年10月22日