坂田靖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タダの本の続刊のようです。中村軒についてはネタを追加しています(P102)。土産物も著者の手になると、本当に持ち帰るべき土産物や【みやげばなし】となります。坂田靖子さんのイラスト付きなので、ファンは必携! えっ、どっちのファンだって?
この本の味付けでS28が利いています。
大島弓子の『綿の国星』(P60)、木原敏江の『アンジェリック』(P94)、もちろん、坂田靖子の『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』(P124)。
でも、驚いたのはシモーヌ深雪さんの写真付き(P107)。上御霊神社のコンサート(2010年5月)で一人ゴージャスだったのを思い出しました。 -
Posted by ブクログ
知能犯・パスコーリ、理論派・アイルショー、小心者・マッシュ、朴訥・ムサイ、フェミニン・トロップの五人からなるD班が巻き起こす騒動を描くコメディ。
読んでいてエーリッヒ・ケストナーの『飛ぶ教室』を連想した。
悪戯小僧たちは記号化されたシンプルな絵柄でありながらイキイキとしている。
校長先生をはじめとする振り回される大人たちもなかなか素敵。
ただ「悪戯では済まないだろ」というものも多く、少し倫理観の線引きにギャップを感じた。
特にE班の少女たちね。女性の理不尽さみたいなものを強調して描かれているのだが、あまりにも醜悪に戯画化されすぎており、しかもその報いを受けないこともあいまって、抵抗感を覚え