坂田靖子のレビュー一覧

ベルデアボリカ 1巻

坂田靖子

坂田靖子の新作長篇ファンタジーで、しかもシリアスです。
これだけで飯が何杯も食える！
無骨な王ツヴァスと得体のしれない魔法使いヴァルカナルの組み合わせだけでも最高なのに、連載はまだまだ続くってんだから盆と正月が一緒にきたようなもんです。
坂田さんらしい少女漫画テイストをしっかりいれているので、いくらでも深読みできる妖しさにもにやにやできる。
Webコミックは苦手なんだけど、連載追っかけようかな。

闇月王

坂田靖子

・闇月王
・テンプテーション
を収録。

どっちも楽しい話だけど、闇月王は特にお勧め。
楽しいです。

バジル氏の優雅な生活 1巻

坂田靖子

学生の頃読んでもこの世界に癒されたが、大人になって読んでもまた違う癒しがあった。
ビクトリアは理想の女性像です。

アイヴォリー

竹下文子 / 坂田靖子

これも小学校にあった。枯れた花のほうが好きとか魔法瓶を取りに入って死んじゃったおじさんとか、淡々と描かれてるのにＥＭＯい。ラストが物凄く好きで好きでたまらん。全体的に気だるく、切ない。

バジル氏の優雅な生活 1巻

坂田靖子

絵は簡素ですが、描かれている世界は人間味が溢れていて、何度読んでも癒されます。
人に薦めても良い反応が返ってきたことがないが、著者の坂田靖子氏の波長が、自分にピッタリと合っているのだろうか、手放せない作品。

マーガレットとご主人の底抜け珍道中 望郷篇

坂田靖子

正統派食いしん坊タルカムさんと料理上手で好奇心旺盛マーガレット奥さんの楽しい日常。あれだけシンプルな絵なのに，どうして出てくる食べ物すべてがおいしそうに見えるのだろう。プディングなんて，ただの丸なのに。

バジル氏の優雅な生活 1巻

坂田靖子

【概要など】中世の物語。バジルさんがいろいろな人を助けていく、という話。
【面白い！という点】ロンドンに行きたくなるようなところ。
さまざまな人が登場し、その人間関係についてが面白い。
【こんな人にお勧め】癒されたい人

バジル氏の優雅な生活 1巻

坂田靖子

英国の文化や風潮をそこはかとなく感じ取れる素敵な漫画。
出てくる人間は全て良い人。そんなのありえないって思うけど、実は見方を変えてるだけなんだよなーって思わせてくれる。
この本を読むと、美味しい紅茶と美味しいスコーンを食べたくなります。

星食い

坂田靖子

文庫版コミックです。
手元においておきたい、坂田ワールド。まさしく掌にある世界といった感じの、独特なストーリーは童話性が強く、子供と一緒に絵本として読める一品です。

バジル氏の優雅な生活 1巻

坂田靖子

１９世紀英国“風”の幸せなおとぎ話。ひたすら性善説に裏打ちされつつ、人生の苦味もトッピングされてるあたりが憎い。

闇夜の本 ３

坂田靖子

へたに文芸作品を読むよりも、文学性を感じる漫画作品。タイトルどおりの大人のためのSFメルヘン秀作。眠れない夜これを読むと、頭の中が一周旅をして、我にかえることができます。まさにそんな読後感。

星食い

坂田靖子

坂田靖子さんのはどれも好き。この飽き性の私が何度も読んでしまう。独特の世界、その中の住人になっていつもと違う感覚で周りをみれます。日常世界にいながら、ファンタジーの世界を感じる楽しみができます。

珍犬デュカスのミステリー （2）

坂田靖子

（Ⅰ）デュカスかわいい。
（Ⅱ）お気楽デュカスがいたならば深刻になりそうな話だっておもろくなるよ。
（Ⅲ）デュカスと龍一さんと玉緒さんと冴子さんをずっと見ていたくなる。

／返済遅延：ミニチュアダックスが大きくなったからと支払いを拒否する金持ち女に玉緒さんブチ切れ。
／弁当：味覚音痴の奥さんの弁当。
／海の男たち：釣り好き夫が自宅に釣り堀を。一方玉緒さんも釣り好き男から借金取り立てを。
／ハシゴ：狭い家を広くしたいので階段をハシゴにしたい客。
／瓦：瓦が割れてると言って強引に修理し他の部分も直し法外な金額を取る悪徳業者たち。
／お花見遠足：犬は殺しても器物破損にしかならない。
／あなたのおそばに：サラ金やオレオレ詐欺。
／夏の休日：デュカスの怪しいものコレクション。
／コート：毛皮の怨念。
／ポン助：デュカスはポン助に似ていた。
／バカンス：海で家出。
／秋はむくむく：ひったくり犯と太り気味デュカス。
／どんど焼き：書き初めを燃やそうとしたらなぜか耐震偽装の書類が。
／花見日和：花見でお狐様が。
／日本の夏：ど田舎の家屋改修と猿の被害。
／イヌバカの系譜：イヌバカはそこらへんに落ちている。
／大雪の日：デュカスは龍一のことが大好きだとわかる地球温暖化の冬の日。
／写真いいですか？：自販機で地縛霊と段ボールと花とデュカスと写真。
／お祭り：お祭り男たち。
／夏休み日記：夏になったら絵日記を書いてみよう。

■デュカスについての簡単な単語集

【岡田建築設計施工事務所】舞台となる会社。社員は社長の龍一と新入社員の谷待冴子と犬のデュカスだけ。美形の社長目当ての女性客も多く「設計施工ホストクラブ」という面もあったりする。
【谷待冴子／たにまち・さえこ】岡田建築設計施工事務所の新入社員。月給四十万円に目がくらみCAD使えるなんて口からでまかせをやってしまった。ケータイすら苦手。WordとEXCELくらいは使えるようだ。龍一はCAD以外なにもできないので実質的には会社経営と営業を任されることに。
【玉緒】龍一の逃げた妻。腕の良い取り立て屋（アルバイト）。ときおり事務仕事を手伝う小人さんになってくれる。デュカス大好き。
【デュカス】犬。シェルティとポメラニアンのハイブリッド。甘いもの好き。人語を使うが龍一と玉緒は知らない。太ったタヌキと思われること多し。
【龍一】社長。岡田龍一という名前でしょう。お気楽天然系。設計の能力とルックスはいい。金銭感覚は壊滅的で会社経営はあってなきがごとし、350円の弁当を買うのに三万五千円出したりする。コンピュータはCAD以外は使えない。霊感あり。デュカス大好き。

マーガレットとご主人の底抜け珍道中 望郷篇

坂田靖子

[マンガ猫]

ロマンチック

イスの都の物語が一番好き。イギリスらしさがプディングやらパブやらに出ていて、コロナが収まったら行ってみたいな。

マーガレットとご主人の底抜け珍道中 旅情篇

坂田靖子

[マンガ猫]

大好き

高校生のころに読んで、こんな夫婦やこんな旅行に憧れた。親からは夢見がちだと冷ややかなことを言われたけれど、今でも好き。

ツビッキーコレクション ： 3

坂田靖子

シリーズ最終巻。役に立たないものを集めた博物館を作らなければならないという設定なのですが、坂田さんが双葉社で展開するシリーズは基本が実社会というもので、設定よりも人物活写がメインになっていく傾向があるようです。この作品も全体を通してはツビッキーという人物が掘り下げられていっています。続きも見たいところですが、とりあえずここまで。といったところでしょうか。

ツビッキーコレクション 1

坂田靖子

父親が残したのは奇妙な遺言。後を継いだ古城には言うことをまるで聞かない使用人家族が一緒に暮らしていてどちらが主人かわからない。その上、葬式の日に突如現れた自称”弟”とも暮らす羽目になって・・。という坂田さんらしい、まるで洋画のような設定のお話。展開も久しぶりにコメディの方に振ってあってこの後もとても楽しみです。

マーガレットとご主人の底抜け珍道中 望郷篇

坂田靖子

この前　久々に古本屋に行って来ました ＾＾
なんか懐かしい本や、お宝本を発見できるのかとの期待でワクワクしますね♪
そこで見つけたのがこの本。昔大好きで読んでた坂田靖子さんのコミック ＾＾/
今も本棚に7冊ほど残ってますが、何冊かはどこかにいってしまいました (^^;)
古本屋の本棚を物色しながら　見つけた時は思わず　(￣ー￣)ﾆﾔﾘ

見つけたのは上のハヤカワ文庫じゃなく、その前のプチフラワーコミックスの方の第1巻。　残念ながら、残りの2～5巻はありませんでした。

坂田靖子さんの漫画は、ほんわかうきうきの作品が多くどれも好きです。
絵もそんなに描き込んでないのに、表情が良く出ててこの珍道中のお話も、奥さんのマーガレットが、突然南極に行ったのをご主人が追いかけて行ったり、突然ネッシーを見に行ったのを、またご主人が追いかけたりと、マーガレットさんの天然のボケやドタバタに、知らず知らずのうちに顔がニヤニヤしてました。(^O^)

闇夜の本 １

坂田靖子

[ごんいぬ]

癒し系

癒し系の画風の絵本のようなファンタジー漫画。

サタニックブランチ 変人探偵エム

坂田靖子

『バジル氏の優雅な生活』のころの雰囲気があって、懐かしく、楽しく読めました♪

坂田先生には、こういうストーリー漫画を、まだまだ描いていただきたいですね(*^^)v