高松美咲のレビュー一覧
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石川県の田舎から東京の進学校に進学した岩倉美津未。まっすぐで少し天然な彼女は、都会の同級生から浮いてしまうが、クラスの人気者・志摩聡介をはじめとする仲間たちとの交流を通して、友情や恋愛、そして自分の居場所を見つけていく。等身大の高校生活を温かく描いた青春群像劇。
『スキップとローファー』は、読んでいると心がじんわり温かくなる青春漫画です。田舎から上京した美津未は、素直で正直すぎる性格が空回りしてしまうことも多いのですが、その一生懸命さが周囲の人を動かし、やがて大切な仲間や信頼を得ていく姿に胸を打たれました。志摩との関係性も、単なる恋愛の枠に収まらないのが魅力。互いに惹かれ合いながらも、それぞ -
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現在活躍中の漫画家さんが選ぶ、マイ・ベスト・オブ藤子・F・不二雄&二次創作アンソロジー。
私は、浅野いにおさんののび太が、とても良いパラレルのび太だなと思いました。どこかの時空にいてほしい、こんなのび太。そして、良い子すぎず、のび太を「きみ」って呼ぶしずかちゃんも。
私はどちらかというと藤子・F・不二雄は子供の読むものと思って特に関心を持ってなかったけど、この一冊で完全に見方が変わりました。
奇をてらったコマ割りや演出はなく、モブに至るまでキャラクターを描き分け、セリフもストーリーも誰にも分かる絵と言葉で描く。それがどんなにすごいことか。作品を寄せているのは現役で活躍されてる漫画家さんた -
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Posted by ブクログ
人とのかかわりが苦手らしい達は高校に通えなくなり家にいる。絵が得意で時々家の中を走り回ったり指を高速で動かすなどの癖がある。弟で小学生の晶の目線から日常が語られていく。晶は兄のことが大好きで兄の描く絵も好き。だけど、どうやら世間的には兄の立場は褒められたものではないようだし、晶の家族構成も不思議らしい...。
とりたてて大きな事件が起こるわけではなく少しだけ変わっている兄弟と家族が小学生の目線から(晶の目線も独特)語られ、最後だけ語り手が変わる。悪くなかったものの終わりが中途半端だし、最後の語り手にあまり共感しない。大人向けならいいけど、児童書でこの終わり方は納得いかないなぁと思って星を3つに