矢部宏治のレビュー一覧

  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

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    アメリカに金玉を握られている状態の日本の実態を認識できる本だ.フィリピンの政治家がアメリカと対等に交渉できるのに,日本の政治家はどうしてそれができないのか.それを考えてみると,鳩山さんの突飛な発言は重要だったと感じてきた.1952年のサンフランシスコ講和条約と引き換えに結んだ安保条約で,日本の独立はうやむやにされた訳だ.この状態を打破する気概のある政治家はいないのか.嘆かわしい.

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    2015年11月30日
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

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    本書を読んで驚くことがたくさんあったし、自分の無知を知った。
    日米地位協定とは「日米安全保障条約に基づく在日米軍とその軍属の地位に関する協定」であり、その前身は日米行政協定である。
    戦後体制のサンフランシスコ講和条約、安保条約、行政協定という三重構造の一部である。
    敗戦国である日本は、戦後どのような状況でこれらの条約に調印したのかという事実もとても衝撃的だった。
    安保条約は、吉田茂一人で調印したのである。
    それも直前まで内容を知らされていなかった。
    それが、現在の日米地位協定に至っている。
    その内容がまたしても驚愕である。
    米軍に対して、日本の法律が適用されないというあまりにもひどい不平等条約

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    2015年11月13日
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

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    アメリカインデアン悲史を髣髴とさせる。それが今の日本なのだ。◆吉田茂が掛け違えた日米関係が、今も引きずるのか。◆◆1年更新の日米安保を何で更新を止められないのか…。まずはそれからだろう。

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    2020年07月27日
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

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    日米地位協定の問題点や、沖縄の基地問題についてよく取材されておりわかりやすい。1950年台の問題と沖縄返還前後のこと、最近2000年以降の話が入り混じっており混沌としているが、取材にかけるジャーナリストの凄みがあり納得力がある。 前向きで建設的な今後の改善を期待してやまない。

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    2013年10月07日
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

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    日米地位協定自体の不平等ぶりと、その協定にさえない、より不可思議な不平等な話。
    アメリカ人のほとんどが、沖縄自体を知らないのではないかという。アメリカの無関心が、この協定の改訂へのハードルの一つ、ではあろうけれど、とうぜんもう一方の我が国側でどんな力が働いているのか。それこそ原子力問題と似た構図がある。
    ところで、民主党政権がオスプレイ配備に対して、日本からはどうしろこうしろという話ではない、と言ってしまったが、これは図らずも地位協定による権利(の無さ)を白日のもとにさらしたわけで、自民党だったら「厳重に抗議する」などという演技をして、バレないようにしたのであろう、と。さて、では今度の政権は、

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    2013年08月03日
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

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    沖縄や米軍、日米安保を考えるうえでの必読書

    私自身は地位協定は名前しか知らず、今回初めてその内容と問題を認識した

    「憲法より大切」とは思わないが、「憲法を考えるうえで大切」な常識

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    2013年08月03日
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

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    衝撃的。眼から鱗。
    本当は、憲法より大切というのが判る。
    地位協定は、学校で習った覚えもないし、マスコミでも
    さほど詳しく報道されていない。知らなかった。
    確かに、日本は独立国とは言いがたいかもしれない。
    憲法改正をしたがる自民党の方針も理解出来る。

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    2013年06月01日
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

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    安保と地位協定の基本を学ぶ良書。
    「原発神話」ならぬ「アメリカ神話」「安保神話」が行き着いた現在の政界、マスコミ、企業の思考停止状態の淵源を知る為には必読だろう。
    問題は闘いの展望をどう描くか。闘いの現状分析と導きの書の出現を希望したい。

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    2013年05月24日
  • 知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた

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    ネタバレ

    ・アメリカは日本を防衛する義務はない
    ・しかし日本の国土を自由に軍事利用する権利を持つ
    ・日本の基地から自由に出撃し、他国を攻撃する権利を持つ
    ・戦争になったら、自衛隊を指揮する権利を持つ
    ・必要であれば日本政府への通告後、核ミサイルを日本国内に配備する権利を持つ

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    2025年04月07日
  • 知ってはいけない 隠された日本支配の構造

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    現在の日本は米軍に占領されていた当時と変わっていない、半独立国だという話。

    最初の方を読む限りでは、「とんでも本だったかなー」という感想を抱いた。しかし読み進めるうちにジワジワと「あれ、本当なのかも…」と説得力を増していった。

    沖縄の米兵によるレイプ事件など、米軍基地内での治外法権は知っていた。それだけでもなんでそんなことが許されるのだろう?と疑問に思っていたのに、日本はそれどころではなかったらしい。

    国際情勢が不安定な昨今、色々と考えさせられる本だった。

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    2025年03月08日
  • 知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた

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    戦後も日本は支配されたままで、主権なんてないに等しいじゃないか!と絶望的な気分になった。
    まずは知ることから…というのはその通りだと思うのだけど、必ず未来は変えられると言われても、どうやって?と思ってしまう。
    「新しい未来を生み出すのは、みなさんの仕事です。」
    うーん、一市民にそんな大きな仕事はできる気がしない。どうしたらいいんだろう…

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    2025年02月04日
  • 知ってはいけない 隠された日本支配の構造

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    日本とアメリカの関係で一番肝心なことを知らなかった。敗戦直後の占領期以来、吉田茂や岸信介がアメリカと交わした平和条約の裏で重大な軍事上の「密約」があったことだ。それは国の有り様を決める決定的なものにもかかわらず国民には一切知らせず隠し通してきたものであった。

    先ず「横田空域」という米軍が支配している東京都西部の専用空域の話からこの話は始まる。いつも不思議に思っていたJALやANAの民間航空機が不自然なルートを飛ばざるを得ない理由もここにあった。この巨大な米軍の管理空域は「日本国内法の根拠は何もなく(立ち入ることができない)アメリカの自由な空域」となっている。
    2010年沖縄の「嘉手納空域」が

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    2024年12月10日
  • 知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた

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    よく調べていて洞察も深いと思いますが、養老先生が言うように大きなカタストロフィーがなければもうこの国は変わらないのではないか、そんな気がしてしまいます。きっと道はあるんだと思います。ただそういう密約あったとしてもそれほど振り回されるものなのか分かりません。

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    2024年05月31日
  • 知ってはいけない 隠された日本支配の構造

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    この本の主張
    日本はアメリカの言いなり
    アメリカは日米合同委員会でどんな法律でも通せるし、裁判所をコントロール出来るため違憲でも関係ない。そして、それらの法律の日本への影響となぜこういう日米関係になったかを細かく細かく書いてる一冊

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    2023年11月28日
  • 知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた

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    歴史の授業では表面的にしか物事を習っていないが、事の成り行きを詳細に知り理解することで国と国との相互理解、関係の維持につながるのだと思った。

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    2023年08月05日
  • 知ってはいけない―隠された日本支配の構造―

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    六本木に米軍基地があることを全然知らなかった。しかも赤坂区、今年の2月にも18年連続で撤去要請をしていたのか。
    飛行機が離陸後旋回するのは高度上げる為の準備だと思っていたが、高度を上げる理由が米軍の空域を避ける為…。ちょっと鳥肌立った。
    漫画の絵がお世辞にも上手くなくて やたらセクシーなねーちゃんを押し出してくるので かなり嘘っぽく、眉唾物に見えてしまうんだが
    調べてみるとちゃんとネタは出てくる…。
    こうしてみると、マスコミは何してるんだろう…?

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    2022年05月08日
  • 知ってはいけない―隠された日本支配の構造―

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    米軍が日本で好き勝手できる理由を暴露する漫画。
    峰不二子みたいな謎めいたおねーさんが案内役になり、間抜けな編集者たちが真実を目撃していくストーリーになっている。
    日本の政治家も知らない日米合同委員会なる会があり、そこで密約が交わされていて米軍は治外法権となっている。その密約を作ったのがマッカーサーに入れ知恵したアメリカ人。
    米軍機が地上スレスレを飛行しているが、米軍の関係者が住む地域の上空は飛ばないことや、横田基地付近の大きな空間は米軍専用となっていて日本の飛行機は入れないことなどを紹介して、いかに米軍が好き勝手していて、付近の住民が苦しんでいるかを紹介している。
    原作者が漫画に登場するが、峰

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    2021年07月06日
  • 知ってはいけない 隠された日本支配の構造

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    ずいぶん刺激的な内容なんだけどその分信憑性が疑わしい気がする。出てくる調査者も怪しいジャーナリストみたいな人しかいない感じだし、ソースも不十分だと思った。自分の素養不足なのかも知れないが鳩山を評価してる点も何となく世間とはズレてる感が否めない。読み物としては面白かったのでまあまあです。

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    2021年06月05日
  • 知ってはいけない 隠された日本支配の構造

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    面白いけど現在の自分では評価/判断できない本。
    日本の空は米軍に支配されていて、日米合同委員会で米軍が決めたことに日本は従わなければならないという。
    現在の憲法ができた経緯も面白かった。
    密約がいっぱい。

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    2020年11月15日
  • 知ってはいけない 隠された日本支配の構造

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    ネタバレ

    日米間の不平等な関係やどうしてそのような状況になったのかは
    歴史的経緯を含めてよく分かりました。
    日本全土のどこにでも米軍は基地を作ることができるということや
    横田空域のことなどは知らなかったのでそういった事実は
    知る必要があるとは思いますし、あまりに世界標準とかけ離れた
    日米関係は是正すべきだとも思いますが
    この著者の目指したい場所が伝わってきませんでした。

    結局戦争のない平和な世界というのが現状絵に描いた餅である限り
    自国のことは自分たちで守るかそれが出来ないのであれば
    米軍(国連)に守ってもらうしかないと思います。
    ただ著者は今のままだと米軍の指揮命令のもと自衛隊が国内外で戦争行為を

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    2020年08月11日