「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」

なぜ米軍は自国ではできない危険なオスプレイの訓練を日本では行なうことができるのか? なぜ日米地位協定は日本国憲法の上位法として扱われているのか? 基地問題だけでなく原発事故やその再稼働問題、TPP参加問題など、現在の日本で起きている深刻な出来事の多くが在日米軍がもたらす国内法の機能停止状態に起源をもっている。ベストセラー『戦後史の正体』に続くシリーズ第二弾は「戦後日本」最大のタブーである日米地位協定に迫る!

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「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年02月26日

    全国民、必読の書。
    ただ、一点。Q&A14で、砂川判決の統治行為論を根拠に、アメリカとの条約が憲法よりも上位にあるとしている箇所はいささか議論が雑ではないかと感じた。現実に起こっている事象からしてそう結論したくなる心情はわかるが、本書のタイトルにも関連する大事な論点だったはずなので、もっと丁...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月07日

    冷静になって読む必要はある。
    が、そこまで大袈裟でもないんだろう。
    在日米軍が日本に駐留するため、「法的根拠」を与える必要性から設置された日米地位協定。
    そこには異常なまでに米軍に対し特権を与え、そこに問題点を認識しながらも1度も改定されたことがない、異様な内容が今も有効に生き続けてる。
    時には司法...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月16日

    冷静に読む必要性は感じますが、間違いなく、知っておかなくてはならないことが書かれている本だと思いました。

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    Posted by ブクログ 2020年01月23日

    覚え書(手を加えた箇所もあります)

    日本が国連の常任理事国になろうとして外務省が一生懸命画策していたとき、各国から「そんなことをすればアメリカに2票あたえることになるだけだ」という強い反対があった。(p.63、65より)…そういうことだったか。

    1998年確定した、嘉手納・横田・厚木基地騒音訴訟...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月03日

    日本は独立した主権国家ではなく、沖縄だけでなく日本全土が米軍の占領下にある。日常の中で隠されたこの現実が、オスプレイ配備、辺野古移設、福島原発事故、憲法解釈変更といった事件を通して、浮き彫りとなる。
    最高裁砂川判決との関連で、改正された「原子力基本法」に、「わが国の安全保障に資することを目的として」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年05月22日

    これは強烈だった。読んでいてなんだかどんどん情けない気持ちになった。対等な日米関係だとか、双務性のある日米同盟だとか、よくいうよ、と思わずにはいられない。この協定を放置して日本を取り戻す、なんて、寝言以外の何でもないなと呆れるばかりです。

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    Posted by ブクログ 2013年11月09日

    今まで、自衛隊をもってはいるけど米基地があるのは有事のさいは米が日本を守ると思ってた。尖閣問題をみてもクリントンさんが日米安保条約の範囲内っといってたから、でも血を流して国土を守るのは自分でねって事ですよね、自衛隊も非核三原則も体系的に考えると矛盾を感じる。

    アメリカと日本で結ばれた協定、そもそも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月01日

    この本を読んで、あらためて「平和国家ニッポン」は詭弁だということをまざまざと見せつけられた。
    沖縄で頻繁に事件を起こしている米軍は、決してよそ事でない、私たちの住む地域もいつ何時米軍が必要といったら有無を言わさず蹂躙される可能性があることを、現在の日米地位協定、また外務省マル秘の「考え方」なる文書か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月19日

    戦後の歴史を見る上での大前提事項である日米地位協定を理解すると今ある現状がよく分かります。全日本人必読の書だと思います。

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    Posted by ブクログ 2013年06月17日

    沖縄の戦後史などを学ぶと、「日米地位協定」がどのようなものかという問題に必ず当たる。不平等極まりないものであることはわかっていたけれど、解決の道は茨の道であることを改めて思い知った。著者は直接的には述べていないが、闇雲に反対を唱えるのではなく、まずは官民含めて日本人として解決に向けた統一の方向性を打...続きを読む

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