鈴峯紅也のレビュー一覧
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鳥羽を出港した弁才船宝順丸は嵐にあい漂流する。10ヶ月の漂流の末バンクーバー島に辿り着いた山本音吉は先住民の使役に合いながらもハドソン湾会社の助けを借り、鎖国中の日本に帰るべくロンドンに渡る。その後マカオ経由で日本に帰ろうとするも音吉を乗せたモリソン号は無二念打払令により打ち払われる。帰国が許されずマカオに戻った音吉は英国商社デント商会の門を叩く。デント商会で音吉はその商才を発揮し、上海支店長まで上り詰める。日英和親条約締結の通詞などにも尽力し、晩年はシンガポールに拠点を移しオトソン・ボルダー商会を開いたジョン・マシュー・オトソンこと山本音吉の生涯を描く。
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Posted by ブクログ
東京を舞台とした刑事モノの小説である。
湾岸署に勤める若い刑事の月形涼真(つきがたりょうま)が自身の歩みを振り返りながら過ごす日常から物語は始まる。
月形涼真の母である月形明子は、警察庁キャリアで現在の階級は警視監であり、警視庁交通部長だ。父の日向英生(ひゅうがひでお)については、幼い頃に両親が離婚していて、余り思い出も無い。警察庁キャリアとして忙しい母は方々へ赴任する関係上、月形涼真の最も身近な家族は母の両親である祖父母で、母の千葉に在る実家で祖父母と暮らしたという期間が最も長い。千葉の大学に学び、大学在学中に祖父は他界していた。祖母は健在である。大学卒業後、月形涼真は警視庁に奉職した。
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