あらすじ
警視庁公安総務課庶務係分室、通称「J分室」。類稀(たぐいまれ)なる身体能力、海外で傭兵として活動したことによる豊富な経験、莫大な財産を持つ小日向純也が率いる公安の特別室である。ある日、警視庁公安部部長・長島に美貌のドイツ駐在武官が自衛隊観閲式への同行を要請する。式のさなか狙撃事件が起き、長島が凶弾に倒れた。犯人の狙いは駐在武官の機転で難を逃れた総理大臣だったのか……。
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あいかわらず面白い。あいかわらずスーパーな作品だ。少しこのシリーズのパターンが見えてきた。後半の最後の部分で、大どんでん返し的に、裏切りと言うか真犯人と言うかが現れるパターンだ。しかも身近な人が。前作では、それが、同じ分室の女性社員の新井里美だったが、今回はドイツからの女性武官エレナだった。
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誰が敵が味方か分からない中での緊張感ある展開に加え、純也の戦闘能力を目の当たりにすることができたのも良い。エレナは長期に渡る味方になるのか敵なのか、最後までどっちなんだろうと思いながら読んでいました。
小日向家の確執と関係者のやり取りも、本筋には関係ないものの面白い。
真っ向勝負のKシリーズから読み始めたのですが、駆け引きがメインの本シリーズには違った味わいの魅力があります。
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絶世の美女。ドイツ警察のエリートが大使館に赴任する。同時に凄腕のスナイパーが送られたとダニエルから連絡が入る。直後、総理が出席する閲覧式で狙撃があり、公安部長が倒れる。
狙いは首相か、部長か、助けたのは大使館に赴任してきた在留武官の女性警官。
謎は三重に仕掛けられている。
面白い。最後は死ななく欲しかった。
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メイ、シノ、セリが鳥居、犬塚、猿丸の誰だったかなって悩んじゃいます(私だけかも)
読み終わった後にGet Wildが頭の中で流れました。次作も楽しみです。
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鈴峯紅也『マークスマン 警視庁公安J』徳間文庫。
読み始めたのはこのシリーズ第2弾からなのだが、特に違和感も無くすんなり入り込めた。冒頭に警視庁『公安J』発足の経緯と小日向純也の稀有なる過去が巧く描かれているのが、その理由だろう。冒険小説の色合いが強い警察小説であり、好みである。
公安が登場するとあって、もっと硬い感じの小説かと思ったのたが、意外や軽い。猿丸、犬塚、鳥居を従える小日向純也は公安の桃太郎といったところか。
海外で傭兵経験を持ち、現役総理大臣を父に持つ小日向純也は、様々な事情から警視庁公安庶務課、通称『公安J』を率いることになる。ある日、公安部長の長島がドイツ駐在女性武官と共に自衛隊閲覧式に向かうと、式の最中に純也の父である総理大臣・小日向和臣が何者かに狙撃される。真犯人を追う純也率いる『公安J』のメンバー……
以前この作家の別なシリーズの第1弾を読み、がっかりしたのだが、それに比べれば及第点であろう。
本体価格670円
★★★★
Posted by ブクログ
05月-21。3.0点。
公安J、第二弾。ドイツの警察女性キャリアと公安部長、自衛隊の式典へ出席。総理といる際に狙撃される。
犯人は。。
スピード感あり、それなりのミステリ要素あり。次作も期待。