あらすじ
全米を震撼させた連続殺人鬼、シャドウ・ドクター。日本に上陸したとの情報を得たFBI特別捜査官ミシェル・フォスターは、エリート公安捜査官・小日向純也に捜査の全面協力を要請する。だが、相手は一切姿を見せず、捜査は一向に進まない。殺人鬼の魔手が忍び寄る中、純也とシャドウ・ドクターの意外な繋がりが明らかになり……。純也が最強の敵と対峙する! 大人気シリーズ第五弾!
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Posted by ブクログ
シリーズ最新作。これも面白かった。シリーズ3作目のブラックチェーンとの関係や意外なところで、純也とシャドー・ドクターがつながっていた。それにしても今回の作品は、カンボジアや日本のヤクザも交え、設定がかなり複雑だった。その代わり、身近な裏切り(真犯人)と言うパターンは今回はない。
Posted by ブクログ
本編もさることながら、間ノ章に書かれているカンボジアの歴史がとても興味深かった。
これまでポルポト派、クメール・ルージュについては良くないイメージしか無かったのですが、その背景に東西大国の思惑による悲しい歴史があったことを初めて知りました。アメリカの価値観を基準にした一方的な側面だけで物事を見てはいけないと、改めて反省させられました。
Posted by ブクログ
今回は前シリーズより筋が読めて面白さと言うと多少落ちる。特に後半部分は誰が死んでその後こうなるだろうなと思う様なってました。まだまだシリーズは続くでしょうが、楽しみです。個人的にはQシリーズを読みたいですが!
Posted by ブクログ
08月-11。3.0点。
公安J。米国の殺人鬼「シャドウ・ドクター」が日本へ。FBIの捜査官も来日。日本でも殺人、特定の臓器を抜いていく。。。
いつものメンバーに、純也の超人ぶり。背後にはまだ中国の孤児の影が。
次作も期待。
Posted by ブクログ
Jシリーズ。公安の中でも、さらに謎に包まれるJ分室。
主人公の小日向は、生死がかかる戦場の血に生理的に反応し、修羅場を切り抜けていく。しかし、その功績は認知されることはなく、また次の事件に立ち向かう。
戦略ーという言葉は、もともと軍事用語から派生した言葉。根本的には、生きるか死ぬか、を決める大方針が戦略。そこに緻密な情報を基に、準備が行われる。
ビジネスで「戦略」と言うとき、相手を叩き潰す、という気迫を込めて使っているだろうか。お気楽に、格好で軽く使っていることはないか。
そこに、成果へのこだわりが出てくるのだろうか。小日向は、生きるか死ぬか、の緊張感の中で、常に生きている。戦略的に。