あらすじ
エリート公安捜査官・小日向純也の目の前で自爆テロ事件が起きた。犯人はスペイン語とおぼしき言葉を残すものの、意味は不明。ダイイングメッセージだけを頼りに捜査を開始した純也だったが、要人を狙う第二、第三の自爆テロへと発展してしまう。さらには犯人との繋がりに総理大臣である父の名前が浮上して…。1970年代当時の学生運動による遺恨が、今、日本をかつてない混乱に陥れる!
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Posted by ブクログ
単行本ながら少し長い作品だが、いっき読みできる作品だ。そして、カタールでのテロの真相がはっきりする。そして毎回の裏切りのパターンでは、今回はある程度予想が着いた。そしてまさかのサンティアゴまで純也が犯人を追っていくとは。マアーでもそうしないとテロが継続するので仕方ないが。
Posted by ブクログ
私が期待し過ぎたのか思った程面白く無かった。もう少しスルスルとよめるかと思ってましたが、読み終える迄結構時間を要した。以前同じシリーズを読みましたが、大変面白く思いましたが、今回は?只この作品の特徴として必ず主人公と親族関係が絡んでる。そして主人公がかっこいい過ぎ。私自身その流れに飽きたのかもしれません
Posted by ブクログ
学生運動か。
安田講堂紛争の年に生まれたので、自分の大学にはまだ結構な数のセクトが存在したものの、集まって暴れることが目的化している印象で最盛期の熱量は経験として知りません。
このテーマにしたお陰か、純也の思考がいつもに増して観念的で理屈っほく、テロリストとの緊張感ある闘いに水を差した印象です。