【感想・ネタバレ】海商のレビュー

あらすじ

「商人は夢や希望も売れるんだ!」

時に冷酷に。時に情に厚く。知力と財力で、人を繋ぎ、自らも暗躍する。
山本音吉が世界を相手に天賦の才を発揮する!

大人気警察小説シリーズの著者が放つ歴史巨編。
音吉は『警視庁公安J』小日向純也の原点だ!

山本音吉は、天保三年に弁才船で出航した。しかし船は難破。漂流後、辿り着いたのは異国の地であった。帰国することも許されず、音吉は海外で生き抜くこととなり……。
日本人として初めて英国に立ち、一流商社で才を発揮した山本音吉=ジョン・М・オトソン。日英和親条約の締結にも尽力、福沢諭吉にも影響を与えながらも、ついに故国に帰ることのなかった男の烈々たる生涯を描く。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

オトソン、日本名音吉の遭難後の半生を描く。
グレートゲームを展開する英国の商社であり、上海にあるデント商会で活躍。幕末小説は、ある意味おめでたい視点で描かれていることがわかる良作。
ジャーディンマセソン、サッスーンの手段を選ばない植民地ビジネス(武器商人、アヘン商人など)とどう戦うのか。
21世紀の今日でも、グレードゲームは続いている。

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2024年07月21日

Posted by ブクログ

鳥羽を出港した弁才船宝順丸は嵐にあい漂流する。10ヶ月の漂流の末バンクーバー島に辿り着いた山本音吉は先住民の使役に合いながらもハドソン湾会社の助けを借り、鎖国中の日本に帰るべくロンドンに渡る。その後マカオ経由で日本に帰ろうとするも音吉を乗せたモリソン号は無二念打払令により打ち払われる。帰国が許されずマカオに戻った音吉は英国商社デント商会の門を叩く。デント商会で音吉はその商才を発揮し、上海支店長まで上り詰める。日英和親条約締結の通詞などにも尽力し、晩年はシンガポールに拠点を移しオトソン・ボルダー商会を開いたジョン・マシュー・オトソンこと山本音吉の生涯を描く。

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2024年01月27日

購入済み

元気を貰った

ちょうどシンガポールに単身赴任して2ヶ月です。
オトさんの活躍場所にシンガポールが出て知った地名があると嬉しくなりました。
オトさんの人生に元気をもらえました。

#アツい #感動する #共感する

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2023年11月14日

Posted by ブクログ

こういうのを読んで知らない人がいるたびに、当たり前のことなんだけど「いろんな人がいたんだなぁ」と思う。

「迷うことはない。信じるんだ。自分のしてきたことを、しようとしていることを。ただ信じることが商人の道だよ。信じてさえいれば、商人は夢や希望も売れるんだ」

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2023年10月28日

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