マウンテンプクイチのレビュー一覧
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購入済み
ガッツリハマレる本格野球マンガ
今までの男の子がやる熱い野球マンガに全く引けを取らない、本格野球マンガがきた!
キャラが全員可愛いから読み始めたら、可愛いだけじゃなく、これでもかと言うくらいに考え込まれ、書き込まれた野球シーン。
設備や道具の丁寧な書き込み、打撃や投球はもちろん、守備や走塁の美しいフォーム。
何度も読み返したくなる野球マンガは久しぶりだから嬉しい! -
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大場の思考がまさしく追い詰められた者のそれで少し可哀想に思えてくるけれど、他方でその考え方は最後の瞬間まで諦めないだとか価値ある何かを手にしようとするものであって、哀れみを向けるものではないね
だからか連合チーム全体もこの試合から何かを得ようとしている。そう考えれば樋口と高濱がまるで和解するかのようなチームプレーを見せたのは良かったし、新越谷の勝負強さから得られるものも有ったのだろうね
そうして、負けてしまっても新しい連合チームへ向けて早くも動き出そうとする様は爽快感が有ったよ
新越谷は大会を危なげ無く勝ち進みまさしく好調……なのだけど、ここに来て攻撃面に何とも言えない不満足を覚えるよう -
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後輩の加入は部に良い刺激を齎すものだけど、上昇志向の強い瑞帆の存在はプロ野球を周囲にも意識させるものとなるのか
瑞帆が意識しているようにライバルの小町だって意識している。そうなれば、彼女らの成長を見守る先輩陣でもプロ、というより卒業後について意識するようになると
新体制になって初の合宿、既に春大会が終わっている点を考慮すると明確に何処かの学校を想定してのものではなく実力の底上げやコミュニケーション改善が課題となるのか
思えば、新一年生が6人も入ってきた事で読者的には覚えるのに少し苦労していたりするけども、同じように作中の先輩達も新たな後輩との交流に遠慮している部分があったりしたようで
前年 -
購入済み
梁幽館以上の強豪、美園学院戦。
梁幽館戦と違って情報アドバンテージもなく、正直、結果が見え透いていてあまり緊張感がない。
対諸積も完全に結果が予想できてしまった。 -
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8・9巻で行われた合宿では練習試合の方に重きが置かれていたとはいえ、何処か緩さが有ったと考えると今巻の合宿はかなりキツイものであったと判るね
しかも、短期的なものだからと実際の筋肉に結びつけるよりも精神面での成長が期待されている。つまり音を上げるような状況こそ求められるし、そんな場面で何が出来るかが最も重要なポイントとなる
そう考えると、既に限界を迎えた身体だったのに遅れていた息吹を引っ張る為に一踏ん張りした怜、彼女に倣って走り出した部員達は目に見える以上の成長を手にしたのかもね
少しずつ力の積み重ねをする中で迎えるのは新年度
読者的には今のメンバーでの野球模様に慣れているだけに新入生をど -
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ストライクゾーンを変え更には相手の配球すら誘導したとは言え、それで勝利がすぐに転がり込むわけではない
なら芳乃はどんな策略を立てていたかと言えば……
新越谷が相手の傾向を分析して、その策略がバレて相手が対応するというある意味手詰まりかもしれない一瞬。その一瞬に大逆転の一手を仕込んでいたとか芳乃は本当にとんでも無いね!
フォアボール2回で投手を交代する八木監督の早く的確な対応。だからこそタイミングさえ誘引できれば、むしろその対応された状況に焦点を絞れば逆転の目が有るということか!
弱小の新越谷にとってこれだけお膳立てしなければ作れない逆転の一瞬。けれど美園学院は強者として様々を積み重ねているわ -
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そうか、この巻で表紙のメンバー一巡したのか。思えば随分と長く続くシリーズになったなぁ
前巻にて鬼神の如きオーラを発していた詠深、どうやらそれは全く別の場所にいる投手にさえ死神のプレッシャーとして感じられるレベルだったようで。そういや、詠深って2巻にて死神と呼ばれてたとか言ってたっけ
ただ、美園学院で新越谷相手に投げるピッチャーはオーラを感じ取った亜莉紗ではなく園川萌。しかも彼女が警戒している圧の持ち主は別にいたわけで
この巻にて萌は抽選会にて感じ取った圧の持ち主を探しつつ見つけられなかった。持ち主である芳乃は脅威であると萌に気取られないままに自分の戦略を進めていたわけだ
恐ろしい存在は居 -
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前巻ラストで突如闇堕ちしたかに見えた詠深、その理由は中学時代の同窓に出会った為かと予想していたんだけど、今もまだ尾を引き続ける過去の不祥事への憤りが根底に有ったのか……
というより、今の部を愛しているからこそ何処へ行っても停部の件を持ち出される事に怒りが爆発したと見るべきか
過去の不祥事を払拭し今の野球部を認めさせる為にはそれこそ不祥事の後に入部した新世代が力を見せつけなければならない。だからこそ詠深は一人で奮闘することにしたのか
そこで力の限りの投球を始めた詠深の底力がトンデモなかったのだけど……。投げる球の軌道は黒一色、投げられたバッターは顔を引き攣らせ、周囲にはプレッシャーを振りまき… -
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光大活躍の巻
彼女が登場したばかりの頃は何故今更になって入部したのかも判らないし、ピッチャーというポジションやバッティングの仕方にしては小柄に見えるしで何処まで頼りになるか見えてこない人物だったのだけど、こうしてチームに馴染んでみれば先輩として中々素晴らしい動きをしているね
いや、まさか希を先発から外したのが光の発案だとは思わなかった
試合後も疲れた身体で勝負を仕掛ける判断力とスタミナ
新越谷にとって安打を安定的に打てる希が不調のままであるのは宜しくない。だから何らかの処置をして好調に戻さなければならなかったのだけど、それを自分が憎まれ役と壁になる形で実行してみせた
チームに入ったばかりで日 -
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球詠には数多くの魅力的なキャラクターが登場するのだけど、その中でも柳大川越の大野はトップクラスに好きなキャラクターだったりする
主将として部を引っ張りつつも一番手のピッチャーでないことを自覚しているし、2年の朝倉の方が良いピッチャーだと思ってる。今の1年が朝倉目当てでやってきたのも知っている
それでも主将として求められる態度を崩すことはないし、エースの座を譲る気もない
そういった彼女の姿勢が結果的に柳大川越を纏める主因となっている。そういったバックグラウンドを持つ大野はとても魅力的に見える
だから、大野が活躍するこの巻は非常に楽しめるものでしたよ
一進一退の攻防を繰り返す新越谷と柳大川越 -
ネタバレ 購入済み
本格野球漫画
結構本格的なデータ野球やってますね。練習メニューや食事制限など決めたり、打順変更したりと高校野球ぽいことよくやってる。高校野球漫画が好きな人におすすめ
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Posted by ブクログ
2つの試合を収録した第7巻。どちらもピッチャーの活躍が目立つ試合でした
豪腕の久保田が支える熊谷実業は久保田の性格を反映するかのような野球をするチーム
荒々しく力強く、それでいてまっすぐ。そのせいか守備には難があるようで
そういった明確な弱点が有るなら、県内最速であろうと今の新越谷の敵じゃないよなぁ
継投策も上手くハマってるようだし
久保田は負けたあとの姿も清々しいものだったね
梁幽館は千羽鶴とデータブックを託したけど、彼女が託したのは一個のボール。ピッチャーとしてのプライドが見えたシーンでした
続いて戦うことになるのは以前練習試合をした柳大川越
以前登場した際は朝倉の活躍に焦る大野と -
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梁幽館との試合が決着する巻
スポーツ漫画で主人公属する弱小校が強豪校とぶち当たる展開は多いけれど、本来なら埋めようがない実力差をどう埋めて真っ当な勝負を成立させるかは作品によって違う。そして本作ではどちらの学校も堅実な野球をさせつつも奇策ではなく実力によってその勝負を成立させ、その上で新越谷がかつ展開にしているように思えた
更にその実力勝負の世界の中で詠深だけは別の感覚を研ぎ澄ましていくのが印象的
詠深だけは6回裏の負けている局面でも野球を楽しんでいる。それどころか勝てばこのような勝負を皆ともっと出来ると未来を楽しみにしてさえ居る
既に見え始めた勝ちに心躍らせる吉川とは大違いだね
中心とな