マウンテンプクイチのレビュー一覧

  • 球詠 10巻

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    光大活躍の巻
    彼女が登場したばかりの頃は何故今更になって入部したのかも判らないし、ピッチャーというポジションやバッティングの仕方にしては小柄に見えるしで何処まで頼りになるか見えてこない人物だったのだけど、こうしてチームに馴染んでみれば先輩として中々素晴らしい動きをしているね
    いや、まさか希を先発から外したのが光の発案だとは思わなかった

    試合後も疲れた身体で勝負を仕掛ける判断力とスタミナ
    新越谷にとって安打を安定的に打てる希が不調のままであるのは宜しくない。だから何らかの処置をして好調に戻さなければならなかったのだけど、それを自分が憎まれ役と壁になる形で実行してみせた
    チームに入ったばかりで日の浅い人間の出来る判断じゃないよね、これ……

    光って詠深とは別種のピッチャーとして登場した人物だけど、チームを下支えする人物としても充分に戦力になっているんじゃなかろうか


    新たに始まる秋大会はチームを新調しての挑戦となるわけだから、以前よりも成果を出せるんじゃないかと思えてしまう
    けど、他のチームだって世代交代によって新調しているわけで。特に梁幽館は以前とはまるで異なるチームになっているのかな。これは次に戦う時にどのような試合になるのか想像もできないね

    そして対戦校となった深谷東方の松岡はかなり特殊なタイプの投手だね
    投手の経験はまだ浅い。けれど、試合中に相手の遣り方を吸収しつつ自分なりの遣り方を加えてくるタイプですか。これはこちらが全力を出す分だけ、追い詰められる感覚になってしまいそうな相手

    でも、新越谷は夏大会の敗戦から変化や成長を重ねている最中なんだよね。相手のピッチャー一人が試合の中で成長しようと、こちらはチーム全員が成長中。負けなんて有るわけが無い
    特に光は好投が効いたね


    この巻では出番が非常に少なかった詠深。それは目立つ能力を持つ光が加入したことによるものかと思いきや、むしろ大噴火の前の静けさだった……?
    もしかしなくても、カメラ回してた咲桜の子って中学時代に詠深と組んでたキャッチャーだよね……?

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    2021年09月13日
  • 球詠 7巻

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    県内最速投手久保田擁する熊実は間違いなく打撃のチームか。 戦い方も去り際もあっさりすぎるぐらい潔かったな。

    一転、柳大川越は大野、朝倉の2枚看板を誇る守備のチーム。 好きなチームなのでまた出て来てくれてうれしい!
    強直球のクセを見抜かれ、選手層の薄さも露呈しているようで。 10人中8人が1年で勝ち抜けるほど夏のトーナメントは甘くなさそうだが……。

    またこの試合から芳乃が1塁コーチャーに入ってますが、これだと希がシングルヒット打ちまくって打率がすごい事になりそう(笑) いやフォームの崩れ気にしてるからそれでいいのか?

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    2020年06月30日
  • 球詠 8巻

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    球詠には数多くの魅力的なキャラクターが登場するのだけど、その中でも柳大川越の大野はトップクラスに好きなキャラクターだったりする

    主将として部を引っ張りつつも一番手のピッチャーでないことを自覚しているし、2年の朝倉の方が良いピッチャーだと思ってる。今の1年が朝倉目当てでやってきたのも知っている
    それでも主将として求められる態度を崩すことはないし、エースの座を譲る気もない
    そういった彼女の姿勢が結果的に柳大川越を纏める主因となっている。そういったバックグラウンドを持つ大野はとても魅力的に見える
    だから、大野が活躍するこの巻は非常に楽しめるものでしたよ


    一進一退の攻防を繰り返す新越谷と柳大川越。新越谷が朝倉の癖を盗めたことで有利に進めるかと思いきや、ここで大野登場ですか
    彼女ってピッチングについてはあくまでも制球力が高いというイメージしか無かったのだけど、そこに守備のシフト変更が絡んでくることで万全の守備体制の構築が可能となるのか
    これまでは何だかんだ芳乃の采配に拠って切れ目ない攻めが出来ていた新越谷がこのようにして攻撃を封じられるとは予想外な展開
    と言うか、ピッチャーが投球動作に入ってからシフト変更出来る高校野球とかあるんだ……

    それでも苦しい局面を乗り越えて勝ち上がってきたのが新越谷の野球
    芳乃の戦略を一番理解している伊吹が一発かましてくれると思ったのだけど……
    ああ、あの打球すら止めてくるのか……。この瞬間の伊吹の表情があまりにも……

    勝者としての野球を完全に見せつけた柳大川越。そんな野球部を率いる大野は試合後も勝者としてのスタンスを見せてくれるね
    彼女が語る「今日が最後になるかも知れない覚悟」、そして主将として語る言葉
    それらは詠深や珠姫、そして怜にとって大きな成長を掴むきっかけとなったようで


    悔しい負けの後には改善点が見えてくる。自分達がやらなければならないものが判ってくる
    最初の夏が終わり次の大会へ向けて始動したのだけど、まさかこのタイミングで新入部員が来るとは微塵も思わなかったよ!
    え?ていうか本当になんで今になって新入部員が!?
    47話で触れられているように2・3年は野球部の不祥事を知っている。だというのにどうして野球経験者の光はこれまで野球部に入ることも違うチームに行くこともせず、このタイミングで入部したのだろう?
    今の野球部が楽しいものに見えたから?でも、それまで他の野球チームに入らなかったのは本当に何故だろう?

    光は小柄ながらもピッチングもバッティングもこれから更に伸びていきそう
    だというのに、先に述べた疑念があるのにあんまりにもするりとチームに馴染み始めたものだから、警戒心を全く解けないのですけど!

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    2020年06月23日
  • 球詠 2巻

    ネタバレ 購入済み

    本格野球漫画

    結構本格的なデータ野球やってますね。練習メニューや食事制限など決めたり、打順変更したりと高校野球ぽいことよくやってる。高校野球漫画が好きな人におすすめ

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    2020年06月06日
  • 球詠 7巻

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    2つの試合を収録した第7巻。どちらもピッチャーの活躍が目立つ試合でした

    豪腕の久保田が支える熊谷実業は久保田の性格を反映するかのような野球をするチーム
    荒々しく力強く、それでいてまっすぐ。そのせいか守備には難があるようで
    そういった明確な弱点が有るなら、県内最速であろうと今の新越谷の敵じゃないよなぁ
    継投策も上手くハマってるようだし

    久保田は負けたあとの姿も清々しいものだったね
    梁幽館は千羽鶴とデータブックを託したけど、彼女が託したのは一個のボール。ピッチャーとしてのプライドが見えたシーンでした


    続いて戦うことになるのは以前練習試合をした柳大川越
    以前登場した際は朝倉の活躍に焦る大野という表面的な構造が目立っていた印象だけど、こうしてしっかり描写されると朝倉と大野が対立しているといった印象は全く受けず、むしろ大野が役割の違いを受け入れた上で部の纏め役として君臨しているといった印象を受ける
    どうやら大野は乗せられやすいけど、物事をスパッと決めて部の方向性を形作る存在のようだね

    そんな柳大川越がしてきたのは詠深対策
    これまで新越谷は弱小であるがゆえに相手に傾向を知られず、逆に相手のことをよく調べ上げた野球をしてきた
    それが柳大川越は詠深の癖を調べ上げてしっかり対策
    データを取る側から取られる側へ
    新越谷にとっては試練となる試合になりそう


    そして二つの試合の中で見え始めた疲労感
    新越谷は人数が少ないながらもそのチームワークに因って勝ち上がってきた印象の有るチーム。それがここに来て人数の少なさが仇となってしまうとは……
    この人数問題は一朝一夕で解決できるものでないことを考えると、更に勝ち上がることは難しく感じられるが……

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    2020年04月18日
  • 球詠 6巻

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    梁幽館との試合が決着する巻

    スポーツ漫画で主人公属する弱小校が強豪校とぶち当たる展開は多いけれど、本来なら埋めようがない実力差をどう埋めて真っ当な勝負を成立させるかは作品によって違う。そして本作ではどちらの学校も堅実な野球をさせつつも奇策ではなく実力によってその勝負を成立させ、その上で新越谷がかつ展開にしているように思えた
    更にその実力勝負の世界の中で詠深だけは別の感覚を研ぎ澄ましていくのが印象的

    詠深だけは6回裏の負けている局面でも野球を楽しんでいる。それどころか勝てばこのような勝負を皆ともっと出来ると未来を楽しみにしてさえ居る
    既に見え始めた勝ちに心躍らせる吉川とは大違いだね
    中心となる詠深がそんな調子だから他のチームメイトも影響される。珠姫も詠深と一緒に成長したいと思い、いつも以上のバッティングを見せる
    その流れは新越谷逆転の流れを引き寄せ更にはエースピッチャーの中田を出させる展開は良いね

    でも、やっぱりその流れの中で一番良かったのはホームランを打った希かな
    自分の取った戦術が逆にチームを苦しめたのではないかと気落ちする芳乃を励まし、更には梁幽館に逆転しようといつもと打ち方を変えた希。まるで芳乃に捧げるかのように放たれたその軌跡は素晴らしいものが有るね
    打者としても投手としても新越谷を苦しめた中田を上回るシーンとしては最上のものだったんじゃないかな?

    最後は詠深と中田による直接対決。チームの雰囲気を向上させ、そして向上した雰囲気を一身に背負って最後の玉を投げた詠深。その直前に帽子に書かれた文字が見える演出は憎いね
    そして勝つチームと負けるチームが明確に分かれて……
    泣き崩れる梁幽館の中でキャプテンとして泣かずに後輩たちを励ます中田。だから、そんな彼女が泣けるのは誰も見てない場所だけというのは何とも寂しくなると共に彼女の強さを感じさせる描写だった


    あと、おまけまんがの百合的な尊さが半端なかったよ…

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    2020年04月18日
  • 球詠 5巻

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    詠深は本当に抜群の投手だなぁ。強豪校にばかすか打たれてもメンタル崩れないし、中学時代の経験から球数も多く放れるし、強い直球を除いてスピードは無いもののコントロールは良い
    弱小校であっても投手が良ければそれなりの野球ができるみたいな話を聞くけど、舞台となる新越谷はその典型例か

    そして梁幽館との戦いはいよいよ佳境へといった印象
    学校としての実力差は大きく開いているはずなのに、まるで実力が拮抗しているかのように試合が展開するのはどちらも戦術の読み合いをしているからだと伝わってくる描写は好み
    それによって試合展開がゆっくりとしたものになっているのも確かなんだけど、両者の読み合いを細かく描いてくれているために、非常に面白い内容になっている

    特にその読み合いの度数が最も高かったシーンと言えば、満塁の場面での四番打者敬遠のシーンか。
    被害を最小に抑える為のブーイング覚悟の押し出し。しかもこれを命じたのが監督や顧問などではなく、1年生マネージャーの芳乃なのだから尚の事面白い

    そのような奇策を披露しつつ、その後の回も堅実に守っていたのだけど……
    やはり四番打者は大当たりするからこそ四番打者と呼ばれるのだろうね。中田が何球も粘った後にホームランを打ち上げるシーンは圧巻
    そうして開いてしまった点差に対して新越谷の面々はどうやって対抗するのかな?


    あんまり本筋とは関係ないんだけど、本作に登場する女の子たちってやっぱりスタイル良いよなぁ…なんてとある部分を見ながらどうしても考えてしまう

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    2019年04月20日
  • 球詠 4巻

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    風変わりな戦術を用いる影森に対してコピー投球が得意な息吹を送り込んだ新越谷
    そのお陰か、控えピッチャーなのにパーフェクトリリーフなんて凄いものを達成してしまったよ

    コピー投球を前にして落ち着かなくなってしまった影森ピッチャー。この辺りから彼女の心理描写が増え、それに影響されるように他のメンバーの表情や心の内も描かれていく構成。影森という高校名、そして第一印象で幽霊っぽいと感じていただけに、少しずつ影森の選手に対する印象が変わっていくような今回の流れは好みかも
    そして少しずつ自分たちの野球スタイル、手早く試合を終えるという独特のスタイルを崩し勝ちにこだわり始める影森。そうなってしまっては影森よりも強い意志で勝ちにこだわっている新越谷が圧倒してしまうのは当たり前だよね
    この漫画がどこまで続いていくか判らないけれど、成長した影森が再登場したときにどのようなチームになっているのか興味がある

    そして後半から始まったのは強豪梁霊館との戦い。
    まさか詠深の切り札がああもあっさり対策されるとは思わなかったよ。強豪に対して切り札が初回で封じられてしまうってかなりピンチなのでは?
    まだ、第一回しか描かれていないけど、梁霊館に対して徹底して対策を練ってきた新越谷とあくまで自分たちの遣り方を変えず強豪らしい野球をしてくる梁霊館。どのような試合になっていくのだろうか?

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    2018年08月02日
  • 球詠 3巻

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    ネタバレ

    えぇっと…マジか。こんな姿勢の野球やってる学校というかチームがあるのか…?

    さて、大会開幕。早速対戦と相成るわけですが…このチームの方針・戦術が斬新過ぎます。少なくとも、これまで野球漫画で見たことない考え方。いや、野球に限らず勝負事の世界でこういうのって…。
    ある意味この漫画らしい、他にはない要素だと思います。ホント驚いた。
    それに加え、(女子)高校野球の裏側の描写が細かい。
    大会の抽選、他校の偵察・解析、更には開会式の行進についてまで。
    高校野球が好きな人にはたまらんものがあるんじゃないでしょうか(私はよくわからない(苦笑))。

    とりあえず、こんなに「女の子の筋肉」を意識して描写してる作画って、これまた他にはないんじゃないですかねぇ(好き嫌いは分かれそう)。

    ホントに色々個性的な作品。

    …なんだけど、今巻から掲載誌らしいというか百合要素がガンガン推してきてるようなw

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    2018年02月19日
  • 球詠 3巻

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    面白い。大正野球娘。というよりは、ドカベンに近いように思えてきた。早くアニメ化してくれないかな。とはいえワンクール作るには、未だ原作の量が足りないかな。

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    2018年01月29日
  • 球詠 2巻

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    各キャラクターの人物造型が進み益々面白くなってきた。対戦相手の選手も良い。皆がそれぞれに野球を楽しんでいるところから、何となくバンブーブレードに似たテイストを感じる。タマちゃんも居るし。

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    2017年07月08日
  • 球詠 2巻

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    ネタバレ

    女の子要素いらないんじゃ…とか思ってしまう真っ当な野球漫画ですなw

    ゲームの展開もあれこれ起伏を付けてドラマティックにできていますし、どういう所が「野球として」面白いのか分かりやすく描かれています。
    野球漫画のお約束、魔球(決め球)もルール・戦術的に対応されちゃう辺りも面白い。
    それにキャラの心理描写も見事。
    どの子も野球に対してそれぞれの思い入れがあり、また葛藤があります。「チームが出来上がっていく」最中で皆が輝いていく感じが分かりやすくていい。
    まだキャラ間のぶつかり合いがないのが物足りませんが、これからでしょう、うん。
    アクションというか個人的な見どころは、白菊のフルスイングっぷりですね。いつか強烈な一発を期待させてくれるところがたまりません。

    で。
    あえて苦言をいうなら、余りに野球を楽しみ過ぎてるとこに違和感、ってくらいでしょうか。練習も連敗も前向きに受け止め過ぎな感じがあります。もっとつらくて苦しいと思うんだけどなー(スポーツやらない、体動かすのだるい人間の感覚)。


    …しっかし…異様にキッチリ筋肉と言うか筋を描いてるなぁ…。

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    2021年12月07日
  • ぷくゆり

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    キャラが色々と思い悩んだりする中で、それが百合であるという点については特に気にしないタイプなの良かった。

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    2018年10月08日
  • 球詠 17巻

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    夏大会へ向けた準備が各校にて着々と整う中で訪れるのは抽選会の季節ですか
    イベントとしては詠深達が1年時に行われたものと同じ。けれど、枠としては同じであるために内容として描かれる光景から以前との違いが明白となるね
    抽選くじを引く怜は3年生としてこのくじ引きを平素の心境で通る事は出来ないし、新越谷と聞いて野次る者達も咲桜の擁護を聞いて考えを改める
    その反面、強豪と戦えるとテンション上がった芳乃のオーラが皆を震わせる流れが変わらないのは安心感を覚えてしまうが(笑)

    そして新越谷の初戦の相手が何処になるかと思えば、連合チームですか。てか、連合チームで出場するなんて有るんだ、初めて知ったな
    シード校で全国を目指している新越谷にとって有象無象と思える相手。それだけに早速搦め手で新越谷を翻弄してきたのは驚かされたな
    ぱっと見ではただの寄せ集めチームにしか見えない。でも、大場を筆頭に不気味さを湛えている。これは油断ならない相手と期待させると同時に芳乃が喜ぶように緩みかけた新越谷の空気を引き締めるものとなるね

    てか、実際に試合が始まってみても搦め手に次ぐ搦め手、そして奇策の連打とここまで策略を徹底させるのは凄いね。何としても新越谷を打ち取って見せるとの気概が感じられる
    それでも連合チームは練度の粗さを隠し切れない。そこに新越谷としての攻め所があると少しずつ見えてくる流れは興奮させられる

    ただ、試合が進む毎に新越谷を応援する気持ちから連合チームを案ずる気持ちへと切り替わるような展開でも有ったような……
    連合チームはそれこそ試合前から奇策を仕掛けなければならない程に勝機が薄いチーム。相手の心理の隙を突いて僅かな勝ちを拾わなければならない
    だからこそ、奇策に対して真っ当な実力と幾らかの策略によって打ち破っていく新越谷の様は爽快感が有りつつも、同時に判官贔屓的な感性によるものか、連合チームへの感情移入が増えていく

    考えてみれば、1年前の新越谷だって似たようなものだったんだよね。あの頃はチームとしての練度も高いものではなかったし、メンバー数もギリギリだった
    だから詠深の魔球に頼るようにしてどうにか勝利を拾って。詠深の魔球が攻略されれば当然ピンチに陥って…
    連合チームの有り様は弱小チームとして当然の在り方であり、同時に過去の新越谷が通ったものであり
    連合チームを突き崩す際、芳乃の表情が冴えないのはそういった背景があるからだろうか…?

    この初戦は新越谷にとって容易に拾える勝利となりそうだけど、同時に1年前と今の自分達が立場も実力も大きく異なるものに成っていると知る試合となりそうだ

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    2025年05月18日
  • 球詠 15巻

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    前巻に続き新1年生達の活躍を中心に描いているね
    とはいえ、先輩達レギュラー陣に割って入るなんて簡単ではないと思いきや…
    新1年生全員を公式大会でスタメンにするなんて芳乃も凄まじい判断をする…。まあ、いずれはレギュラー陣を超えるような戦力へと育てていくなら公式試合こそ最大の練習場と言えなくもないが……

    意外だったのはそんな状況に投げ込まれた新1年生達から過度なプレッシャーや緊張を感じられなかった事かな
    特に立ち上がりに三連打を食らってもパニックになる様子が皆無だった点は心臓の強さを感じさせる
    ベンチで芳乃が言及しているようにこの試合は負けよりも自分達の力を試す場として機能させるべき

    その中で詩織は捕手として投球を組み立てている為か、最も力試しの点を意識していたね。むしろ詠深の球を受け止める事を意識し過ぎていたと言ってもいい
    体全体で受け止めるのは良いけれど、受け止める事を目的としているかのような危うさもあったが…

    投手と捕手が上手く行かないなら、試合も上手く運べない
    元より新1年生主体だから万全の試合運びが難しいとは言え、自分達の意識や練度によって解決できるポイントにより試合が低調なのは改善すべき点と言える

    その意味では詩織が詠深との話し合いを望んだのは良い傾向
    皆の前では言い難い事も二人だけの空間なら言い合える。そこでの会話は詩織にとって成長の糧となったようで
    てか、前々から醸し出されていたけど、結構重くないこの娘…?しかも賢い重さっていうか、珠姫に疑われる事を想定して匂い対策してたとかかなりヤバいタイプなような……


    もう一人の注目株は小町か
    投手としては優秀でも強打者を前にしてしまうと途端に安定を欠くというのは使い辛い。特に6回表で安易にホームランを与えてしまったのは印象が悪い

    詩織の件と合わせ、今回の試合は新1年生投入により負けたとの印象を抱かずに居られないもの。芳乃達はフォローしてくれたけど、瑞帆達は自分の不足を感じずに居られない
    だから小町にとって自分を捉え直す為に希との勝負は必要になって
    ただ、内容的には先輩が焼きをいれるようなものだったけども(笑)

    打てなかったら小町の勝ちではなく、ショートゴロ以外なら小町の勝ちとか無茶苦茶過ぎる
    小町は傷付く瑞帆を横目にひたすら真っ直ぐを投げ続けるしかない。これは投球ではなくメンタルを鍛える訓練だと判るね

    強打者相手だと真ん中に投げてしまう小町の我儘。それを矯正するのではなく貫き通せと教える希は不器用だけど良い指導をしている。だからそれを聞いた詩織も自分の間違いに気付ける
    ……という展開で大当たりに打ち上げる希は希だなぁ(笑)


    まだまだ荒削りな新1年生、それが少しずつ改善されて戦力になっていく様が見えてくるような内容でしたよ

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    2024年05月12日
  • 球詠 9巻

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    大会が終わり新入部員も加入したことで新しい力を身につけようと藻掻きつつ練習試合に明け暮れる9巻
    8巻を読んだ時にはこのタイミングで加入する光に対して過剰に疑念を抱いてしまったのだけど、疑い過ぎた事に思わず謝りたくなるほど真っ当な理由があったようで


    この巻での試合は練習試合がメインとなるから、これまでのように熱い展開というのは少ないのだけど、その代わりにこれから燃え上がっていきそうな良い兆候が幾つか見えたね
    投球フォームの改善を行う詠深、自分の持ち味を探し始める稜、周囲への遠慮をなくそうとする怜、チームに定着しようと頑張る光

    これまでの遣り方を変えて別の遣り方を模索する方針は一見危うさが有るようにも思えるけど、それを否定しているのが熊実の久保田の存在だね
    新越谷と対戦した時は豪腕投手として活躍していたのに、プロや大学から評価された点が投球ではなく打撃と身体能力であったと知れば投球を捨てて相手の要求に答える柔軟さを見せつけた
    迷いなく新しい道へ進もうとしている久保田の姿は格好良いね


    そして気持ちを一新して挑むことになった秋大会初戦の相手はまさかのかつての新越谷選手が所属している学校ですか
    物語の序盤から野球部がやらかした問題については度々言及され続け、時にはそれが現野球部にも影を落とすこともあった。けど、その影がこのように綺麗で気持ち良い形で解消されることになるとは思わなかったな

    新越谷に残った怜と理沙が新たな新越谷を作り上げたように、転校して姫宮に行った美月と小陽も新たな姫宮を作り上げた
    全ての蟠りが無くなったわけではないけど、「ナイスバッティング」と笑みを浮かべ合うことが出来た。今はそれで充分と言えるのだろうね


    柳大の試合を引きずっている為に思うようなバッティングが出来ないでいる希
    これまで主力として活躍してきた彼女が先発から外されることになった。この自分が関われない試合の中で希はどんな気付きを得るのだろうね

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    2021年04月12日
  • 球詠 1巻

    ネタバレ 購入済み

    アニメ化

    アニメ化前から読んでた漫画ですが結構現実的な野球漫画。他の野球漫画よりスイングとか投げの絵に迫力、動きがぎこちない感じが。内容は面白い。

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    2020年04月05日
  • 球詠 3巻

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    女子野球の世界を描くとかじゃなくて、男子高校生野球の世界観で女子選手のみパラレルワールド設定なのかと抽選会場の様相を見ながら再確認。
    登場するキャラクターが可愛らしい女の子ばかりだから、どのページでも非常に華やかな印象

    二戦目に一昨年優勝校を引いてしまった新越谷。弱小校が序盤で強豪校とマッチアップしてしまうのはスポーツ物のお約束なんだろうか?
    梁霊館に珠姫がバッテリーを組んでいた相手が居ると知って少し嫉妬する詠深が意外であり可愛らしい

    それにしても今回、戦うことになった影森は本当に風変わりなチームだな
    試合よりも練習が空きはまだ判る感覚だけど、早く試合終わらせて練習したいからってクイックモーション投球や機敏な行動を各所に盛り込むとは。極めつけは仲間の声が可愛くて独り占めしたいから試合中はあまり声を出さないことを徹底するって、どの界隈の漫画でもあまり聞いたことのないタイプのチーム作りがなされている
    でも、そのお陰で相手の調子を崩して勝利を得られることも有るのだからあまり馬鹿にできた戦術ではないのかも知れない

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    2018年08月02日
  • あまゆる。 2巻

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    978-4-8322-4510-5 119+2p 2015・1・9 1刷
    ○タイトルを「あまゆり(百合)」にしても違和感ない
    田舎で女子高生達が寮暮らしする日常のゆるやかな内容
    百合好きとしては脳内補完があれば楽しめるが
    全2巻と短いのが惜しい

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    2019年05月13日
  • 球詠 2巻

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    初の練習試合は敗北か。メンバー集めはトントン拍子でいけても試合となるとそうはいかないのか。それでも相手チームのエースと勝負できたのは大きい成果
    ……まさか、その後連敗が続くとは思わなかったけど。新越谷のチームって詠深が魔球を投げられる以外は普通なメンバーばかりだからなぁ。白菊が覚醒すれば攻撃力が大幅上昇しそうだけど、その覚醒は何時になるのかな?

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    2017年07月25日