【感想・ネタバレ】球詠 9巻のレビュー

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2024年03月23日

光や姫宮の離脱組など、終始”例の事件”が影を落とし続ける巻だった。
ほとんど1年だけで新スタートという舞台設定のためだけのものかと思いきや、
意外にストーリー全般に深く関わってくる要素であるようだ。

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Posted by ブクログ 2021年04月12日

大会が終わり新入部員も加入したことで新しい力を身につけようと藻掻きつつ練習試合に明け暮れる9巻
8巻を読んだ時にはこのタイミングで加入する光に対して過剰に疑念を抱いてしまったのだけど、疑い過ぎた事に思わず謝りたくなるほど真っ当な理由があったようで


この巻での試合は練習試合がメインとなるから、これ...続きを読むまでのように熱い展開というのは少ないのだけど、その代わりにこれから燃え上がっていきそうな良い兆候が幾つか見えたね
投球フォームの改善を行う詠深、自分の持ち味を探し始める稜、周囲への遠慮をなくそうとする怜、チームに定着しようと頑張る光

これまでの遣り方を変えて別の遣り方を模索する方針は一見危うさが有るようにも思えるけど、それを否定しているのが熊実の久保田の存在だね
新越谷と対戦した時は豪腕投手として活躍していたのに、プロや大学から評価された点が投球ではなく打撃と身体能力であったと知れば投球を捨てて相手の要求に答える柔軟さを見せつけた
迷いなく新しい道へ進もうとしている久保田の姿は格好良いね


そして気持ちを一新して挑むことになった秋大会初戦の相手はまさかのかつての新越谷選手が所属している学校ですか
物語の序盤から野球部がやらかした問題については度々言及され続け、時にはそれが現野球部にも影を落とすこともあった。けど、その影がこのように綺麗で気持ち良い形で解消されることになるとは思わなかったな

新越谷に残った怜と理沙が新たな新越谷を作り上げたように、転校して姫宮に行った美月と小陽も新たな姫宮を作り上げた
全ての蟠りが無くなったわけではないけど、「ナイスバッティング」と笑みを浮かべ合うことが出来た。今はそれで充分と言えるのだろうね


柳大の試合を引きずっている為に思うようなバッティングが出来ないでいる希
これまで主力として活躍してきた彼女が先発から外されることになった。この自分が関われない試合の中で希はどんな気付きを得るのだろうね

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