梅原克文のレビュー一覧

  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    作品の少ない作家だけど、非常におもしろかった。
    ファンタジーの傑作。おすすめ

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    下も同様

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    2011年10月27日
  • テュポーンの楽園

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    2段組の本なんて久しぶりに読んだ。いつの間にか講談社ノベルスが、1段になってしまってからもうどのくらい経つのだろう。 

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    2023年06月01日
  • 二重螺旋の悪魔(下)

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    下巻は上巻とはまた違った雰囲気で、二重螺旋の悪魔VS人類の、生存権をかけた戦いといった感じだった。ゲームに例えると、『地球防衛軍』みたいな世界観。上巻と同様スリルがあり、面白かった。

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    2021年11月23日
  • カムナビ(下)

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    多数巻同時読破&夏の角川ホラー祭。

    長野の山奥で、青いガラス製土偶を見つけたと同時に、宇宙(?)からの声を聞いた葦原志津夫。洞窟の外には、カムナビの跡と見られる高温で溶けた石があった。ヤマトタケルと卑弥呼の共通点を見つけ、ヤマトタケルの持っていた三種の神器の一つ、クサナギの剣を手に入れるべく、名古屋の熱田神宮へ向かう。

    上巻での各地でのバラバラ感を一気に回収するかのように、下巻ではこれまでの登場人物が一堂に会するとともに、まとめられてくる。しかしながら、これまでにはなかった、視点をいろんな人物に飛ばし、その際に時間が戻るという書き方を多用されるため、上巻にあったスピード感が失われて

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    2018年10月02日
  • テュポーンの楽園

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    突如現れた怪物テュポーン。

    隔離された空間で未知のモノに襲われる恐怖。
    人知の及ばないモノと対峙する恐怖。
    隣人が見知らぬ存在に変貌していた恐怖。

    テュポーンが繰り出してくるパニックにとめどがない。
    そして、明らかに敵意を持って存在しているという共通点が、逃げ場をなくします。

    その怪物テュポーンに立ち向かう警視庁・自衛隊の面々の仲間意識、使命感、絶望に屈辱。
    応援・同情・歓喜・達成感。彼らのプロフェッショナルに共感します。シンプルだけど、呼び方ひとつで変わるんだよなぁ。

    ある科学者の挫折と暴走の結果、この世に発現した怪物テュポーン。人間と似て非なる知的生命体。ガイア理論。
    ARMS?と

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    2018年05月22日
  • カムナビ(上)

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    邪馬台国とか三種の神器とか日本神話が出てくるのでテーマはとても面白かった。でもこの著者の表現方法が好きではない。惜しい。

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    2018年01月30日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    90年代に書かれた、80年代スーパーバイオレンスアクション!的な…誰かがどこかで勧めていたので古書で購入。いやー(笑)理系のちょっとスポーツマンが事件をきっかけに、いきなりアメリカ的なジョークの強面に(笑)セリフがいちいち、お前、アメリカの刑事ドラマ見過ぎだろ!な感じで爆笑。これが80年代なら許容範囲、が、私が高校時代。あり得ない…ホラーで怖い!という評価なのだが、まだ怖くならず、下巻、読むのか、私?

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    2014年05月26日
  • 心臓狩り (3)異形の領域

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    ネタバレ

    スリリングでスピーディな展開はよかった。
    けど、臓器提供者の記憶に導かれるサスペンスと思っていたのに、最後まで、臓器提供者から継承された超常能力バトルでした。
    求めていたのとは違ったかな。

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    2013年12月03日
  • 心臓狩り (2)シャーマンの一族

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    ネタバレ

    完全に異能力、シャーマンの物語になってしまった。記憶の継承部分に興味があったので、ちょっと思っていたのと違うかな。
    それにしても舞との恋模様の障害になると思っていた映一が、あっさりと退場してしまったのがビックリ。

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    2013年12月03日
  • 心臓狩り (1)移植された悪夢

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    ネタバレ

    臓器移植を受けた人が臓器提供者の記憶や嗜好を受け継ぐことがある。
    話の真贋は不明ですが、そういう話を聞いたことがあったので一体どんな記憶を引き継ぐのか興味があったのですが、まさか、超常能力だったとはね・・・
    しかも、中途半端なところで終わってしまう。
    読み終えてから調べてみたら3巻続きのシリーズでした。続きが気になるので、最後まで読んでみようと思います。

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    2013年11月24日
  • 心臓狩り (3)異形の領域

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     うーん、こんなとこで終わっちゃうの? が、一番の感想。
     きれいに終わっちゃいるけれど、自分としてはもっとトンでもないどんでん返しを期待していた(勝手に)。もしくは続編がないと物足りない。
     また、雰囲気というかセンスが昭和臭く感じられたような?

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    2012年02月13日
  • 心臓狩り (3)異形の領域

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     エンターテイメントとしてなかなかだと思う。そりゃあ大傑作「ソリトンの悪魔」に比べたら驚きも興奮もイマイチだが、ジャンルも違えば3ケ月連続発売ということで狙っているところも違うんだろうし、これはこれで良いと思う。買っただけの価値はあったしね。
     まあ、SF的な設定はあっても、薀蓄にプラスされる発想の飛躍が(過去の作品に比べれば)あまりなく、知的興奮度は低めか(でもこの作品にはバランス的に丁度良いのか?)。物語もごく限られた人間の中で終結してしまうのでスケール感はあまり無い。敵の怪物度がもう一つ突き抜けていない。その辺りがやや不満点。作者のポテンシャルの高さを知っているだけに惜しい感じ。でも、

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    2011年11月17日
  • 心臓狩り (3)異形の領域

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    やっぱりシリアスになりきれなかった雅之。
    最後の場面なんか、本当なら怖い話だと思うんですが・・・。
    シャーマンの話とか人類の進化の過程まで言及していて、
    なかなか興味深かったのに。
    ちょっともったいない感じがします。
    一応表面的な出来事はまるく収まったようですが、
    雅之が実際に対面した人々は氷山の一角で、
    シャーマン一族の全体像は謎のまま。
    更には世界中にいるらしいシャーマン達や「神」のような存在も、
    会話にチラッと出てきただけで終わっちゃった。
    そっちの方が気になる。
    大きなテーマ・・・人類の進化などを背景にしながら、
    自分の体と心の(人知を超えた)変化を、
    舞さんの存在だけで納得できてしま

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    2017年10月14日
  • 心臓狩り (2)シャーマンの一族

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    前回、諦めていた心臓移植が適い、
    命拾いして喜んだのもつかの間、
    今度は得体の知れない記憶や体の変化に不安を覚える雅之。
    今回、その謎が徐々に明らかになっていきます。
    まず病室を訪れた謎の人物達の身元と、シャーマンという存在。
    そして移植された心臓が原因で、
    覚えのない記憶と能力に目覚めていくということ。
    それにしても雅之が年齢より幼く感じます。
    多分雅之のリアクションが独白も含めてストレートだからでしょう。
    人間不安になれば少しは負の感情も出てくるでしょう?
    殺されそうになったり、結構酷い目にあってますが、
    それでも舞さんに気を取られているあたり、
    無邪気というか、能天気というか・・・。

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    2017年10月14日
  • 心臓狩り (1)移植された悪夢

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    主人公の雅之はちょっと意外な感じがしましたが29歳。
    表紙の絵からもう少し若いと勝手に想像してました。
    粗筋は内容紹介のとおり、タイトルで分かるとおりまだ続巻があるので、
    真相や結末はまったく分からず導入部といったところでしょうか。
    でも他人の心臓が体内にあって、
    日々侵食されていくように自分が自分ではなくなっていく、
    そんな恐怖は充分伝わりました。
    冒頭の移植手術の場面や、
    本来移植の順番はまだまだ先の筈だった雅之が、
    幸運に次ぐ幸運の末繰り上げとなって手術に至った件など、
    裏というか真相がありそうな気もします。
    タイトルは連続殺人犯を表しているのかもしれませんが、
    心臓移植後、雅之の体に起

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    2017年10月14日
  • 心臓狩り (2)シャーマンの一族

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    カテゴリを『SF 文庫』にしてみたんだけど、それで合っているのかわかりません。でも、ホラーでないことだけはわかる。
     
    表紙の主人公の髪が若干縮れてて笑った。(1巻参照)
     
    1巻よりは、進んでるけど話の進行がやっぱり遅い気がする。
    なんだろう、もう少し、伝奇的なもしくは民俗学的見解が個人的には欲しかったなぁ。
    シャーマンの一族と題してるわりにはそのあたりあっさりしてたような……。

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    2011年07月07日
  • 心臓狩り (1)移植された悪夢

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    心配同時移植を受けたら、ドナーの記憶だけじゃなく、
    妙な力も手に入れてしまう。
    だが周囲には奇妙な者たちが現れ、
    世間では、心臓だけを切り取る連続殺人が起きていた。

    手に入れた力で、目の前の問題に立ち向かえるのか、
    そして移植の影響はどこまで。

    かなり途中で終わるんですね

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    2011年05月30日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    地上でゴテゴテの遺伝子SF。好き嫌いは分かれるかも。
    ただ壮大なスケールは読み応え有る。
    でもやっぱりクライマックスはやりすぎに思えてちょっと冷めた。

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    2009年10月11日
  • カムナビ(上)

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    古代ロマンに興奮しますた。古事記・日本書紀にまでつっこみますよ。んでもやっぱSF色強くなっちゃって、ラストちょいスゴすぎるけど。

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    2009年10月04日