梅原克文のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
恐竜の絶滅、人間の中に存在するイントロン配列といった謎たちをうまく組み合わせた娯楽小説です。なんだか笑いながらもなるほどーと思えてしまう説得力でした。小説としても、ただ楽しむだけなら一級品。
下巻になってガラッと趣が変わり、最初はなかなか馴染めなかったがUBの大量生産とGOOの大戦争に引き込まれ非常に楽しめた。
EGODとの対決になぜかゴーストバスターズのマシュマロマンも思い出した。(余談)
GOOの基地潜入、仲間の死(モグラ型戦車との死闘)、スーパーコンピュータの中でのEGODとの対決、特にダゴン102との対決は非常に手に汗握るものでまさに私のどツボでした。
こんあ傑作には年に2から3冊くらいしかヒットしないので、今年はあと2冊かな(。´-д-) -
Posted by ブクログ
とにかく次から次へ読者を愉しませるアイデアを放り込み、読者にページを繰る手を休ませようとはしない。
また『幻魔大戦』や『クトゥルー神話』など、作家の趣味だと思われる物も詰め込み、上下巻1,000ページを駆け抜ける。
最新(1993年当時に構想のみされていたものも含めた)のバイオテクノロジーからダーウィンの進化論、そして恐竜の絶滅から新約聖書、サイバースペースなどなど、多種多様なジャンルを盛り込み、壮大なスケールで描いたスペクタクルホラー。一言で云おうとすると、修飾語が多く付きすぎて収拾が付かなくなるほど、盛り沢山のエンタテインメント作品。 -
Posted by ブクログ
人間の遺伝子の中に封じ込められてた『化け物の遺伝子配列』を解読しちゃって培養したらさぁ大変、という感じで始まる作品です。ぶっちゃけすぎか。上巻の前半は生身の人間VS化け物、という・・・普通のホラー映画モノ。第二部は超人化した主人公と、因縁を持つ化け物との血みどろ弾丸まみれの肉弾バトル。下巻の第一部は黙示録。第二部は○○との最終決戦・・・と、手を変えながらも読者をグイグイ引き込んでくれます。
物語のベースはラヴクラフトらの所謂『クトゥルー神話』で、下巻になると展開としては『指輪物語』となりますな。・・・勿論梅原さんですからそんなヌルいものじゃないんですが。上巻と下巻、どころか上巻の中でも物語の様相が180度転換するようなジェットコースター的作品であり、ニトロプラスの人々もこんなの好きだろうなぁ、と思ったり思わなかったり。まぁ下巻の展開は『ゼノギアス』にパクられたりもしたのですが、まぁそれぐらい面白い作品だ、ということで。主人公のバカさ加減や独白には時折イラっと来ますが、気軽に読める(1000ページ超えるけど気にならない)作品なのでオススメですよ。 -
Posted by ブクログ
人間の遺伝子の中に封じ込められてた『化け物の遺伝子配列』を解読しちゃって培養したらさぁ大変、という感じで始まる作品です。ぶっちゃけすぎか。 上巻の前半は生身の人間VS化け物、という・・・普通のホラー映画モノ。第二部は超人化した主人公と、因縁を持つ化け物との血みどろ弾丸まみれの肉弾バトル。 下巻の第一部は黙示録。第二部は○○との最終決戦・・・と、手を変えながらも読者をグイグイ引き込んでくれます。 物語のベースはラヴクラフトらの所謂『クトゥルー神話』で、下巻になると展開としては『指輪物語』となりますな。・・・勿論梅原さんですからそんなヌルいものじゃないんですが。 上巻と下巻、どころか上巻の中でも物語の様相が180度転換するようなジェットコースター的作品であり、ニトロプラスの人々もこんなの好きだろうなぁ、と思ったり思わなかったり。 まぁ下巻の展開は『ゼノギアス』にパクられたりもしたのですが、まぁそれぐらい面白い作品だ、ということで。 主人公のバカさ加減や独白には時折イラっと来ますが、気軽に読める(1000ページ超えるけど気にならない)作品なのでオススメですよ。
-
Posted by ブクログ
遺伝子監視委員会に所属する深尾直樹はライフテック社で発生した事故調査の為に現場に急行する。実験区画P3の現場には研究員達の無残な死体が点々としていた。その中をモニターで確認する彼は、かつての恋人であった梶知美を発見する。中には間違いなくイントロンの解析で出現した“C”が居る。だが彼はその区画に単独で入り知美を救出した。“C”は何故知美を殺さなかったのか……?再び区画に入った彼は、バイオリアクターに死体となって浮かぶ知美を発見した……。では、先ほど救出した知美は一体……?!
これは是非映像で見たい!
テンポが良すぎてしおりを挟むタイミングがとても難しかったです。そのテンポの良さは最後まで持続されて行くので飽きが来ない。強いて言えば、下巻の電脳空間の辺りですかね。でもこの辺りはEGOD(エルダー・ゴッド)の確信に迫る部分だから興味深く読めます。
だんだんと超人化・非現実色が強くなるが、理論的に進行してゆくので、前記は全く気になりません。映像化するにはちょっとグロイとは思うが、それでも見てみたいなぁ。
個人的な極論で結末感想をバッサリと言うとすれば・・・
【結局、昔より今かよ! 深尾!!(叫)】という感じ(笑)
嗚呼……【愛って儚くて脆い】……大人の世界だわな。 -
Posted by ブクログ
複数巻を平行に読破+夏の角川ホラー。怖くないんだよ。
「見たことのない土偶を見せてやる」「行方不明に鳴った父親の居場所を知っている」と呼び出された葦原であったが、約束の発掘現場には、黒焦げになった遺体が。1200℃以上という高温で焼かれたと思われるその遺体が、呼び出した助教授であると確信し、研究室を探したところ、父らしき写真とガラス製の青い土偶の写真を発見する…。
角川ホラーで長編は、なかなかチャレンジングやのうと思いつつ手に取ってみたのだが、いやいや面白いじゃないですか。青い土偶に謎の女、次の手がかりの甲府でも別の謎の女に付きまとわれ、「旧辞」を奪われてしまう。
半村良と眉村卓を合わせたような、冒険志向のストーリー展開に、縄文時代に存在した謎の高温や邪馬台国の謎、天皇家が胡散臭いと切って捨てた邪教の家柄など、適度な歴史とうんちくが絡んでくるあたりは、内田康夫などが好きな人にも響くかもしれない。
ちょっと謎の女に引っかかりすぎなのは気になるが、話のボリュームで言えば、それくらい謎の人物に、常に付きまとわれていたほうがわかりやすいであろう。
上巻の最後は、大変身でも起こりそうな話になってるんだけど、ちゃんと下巻でも人間として捜索するんだよね?ちょっと不安。