梅原克文のレビュー一覧

  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    最高に楽しいおバカエンタメ小説。とんでも科学理論満載で500ページ超えのボリュームながらダレがない良作だと思う。回りくどいセットアップ抜きにいきなり研究所に飛び込むアクセル全開の出だしといい、要を得た状況説明や適度にチージーな会話といい、サービス精神あるなあと感心してしまった。

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    2025年10月11日
  • 心臓狩り (2)シャーマンの一族

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    今作は、主人公の手に入れた能力について色々解明する巻だった。話自体は劇的に展開するわけではないが、この話の中でのシャーマンの意味は個人的に興味深い。実際にそういう解釈もあるのかも知れないが、自分は知らなかったのでよく分からない。そして一巻を読んで思った通り、ホラーというよりはバイオホラーで、アクション要素が高いと思った。普通に面白かった。

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    2021年05月08日
  • 心臓狩り (1)移植された悪夢

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    心臓移植を受けた主人公に、ドナーの記憶と思しき記憶が移転し、また身体的にも変化が現れる。ホラーと言うよりか身体的異変ということでバイオホラーに近い。ここからどうストーリーが展開していくかまだ読めないが、続きが気になる話である。文体も難しくなくてテンポも良いのでサクサク読めると思う。軽読書でもガッツリ読書でもどちらでもいける一冊だと思う。

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    2021年05月08日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

    根拠が適当過ぎでも面白い❕

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    2017年05月30日
  • 二重螺旋の悪魔(下)

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    上巻も面白かったけど、下巻はそれ以上!
    最後の選択は予想がついちゃったけど、でも、それまでの予測のつかない展開が、すごくいい。
    何も考えず、流れに乗っかって読んでいくのが楽しい。
    クトゥルーとか、指輪とか、そういうのもいいね。

    日本で映像化したら、チャチになっちゃいそう。
    こういうのはやっぱりハリウッドが得意なのかな。
    作者の、90年代ハリウッド映画風娯楽作品、というのが、すごくぴったり。
    とても楽しく読みました!

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    2013年03月08日
  • 二重螺旋の悪魔(下)

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    梅原克文といえば何かと物議を醸す作家だが、ストーリーテラーとしての才能はズバ抜けている。
    デビュー作である本作は上下巻1000枚の長大なストーリーだが、冒頭からまったく衰えない圧倒的な熱量で、読者をラストまで一気に引っ張っていくのだ。その中には膨大な知識と、眩いイマジネーション、胸を衝くドラマがぎっしりと詰め込まれている。
    完成度では第2作「ソリトンの悪魔」に譲るが、荒削りな迫力ではこちらが上。読んでいる間、至福の時間が過ごせることは間違いない。

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    2013年02月08日
  • 二重螺旋の悪魔(下)

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     恐竜の絶滅、人間の中に存在するイントロン配列といった謎たちをうまく組み合わせた娯楽小説です。なんだか笑いながらもなるほどーと思えてしまう説得力でした。小説としても、ただ楽しむだけなら一級品。 
     下巻になってガラッと趣が変わり、最初はなかなか馴染めなかったがUBの大量生産とGOOの大戦争に引き込まれ非常に楽しめた。 
     EGODとの対決になぜかゴーストバスターズのマシュマロマンも思い出した。(余談)
     GOOの基地潜入、仲間の死(モグラ型戦車との死闘)、スーパーコンピュータの中でのEGODとの対決、特にダゴン102との対決は非常に手に汗握るものでまさに私のどツボでした。
     こんあ傑作には年に

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    2010年05月08日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    とにかく次から次へ読者を愉しませるアイデアを放り込み、読者にページを繰る手を休ませようとはしない。
    また『幻魔大戦』や『クトゥルー神話』など、作家の趣味だと思われる物も詰め込み、上下巻1,000ページを駆け抜ける。
    最新(1993年当時に構想のみされていたものも含めた)のバイオテクノロジーからダーウィンの進化論、そして恐竜の絶滅から新約聖書、サイバースペースなどなど、多種多様なジャンルを盛り込み、壮大なスケールで描いたスペクタクルホラー。一言で云おうとすると、修飾語が多く付きすぎて収拾が付かなくなるほど、盛り沢山のエンタテインメント作品。

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    2010年05月08日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    「ゼノギアス」が好きならぜひぜひ読むべし。
    DNA・イントロン環・ナノマシン…
    そういうのでいっぱいなSFファンタジー。
    お腹いっぱいになれます。

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    2009年10月04日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    人間の遺伝子の中に封じ込められてた『化け物の遺伝子配列』を解読しちゃって培養したらさぁ大変、という感じで始まる作品です。ぶっちゃけすぎか。上巻の前半は生身の人間VS化け物、という・・・普通のホラー映画モノ。第二部は超人化した主人公と、因縁を持つ化け物との血みどろ弾丸まみれの肉弾バトル。下巻の第一部は黙示録。第二部は○○との最終決戦・・・と、手を変えながらも読者をグイグイ引き込んでくれます。
    物語のベースはラヴクラフトらの所謂『クトゥルー神話』で、下巻になると展開としては『指輪物語』となりますな。・・・勿論梅原さんですからそんなヌルいものじゃないんですが。上巻と下巻、どころか上巻の中でも物語の様

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    2009年10月04日
  • 二重螺旋の悪魔(下)

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    人間の遺伝子の中に封じ込められてた『化け物の遺伝子配列』を解読しちゃって培養したらさぁ大変、という感じで始まる作品です。ぶっちゃけすぎか。  上巻の前半は生身の人間VS化け物、という・・・普通のホラー映画モノ。第二部は超人化した主人公と、因縁を持つ化け物との血みどろ弾丸まみれの肉弾バトル。 下巻の第一部は黙示録。第二部は○○との最終決戦・・・と、手を変えながらも読者をグイグイ引き込んでくれます。  物語のベースはラヴクラフトらの所謂『クトゥルー神話』で、下巻になると展開としては『指輪物語』となりますな。・・・勿論梅原さんですからそんなヌルいものじゃないんですが。  上巻と下巻、どころか上巻の中

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    2009年10月04日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    遺伝子監視委員会に所属する深尾直樹はライフテック社で発生した事故調査の為に現場に急行する。実験区画P3の現場には研究員達の無残な死体が点々としていた。その中をモニターで確認する彼は、かつての恋人であった梶知美を発見する。中には間違いなくイントロンの解析で出現した“C”が居る。だが彼はその区画に単独で入り知美を救出した。“C”は何故知美を殺さなかったのか……?再び区画に入った彼は、バイオリアクターに死体となって浮かぶ知美を発見した……。では、先ほど救出した知美は一体……?!


    これは是非映像で見たい!
    テンポが良すぎてしおりを挟むタイミングがとても難しかったです。そのテンポの良さは最後まで持続

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    2010年04月19日
  • 二重螺旋の悪魔(下)

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    上巻は辛うじてバイオホラー〜ホラーと呼べなくもなかったが、下巻は完全にSFアクションもの(なお作者はSF扱いを嫌っている模様)。個人的には首を傾げる回数が上巻よりも多かった(上巻4回、下巻9回ぐらい)ものの、この熱量で最後まで突っ走る作者に脱帽。

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    2025年10月11日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    クトゥルー神話は「ラブクラフトの小説」の扱い。 アクションなので分厚さは気にならない。
    秘密を暴いた者が秘密を守る側に回るってのは、何か元ネタがあるんでしょうか?

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    2022年05月17日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    イントロンの謎を解いてはならない。そこには恐るべき事実が隠されているのだから……。

    クトゥルー神話を基にして繰り広げられるSFアクション、バイオ・ホラー。理系の専門用語が飛び交う本書は、人によっては少し読みにくいと感じるかもしれない。しかし、それが気にならないほど本書は面白い。次々と発生する事象にページをめくる手が止まらない。スリルを味わいたい方はぜひ、読んでみてほしい。

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    2021年11月16日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    初めて読んだジャンルでした。
    専門用語が多く分かりづらい点もあるが、
    ストーリーが面白かったです。
    サクサクよめます。

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    2019年10月28日
  • カムナビ(上)

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    複数巻を平行に読破+夏の角川ホラー。怖くないんだよ。

    「見たことのない土偶を見せてやる」「行方不明に鳴った父親の居場所を知っている」と呼び出された葦原であったが、約束の発掘現場には、黒焦げになった遺体が。1200℃以上という高温で焼かれたと思われるその遺体が、呼び出した助教授であると確信し、研究室を探したところ、父らしき写真とガラス製の青い土偶の写真を発見する…。

    角川ホラーで長編は、なかなかチャレンジングやのうと思いつつ手に取ってみたのだが、いやいや面白いじゃないですか。青い土偶に謎の女、次の手がかりの甲府でも別の謎の女に付きまとわれ、「旧辞」を奪われてしまう。

    半村良と眉村卓を合わせ

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    2018年07月06日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    バイオホラーの先駆け?ハリウッド映画にありそうなプロットでなかなか楽しめました。『パラサイトイブ』が好きな方々なら一見の価値ありです。

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    2014年12月11日
  • 二重螺旋の悪魔(上)

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    きっと、研究者も小説家も、妄想する→形にする、という点では変わらない。
    バイオって、やっぱりこういう危険があるよ~っていうのが、DNAに記憶されてるんじゃないだろうか。
    でも、謎解きという魅力は抗いがたく。。。

    映像化、できるなら見てみたい。
    深尾さんの役、加瀬亮くんとか、どうかなー。

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    2013年03月08日
  • カムナビ(下)

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     前二作に比べると物語の面白さがいまひとつ。それでもメインの発想は凄いと思う。凡百の作品に比べれば読み応えはたっぷり。

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    2011年12月03日