トイアンナのレビュー一覧
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匿名
購入済み話半分に
半分は成程と思い、半分はそれ違くねって思うような内容でした。採用する側の気持ちを考えよってのはその通りだけど、さりとて対策してきました感のある回答は嫌われるのではとか色々腑に落ちないところが多かったですね。ただ、初読本としては基礎力になった感があるのでためになりました。
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Posted by ブクログ
女性向けの組織に振り回されずに会社で働くためのサバイバル術。赤裸々に会社の問題事例が述べられており、その対処方法が斬新だった。語り口調がはっきりしており、スッキリする。とても参考になった。
以下、特に参考になった点を記す。
・すぐに始められる「ゆる社内政治」はぜひやるべき
この部分は非常に興味深かった。社内政治を一切しないとすぐに孤立する、と筆者は述べている。どれほど特殊技能があろうが、資格を持っていようが、人は社会的動物であり、愛嬌が良く素直そうな人材のほうが重宝されることが多い。
社内政治が苦手なタイプは、誰かにつくという発想が希薄なことが多いように思う。自分を守ってくれそうな人の存在を意識したことがないかもしれない。しかし、社内で決定権を持つ人間を大事にすることは極めて重要である。決定権や予算を持たない相手にどれほどアプローチしても、仕事にはつながらないからである。
また、人事評価が行われる1~2ヶ月前だけ、決定権を持つ人や評価者へ気を配る方法が紹介されている。人事の評価軸は大きく二つある。1.会社の利益や売上に貢献したか、2.社内の人間関係を良好に保ったか、
特に社内政治が苦手なタイプは、後者をおろそかにしがちである。人事評価と決算期は重なりやすく、周囲が忙しくなり、言動が荒くなる時期である。この状況で、自分だけが冷静でいることでいい人と評価されやすくなる。人事評価は加点方式のため、よほどの失敗がなければ、この方法で評価を回復できるという点も納得した。
・上司がダメではなく、こいつを昇進させる組織がダメについて
ここでは、転職を考える際の指針が述べられている。社内でどのような人材が昇格しているかを基準に会社の未来を見極めるべき、という点は参考になった。もし昇進するのが無能かつ悪人ばかりであれば、この会社、大丈夫か?と疑問を抱かざるを得ない。
モチベーションを下げてくる人間に接すると、衝動的に転職を考えたくなるものだ。しかし、わー、ムカつく!と瞬間的に転職を決めるのは避けたほうがよいとも述べられている。感情に流されず、冷静にキャリアを考えることの重要性を感じた。 -
Posted by ブクログ
弱者男性1500万人時代 トイアンナ (扶桑社新書)
いやいや、すごい本に出合った。
今まで切り口としてなかった「弱者男性」それも1500万人!
そして、また部下のことを考える。
・・・最近読む本の多くで、彼を念頭に置いている。
これは私にとってありがたいことなのかもしれない。
本を読むにあたっての真剣身が増す、というか、腰を据えて読むことになる。
活字の向こうにモデルがいる、というのは、知識の吸収を助けてくれる。
そりゃそうだ、少しでも本から取り入れ、彼の前進につなげようと思うから。
。。。彼も間違いなく弱者男性だ。
発達障害、コミュニケーション渉外、、、
救いは、親同士の関係で就職氷河期世代にも拘らず上場企業の社員としてそれなりの年収で働けている、ということ。
でも40代独身。木嶋香苗が餌食にした対象だ、、、
この新書でも、年齢によってさらに危機がますことが書かれている。
より、相手にされなくなるのだ。
その意味でも、そのためにも、彼にはなんとか独り立ちしてほしい、させたい。
女性差別の一方で確実に増えている弱者男性。
無理やり結婚させたおせっかいな社会と、自由恋愛の社会、どちらが幸せなのかわからなくなるが、
当面後戻りすることはない。
よしんば揺り戻しがあったとしても、一個人には間に合わない。
今、何とかするしかないのだ。
1 弱者男性とは誰のことか
日本人の8人に1人は弱者男性/弱者と自認する男性は1600万人/キモくて金のないおっさん/「弱者男性」の歴史的背景/国内統計データから見る未婚男性の不幸度/諸外国との比較/日本で男に生まれたら不幸、さらに未婚はもっと不幸/諸外国でもシングル差別はある/就職氷河期が破壊した男性の結婚願望/透明化される被害経験/支援団体が定める「弱者男性」の定義
2 男性の弱さ
男性は死にやすい/男性は病院へ行くのを渋り、セルフネグレクトへ/男性は3K労働に就きやすい/男性は戦場で兵士になりやすい/男性は女性よりも殺されやすい/男性のASD・ADHD・LDのなりやすさ/男性は遺族年金で差別されやすい
3 弱者男性の声
「男たるもの」に苦しめられ、双極性障害、自己破産へ/一見エリートでも、家族起因で弱者側に追い込まれる男性/年収1000万円のハイスペでも男性が「生きづらい」理由/妻から皿を投げつけられ、涙が止まらなくなった/ごくわずかな弱者男性だけが、女性差別をする/弱さを認めてもいいと知って、救われた
4 弱者男性の分類
SPA!でのアンケートをもとに弱者男性を分類/なぜ弱者男性は自分を責めるのか/弱者性の主なカテゴリー
5 弱者男性になってしまう
弱者性を生む「家族・地域・制度」からの縁切り/コミュニケーション弱者の男性は迫害されやすい/男性は女性と比べて「加害者」になりやすく、孤立しやすい/弱者男性を救いたいと思う者がいない/社会で失敗したときに復活しづらい/SNSで生まれた「高み」の虚像が生む「弱者という実感」
6 弱者と認めてもらえない
女性・子どもという「理想的弱者」の存在/「かわいそうランキング」の最下位/収入という「目に見えすぎる上下関係」/弱さを語ることは「男らしくない」/自分でも自分を弱者と認めたくない/軽んじられる男性の被害
7 弱者から抜け出せない
ガラスの天井に阻まれる女性、ガラスの地下室に落ちる男性/日本人男性の異常な労働時間、労働条件/体を売っても貧困から抜け出せない/階級の固定化:貧困家庭が貧困弱者男性を生む/新卒一括採用で失敗したら復活できない/独身男性が「介護する息子」になる/男性には「玉の輿」のチャンスがない/頂き女子のカモにされる?/宗教も政治も弱者男性を助けてくれない
8 弱者男性とミソジニー
弱者男性=ミソジニストであるという誤解/「それもこれも女が悪い」神話/女性嫌悪集団「インセル」/女性の社会進出と弱者男性に関係はあるか/フェミニズムと弱者男性の食い合わせの悪さ/弱者男性の現状は、かつての女性の姿と重なる
9 弱者男性に救いはあるか
サバルタンは語れない(本当の弱者は訴えることができない)/今ある自助グループの限界/3つの縁のうち「行政」をつなぐ/支援の原則/「弱者です、助けてください」と言いやすい社会づくり/助けを求めるコミュニケーションの訓練/自分が執着する相手との会話/支援者の支援:バーンアウト対策/最後に、弱者男性が訴えた「本当にほしい支援」
巻末付録・推計:日本国内にいる弱者男性の数 -
Posted by ブクログ
著述することの意義の一つは、現実の世界に厳然と存在しているにも関わらずそれまでよく見えなかったものを可視化することだと思う。比較的最近の例でいえば「宗教2世」問題なんかがそうだ。大きな問題点だったにも関わらず言われて初めてそこに長い間横たわっていたことに気付く。この本では2024年現時点で日本人の8人に一人、男性の4人に一人が「弱者男性」という実態が明示される。貧困であり、友だち・恋人がおらず、他人とのコミュニケーションが苦手といったことが代表的にあてはまる弱者男性だが、この数値は巷間よく揶揄的に言われる「キモくて金のないおっさん」といっていじってバカにして差別して済まされる話ではない。仕事をもたない男性にもっとも厳しいのは70代男性だそうだが、自分たちは高度経済成長期やバブル期に生き、終身雇用が維持され、お見合いは減って恋愛結婚が増えたとはいえ会社には男性社員の結婚相手候補としてOLという職種があり、社会も未婚女性に厳しい目を向けていたため、みな歳をとれば当たり前のように結婚できて、そしてその専業主婦に自分の親の介護を押し付けてきた男たちの価値観で「弱者男性はだらしがない」というのは無知による偏見であると自分は思うが、弱者男性が結婚できず正社員になれないのは当人の責任ばかりではないのではないかと著者は疑問を投げかける。現時点を生きるわれわれの社会は弱者男性への正しい認識に関して成熟度に達していないのだ。なぜならここ数十年の間ようやく認識され始めた女性差別とくらべるとわかる。「年収300万を切る男なんて人として見れない」「その年齢でその年収って、どうして堂々と生きていていいって思えるの?」「転職なり何なり、自分で改善できたはず」という書き込みは容認されたとしても、「35歳を超えた女なんて人として見れない」「その年齢で未婚って、どうして堂々と生きていていいって思えるの?」「婚活なり何なり、自分で改善できたはず」は間違いなく炎上ものだろう(しかし後者だって30年前くらいなら全然ありだったのだ)。なぜ理解が遅れているのかは、先述したような「男のくせに情けない」という男性差別が世間ではまだまだまかりとおっていることと、「男なんだから自分で何とかしろ、何とかしなきゃ」という、結局のところ「本来男は強い者」という神話がまだ社会に浸透しているからであり(当事者である弱者男性自身も自分が置かれている状況を他責ではなく自分の責任と感じる人が多い)それが、著者はその「本来」が現在、社会背景や社会制度的においてまったく通用しない認識であるこの著作で可視化したのだと思う。正しい理解を妨げるひとつの原因として弱者男性=女性蔑視者(ミソジニスト)という認識があって、弱者男性を嫌悪する傾向もあるが、これは本書で著されているように相当な誤解であって、弱者男性のミソジニストはごくごく少数であり、ほとんどがいわゆる強者男性が女性蔑視をするために弱者男性のふりをしている場合が多いのだ。事程左様に弱者男性への社会の理解はまだまだ黎明期。こういった著作によってまずは透明な存在に社会が気付き始め、そしてようやく過渡期を迎えるのだ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ普通の家庭(あえて普通という表現)で育った主人公目線で物語が進められていくので読みやすかったし、理解しやすかった。
私自身は、主人公と同じような家庭で育っているため模擬葬儀を依頼する人たちの辛さを本当の意味でわかることはない。ただ、そういう人がいて少しでも前に進める手助けをする。
それも絶対的なものではなく、皆全ての人を助けれるわけではない。そういう現実味のあるところが読者に考える余白を与えてくれているようで良かった。
実際最後の依頼者は、その後どうなるのかと想像しただけでぞっとする。
でも、模擬葬儀を依頼するような家庭があることを知らないまま一生を終える人や、知っていても何も出来ない私のような人間がいる中で、この物語の主人公はインターンにこの会社を選んだことで考えが変わり、救えるかわからないが今後もこの活動に挑戦していくさまがわかる最後で救いがあり良かった。
辛い過去がない人間にとって、辛い過去を背負ってる人を助けようとすることは烏滸がましい気がしていたが、この主人公のような形で行動することも出来るんだなと新たな考え方を教えてもらえたように思う。 -
Posted by ブクログ
トイアンナさんのコラムとかTwitterは読んでいますが、書籍をがっつり読むのは初めてです。
とても良かったです。
恋愛だけでなく、人間関係全てについて為になる気がしました。
わたしもとことん自尊心が無いので、第五章のエクササイズはやってみます。
目指すは「一人で過ごせる人」となっています。
わたし今一人で過ごせるや…と思いましたが、きっとどこかに寂しさを抱えていて、こちらに書かれているような「自己受容しているから一人で過ごせる」という人ではないので、これも目指します。
変にテンション高く危機感を煽らない優しい語り口で、それも好きでした。 -
Posted by ブクログ
トイアンナさんのブログが好きなので、読んでみました。
タイトルは「恋愛障害」だけど、恋愛に限らず人との関わり方に悩みを持っている人とか、自分に自信がないと思っている人が読めば、何らかのヒントが得られるんじゃないかと思う。
人に対する愛情の抱き方には、幼少期に愛情をどのように受けたかが影響している―
そう聞いて、私は普通の家庭で育ったし、学校でいじめられたこともないし、と思っていた。けれど、4章以降の「自尊心を高めるエクササイズ」に従って過去を思い出してみると、今の自分の特徴を作ったきっかけが確かに見つかった。それは家庭での出来事もあるし、幼稚園や小学校で友達に言われたこともある。そして、20年近く前のことなのに情景をはっきり覚えていて、思い出すことによってショックを受けている自分にびっくりする。
けっこうつらいエクササイズだけど、自分の特徴が客観視できるようになるし、当時と今とは違うのだからもう同じことで苦しむ必要はないんだ、と思えるようになる。まだ本文を追いながら軽く思い出してみただけなので、一度はノートにちゃんと書き出してやってみたい。 -
Posted by ブクログ
「このままでいいんでしょうか?」
この問いは、占い師である僕が日々の占いで相談者さんたちから数えきれないほど聞いた問いであり、また自分自身にも、これまでの人生で何度も問いかけてきた問いでもあります。
本書は、恋愛において対等なパートナーシップを築くことができず、長期的に苦しむ状態を「恋愛障害」と名付け、そこから起こるさまざまな問題を解決し、恋愛障害を克服するためのメソッドをまとめたものです。
恋愛障害には、「好きになる相手がいつもモラハラや束縛をするようになる」「尽くしているのに短期間で終わってしまう」など、さまざまなパターンがあります。
そして、その大元の要因の一つにあるのが「強烈な寂しさ」です。
そのため、一人でいることに耐えられず、客観的に見ても明らかに自分にとってリスクがある相手と離れられなかったり、自分を傷つける行動を取ってしまうのです。
そう。
人が「このままでいいのか?」と問いかける時、本当は“このままでいいわけない”ことは分かっているし、ラクになれるのなら変わりたいという気持ちも少しはあるものです。
ただ、その変わる方法が分からない。
分かったとしても、変わることへの不安が勝ってしまい行動できない。
そして、その思考パターンから抜け出せず、いつまでも人間関係や恋愛で苦しみ続けてしまいます。
著者は、恋愛障害に陥った人が目指すべきは「一人で過ごせる人」だと言います。
一人で過ごせる人は、自分のことを愛せる人であり、ありのままの自分を「私はこれでいいんだ」と自己受容できる人です。
自己受容ができると、人に媚びて自分を好きになってもらう必要もなくなり、結局、寂しさを埋めるために苦しい恋愛をするくらいなら、一人でも幸せに過ごすことを選ぶようになります。
そして、そんな時にこそ、ふいに自分を尊重してくれる人に出会えたりもします。
そんな素敵な出会いをすこーしだけ期待しつつ、今日の自分よりも明日の自分をちょっとだけでも好きになりたいと思っているーーそんな僕自身も、自己受容の大切さに気付かされ、ほんの少しですが、自尊心が増しました。
読書の力って、本当にすごいですよね。
さぁ、このレビューをここまで読んでくれた、まだ自尊心が低いそこのあなた。
一読の価値ありですよ。 -
Posted by ブクログ
本書では、日本で弱者になりえる男性は、最大1500万人といっている。
男性の価値基準は、年収、外見としている。
収入というは、「目に見えすぎる上下関係」を生み出す。
婚活においては、男性の年収と女性の若さが交換される世界といわれている。
ガラスの天井に阻まれる女性、ガラスの地下室に落ちる男性といっている。
人を救うことは、一人の人間にはとてもできることではない、素人では相当難しい。
本書を通じて、男性の4分の1にあたる人は、社会から透明な存在として扱われている、異常事態からの脱却の第一歩につなげたいとしている。
<私見として>
本書は、多様な意見や賛否両論がある難しい分野をまとめた本。
広範なインタビューと研究者からのサポートをもとに記述した書籍として価値があると思われる。