【感想・ネタバレ】弱者男性1500万人時代のレビュー

あらすじ

「弱者男性」の75%は自分を責めている。
“真の弱者”は訴えることすらできない――。
「40代後半でカネもない
独身のおっさんに
人権なんてないんです。
そこにいるだけで
怪しくて、やばいんです」
(本書インタビューより)

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Posted by ブクログ

1~2章に出てくるデータが衝撃的。
筆者は指摘していないが生涯未婚率は女性に比べ男性はかなり高い。
弱者男性は生涯未婚で早死し、強者の男性は結婚と離婚を繰り返している。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

弱者男性1500万人時代。トイアンナ先生の著書。1500万人の弱者男性は仕方なく弱者男性になっているのかな。1500万人の弱者男性は自分の意志で弱者男性になっているのかな。弱者男性は弱者男性でも仕方なく弱者男性になっているのと自分の意志で弱者男性になっているのは違う。弱者女性は仕方なく弱者女性になっていることがほとんどなのかな。

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

なんかやすせないっすね。
いや、そんなんよ。男という生き物はどうしても年収と外見で優劣がついてしまうし、それを逆転するのはかなり困難な道であるのは、言うまでもない。結局、自分が強者側に回れるようになんとかして努力を重ねるのが基本戦略である一方、もし弱者側になった時は助けを呼びるような練習をしておく他がないんよな。

自分も男らしさの競争に疲れてしまっている身ではあるが、その競争を降りて、恋愛結婚などを諦めるのは絶対嫌。その中で自分が勝てるレースを絶対に見つけないトいけないのが今のミッションだよな。

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

弱者男性1500万人時代 トイアンナ (扶桑社新書)

いやいや、すごい本に出合った。
今まで切り口としてなかった「弱者男性」それも1500万人!
そして、また部下のことを考える。
・・・最近読む本の多くで、彼を念頭に置いている。
これは私にとってありがたいことなのかもしれない。
本を読むにあたっての真剣身が増す、というか、腰を据えて読むことになる。
活字の向こうにモデルがいる、というのは、知識の吸収を助けてくれる。
そりゃそうだ、少しでも本から取り入れ、彼の前進につなげようと思うから。

。。。彼も間違いなく弱者男性だ。
発達障害、コミュニケーション渉外、、、
救いは、親同士の関係で就職氷河期世代にも拘らず上場企業の社員としてそれなりの年収で働けている、ということ。
でも40代独身。木嶋香苗が餌食にした対象だ、、、
この新書でも、年齢によってさらに危機がますことが書かれている。
より、相手にされなくなるのだ。

その意味でも、そのためにも、彼にはなんとか独り立ちしてほしい、させたい。

女性差別の一方で確実に増えている弱者男性。
無理やり結婚させたおせっかいな社会と、自由恋愛の社会、どちらが幸せなのかわからなくなるが、
当面後戻りすることはない。
よしんば揺り戻しがあったとしても、一個人には間に合わない。
今、何とかするしかないのだ。


1 弱者男性とは誰のことか
日本人の8人に1人は弱者男性/弱者と自認する男性は1600万人/キモくて金のないおっさん/「弱者男性」の歴史的背景/国内統計データから見る未婚男性の不幸度/諸外国との比較/日本で男に生まれたら不幸、さらに未婚はもっと不幸/諸外国でもシングル差別はある/就職氷河期が破壊した男性の結婚願望/透明化される被害経験/支援団体が定める「弱者男性」の定義

2 男性の弱さ
男性は死にやすい/男性は病院へ行くのを渋り、セルフネグレクトへ/男性は3K労働に就きやすい/男性は戦場で兵士になりやすい/男性は女性よりも殺されやすい/男性のASD・ADHD・LDのなりやすさ/男性は遺族年金で差別されやすい

3 弱者男性の声
「男たるもの」に苦しめられ、双極性障害、自己破産へ/一見エリートでも、家族起因で弱者側に追い込まれる男性/年収1000万円のハイスペでも男性が「生きづらい」理由/妻から皿を投げつけられ、涙が止まらなくなった/ごくわずかな弱者男性だけが、女性差別をする/弱さを認めてもいいと知って、救われた

4 弱者男性の分類
SPA!でのアンケートをもとに弱者男性を分類/なぜ弱者男性は自分を責めるのか/弱者性の主なカテゴリー

5 弱者男性になってしまう
弱者性を生む「家族・地域・制度」からの縁切り/コミュニケーション弱者の男性は迫害されやすい/男性は女性と比べて「加害者」になりやすく、孤立しやすい/弱者男性を救いたいと思う者がいない/社会で失敗したときに復活しづらい/SNSで生まれた「高み」の虚像が生む「弱者という実感」

6 弱者と認めてもらえない
女性・子どもという「理想的弱者」の存在/「かわいそうランキング」の最下位/収入という「目に見えすぎる上下関係」/弱さを語ることは「男らしくない」/自分でも自分を弱者と認めたくない/軽んじられる男性の被害

7 弱者から抜け出せない
ガラスの天井に阻まれる女性、ガラスの地下室に落ちる男性/日本人男性の異常な労働時間、労働条件/体を売っても貧困から抜け出せない/階級の固定化:貧困家庭が貧困弱者男性を生む/新卒一括採用で失敗したら復活できない/独身男性が「介護する息子」になる/男性には「玉の輿」のチャンスがない/頂き女子のカモにされる?/宗教も政治も弱者男性を助けてくれない

8 弱者男性とミソジニー
弱者男性=ミソジニストであるという誤解/「それもこれも女が悪い」神話/女性嫌悪集団「インセル」/女性の社会進出と弱者男性に関係はあるか/フェミニズムと弱者男性の食い合わせの悪さ/弱者男性の現状は、かつての女性の姿と重なる

9 弱者男性に救いはあるか
サバルタンは語れない(本当の弱者は訴えることができない)/今ある自助グループの限界/3つの縁のうち「行政」をつなぐ/支援の原則/「弱者です、助けてください」と言いやすい社会づくり/助けを求めるコミュニケーションの訓練/自分が執着する相手との会話/支援者の支援:バーンアウト対策/最後に、弱者男性が訴えた「本当にほしい支援」

巻末付録・推計:日本国内にいる弱者男性の数

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2025年01月10日

Posted by ブクログ

著述することの意義の一つは、現実の世界に厳然と存在しているにも関わらずそれまでよく見えなかったものを可視化することだと思う。比較的最近の例でいえば「宗教2世」問題なんかがそうだ。大きな問題点だったにも関わらず言われて初めてそこに長い間横たわっていたことに気付く。この本では2024年現時点で日本人の8人に一人、男性の4人に一人が「弱者男性」という実態が明示される。貧困であり、友だち・恋人がおらず、他人とのコミュニケーションが苦手といったことが代表的にあてはまる弱者男性だが、この数値は巷間よく揶揄的に言われる「キモくて金のないおっさん」といっていじってバカにして差別して済まされる話ではない。仕事をもたない男性にもっとも厳しいのは70代男性だそうだが、自分たちは高度経済成長期やバブル期に生き、終身雇用が維持され、お見合いは減って恋愛結婚が増えたとはいえ会社には男性社員の結婚相手候補としてOLという職種があり、社会も未婚女性に厳しい目を向けていたため、みな歳をとれば当たり前のように結婚できて、そしてその専業主婦に自分の親の介護を押し付けてきた男たちの価値観で「弱者男性はだらしがない」というのは無知による偏見であると自分は思うが、弱者男性が結婚できず正社員になれないのは当人の責任ばかりではないのではないかと著者は疑問を投げかける。現時点を生きるわれわれの社会は弱者男性への正しい認識に関して成熟度に達していないのだ。なぜならここ数十年の間ようやく認識され始めた女性差別とくらべるとわかる。「年収300万を切る男なんて人として見れない」「その年齢でその年収って、どうして堂々と生きていていいって思えるの?」「転職なり何なり、自分で改善できたはず」という書き込みは容認されたとしても、「35歳を超えた女なんて人として見れない」「その年齢で未婚って、どうして堂々と生きていていいって思えるの?」「婚活なり何なり、自分で改善できたはず」は間違いなく炎上ものだろう(しかし後者だって30年前くらいなら全然ありだったのだ)。なぜ理解が遅れているのかは、先述したような「男のくせに情けない」という男性差別が世間ではまだまだまかりとおっていることと、「男なんだから自分で何とかしろ、何とかしなきゃ」という、結局のところ「本来男は強い者」という神話がまだ社会に浸透しているからであり(当事者である弱者男性自身も自分が置かれている状況を他責ではなく自分の責任と感じる人が多い)それが、著者はその「本来」が現在、社会背景や社会制度的においてまったく通用しない認識であるこの著作で可視化したのだと思う。正しい理解を妨げるひとつの原因として弱者男性=女性蔑視者(ミソジニスト)という認識があって、弱者男性を嫌悪する傾向もあるが、これは本書で著されているように相当な誤解であって、弱者男性のミソジニストはごくごく少数であり、ほとんどがいわゆる強者男性が女性蔑視をするために弱者男性のふりをしている場合が多いのだ。事程左様に弱者男性への社会の理解はまだまだ黎明期。こういった著作によってまずは透明な存在に社会が気付き始め、そしてようやく過渡期を迎えるのだ。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

本書では、日本で弱者になりえる男性は、最大1500万人といっている。

男性の価値基準は、年収、外見としている。
収入というは、「目に見えすぎる上下関係」を生み出す。

婚活においては、男性の年収と女性の若さが交換される世界といわれている。

ガラスの天井に阻まれる女性、ガラスの地下室に落ちる男性といっている。

人を救うことは、一人の人間にはとてもできることではない、素人では相当難しい。

本書を通じて、男性の4分の1にあたる人は、社会から透明な存在として扱われている、異常事態からの脱却の第一歩につなげたいとしている。

<私見として>
本書は、多様な意見や賛否両論がある難しい分野をまとめた本。

広範なインタビューと研究者からのサポートをもとに記述した書籍として価値があると思われる。













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2025年10月05日

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著者が弱者男性と定義する中年の恋愛弱者について。

とかく世間的にはバッシングの対象になりがちな弱者男性に正面からスポットを当てて書いており、自分もその世代の男性として色々と考えさせられた。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

弱者男性と言う定義を初めて聞いた。低収入、コミ力が低い、見た目が良くないなど、弱い人だとの認識はあった。しかし、男子も女子も同様な部類とひとまとめの意識であった。決して上から目線でなく、もっと自分の力で何とか出来るだろう、と決め込んでいた。弱者男性を多少理解はしたが、はたして手を差し伸べることはいかに、、、、 なんとなくニュアンスは分かったので、ほんの少し聞く機会を持っていきたい。
しかし、親の環境で左右される事がわかり、両親にはあらためて感謝である。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

私も弱者男性への偏見持ってたんだなって気づけた。
救いの手があれば起こらなかった事件もいくつか思い当たるし、男性も弱みを言えて救いの手がある社会になって欲しい

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2024年11月20日

Posted by ブクログ

思った以上に不利な立場な男性が多いんだなと。
よくお金が足りない!クレクレってネットで求めてる割には親に頼らない。最悪、消費者金融に頼らない女性とおんなじで、正しく助けを求めるコミュニケーションが取れることが大事だと思ってたことはこの本にも書かれてた。

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2024年11月17日

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・日本の未婚女性は先進国25ヵ国のなかで最も幸福度が高く、日本の未婚男性は先進国25ヵ国中、幸福度がワースト1位。
・男性の発達障害は女性の3倍(発達障害になりやすい男性のほうが幸福度が下がりやすい...)
・未婚男性の死亡年齢中央値は約66歳、離別は約71歳、有配偶男性は約81歳。
・自分が弱者男性になった理由を「自分が悪い」と考える割合は75%。

この事実、1ヶ月経ってジワジワきてます。
むかし、自分が男の子だったころ、女の子によくお世話をしてもらってたなと思います。男性は女性の優しさや母性に支えられて生きる生き物なのかもしれません。だからこそ男性は肉体的にも精神的にも強さを求めてきた。求められてきた。そうやって男女が生きるバランスをとらせて頂いてきたような気がします...。
今、妻がいて、子供たちがいる幸いをかみしめようと、ただただ思います。

いろんなデータが満載で学びと心配が多くある本でした。

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

確かに男の人のほうが背負う物が多いのかもしれないのかもなあ。主夫も少ないしなぁ。見た目とか、年収とかもないと結婚できないし(結婚するのが社会のステータスかと言われるとそれは違うけど。。)

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

なかなか辛辣なことが書かれているな、と思いましたけれども、これがまあ現実なのでしょう…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

年収やら自身のスペックやらを挙げている男性がいらっしゃいましたけれども、それだけではないような? 好感持たれる男性というのは…。確かに低収入の男性はもうそれだけで婚活サイト? とかパーチー? などでは相手にされないとは思いますが…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

↑↑↑まあ、そういった場に出たことがない僕が言っても何の説得力もないですねぇ…ええ…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

弱者男性に厳しめな著者かと思いきや、意外と支援する立場というか、そうなってほしいと願っている感じがありましたねぇ…ええ。

しかしまあ、弱者女性は周囲も支援しやすいでしょうけれども、男性はね…やっぱりこう…男らしさ! みたいなものが現代にもまだ蔓延っているんじゃないでしょうか…それが支援の妨げになっている的な…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

まあ、そんなアレで世の弱者男性が…少しでも「透明な存在」から脱せられることを願ってやみません…!!

さようなら…。

ヽ(・ω・)/ズコー

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

「弱者男性」はおよそ1500万人相当いると問題提起と女性差別と同じく、男性差別へも理解と改善を促す良書である。
さて、本著が述べているように、身体的特徴や障がい、コミュニケーション困難など他にも多くの要素が男性を取り巻き社会参加できない状態へと追い込まれていると示唆している。確かに、弱者男性は多いだろう。この問題は、今始まったばかりではなくて、50代の層にも弱者男性がいることから、氷河期世代前後の影響から今日(2025)まで根深い問題と放置されていた、または、支援が行き届かない状態が負の面で残っている証拠だろう。時代のせいにしてしまっても意味はない。弱者男性を取り巻く環境や競争社会、人間関係の希薄さ、家庭環境の機能不全など、多様な要因が考えられるだろう。ただ、お金を支給しても根本的な解決にはならない。だが、働けないのであれば、遠慮無く生活保護や福祉、医療の力は存分に活用すべきだと私は思う。
まずは、男女容姿関係なく、一人の人間として、関わるところから始めてみると良いだろう。弱者男性には様々な可能性があることを、あなたには可能性があることを世代年齢問わずあることを自覚しなくてはならない。
この競争社会は止まることはないだろう。生きにくいだろう。だが、自分の足で、自分の意思と責任で考え思索し立ち上がり行動し始めれば、あなたの知らない世界がきっと拓けるのだ。長年辛い環境にいるときは、その環境やしがらみから離れた環境へ移動することが、まずは第一歩であり、それが難しいのであれば、段階を経て新たな人間関係を築き、色々な角度から物事を見る訓練と考えること、本を読むことおすすめする。私は思うのだ、弱者男性とは可能性があると。今を生きる男性へ良書といえよう。

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2025年06月27日

Posted by ブクログ

「オタク・スペクトラム オタクの心理学的研究」にてオタクの要素として「弱者男性像」があがっていた。

いちオタクである自分としては、オタクと弱者男性の関係性、そしてゲームやアニメが弱者男性に陥らせる要因であるのか気になり購入した。

結論から言えばオタクはもちろんゲームやアニメに関する記述は見られなかった。

なぜか。
本書で取り上げられたような弱者男性はオタク趣味を楽しむような余裕が経済的にも心理的にもないからであろう。

競争に負けた男性は救われない。それでも飽き足らず蔑みの対象となる。

自分もそのような人たちを端々に感じて生きてきたので、その人生がどれだけ過酷かは想像に難くない。

弱者男性という存在を顕在化した本書の価値は大きいだろう。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

弱者男性ってこんなにいるのかと、非常にびっくりした。
男は、男として降りたら、道がないというのは、本当にそうだよなーと思った。
弱者男性と呼ばれる人が、可視化され、社会全体でサポートできる体制ができて欲しいと切に願う。

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2025年01月27日

Posted by ブクログ

個人的に印象的だったのは、
“この数十年で女性が「女性らしさ」から少しずつ解放されてきた流れとは裏腹に、男性はまだ男らしさの呪縛に、がっちりと囚われている。”
 という箇所。

確かにまだあるよなぁと思う。

いまだに
「風邪くらいで男は休むな」とか。
「男が無職だと恥ずかしい」とか。
「車の運転ができない男は恥ずかしい」とか。

……数えればきりがない。

男が、こういう「男らしさ」みたいなものに、苦しんでいる現状は確かにあると思う。


他、以下のデータは参考になった。

・配偶者がいない場合、男性はより早く死ぬ。
未婚男性の死亡年齢中央値は約 66 歳、
有配偶男性の約 81 歳からすると、未婚男性は約 15 歳も早く死んでしまう。

・未婚・既婚で見てみると、既婚者のほうが幸福度が高い。

・日本の未婚女性は先進国 25 か国のなかで最も幸福度が高いという結果が出ている。それに比べて、日本の未婚男性は 25 か国中、幸福度がなんとワースト1位なのである

・女性は「結婚したくないから結婚しなくなった」人が多く、男性は「結婚したいのにできていない」のである。

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2025年01月12日

Posted by ブクログ

【概要】
弱者男性の定義をし、彼らがいかに社会から透明化され、いないことにされているか。また、勝手な憶測と悪いイメージで捉えられているかを書き出し、支援への道を示唆する。

【感想】
自己責任論と男らしさの呪縛は相当強固に日本社会全体に根を張っているなと思う。
弱者男性同士での連帯を図ろうとしても、結局コミュニケーション弱者はコミュニティから弾かれるという話はかなり辛いものがあるな。

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2024年10月22日

Posted by ブクログ

裁量と判断の時代への二十一世紀。
二十世紀は、権力と立場が、露骨、アプリオリだったかな。

貨幣や資本が、一般化したってことかな。

サバルタン、下級将校の意。
ロングテールって考えてもいいか。恐竜が滅ぶってことでもないけど。

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2024年06月30日

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