中場利一のレビュー一覧

  • バラガキ 土方歳三青春譜

    Posted by ブクログ

    トシの喧嘩は、オラの喧嘩だ!
    普通のいわゆる新選組と違う、なんとも柄の悪いお兄さんたち!主人公は歳さんです。試衛館から池田屋までなので、新選組にとったら一番いい時期なのではないかな。ですのでとても安心して読めます。尊王攘夷や、倒幕といった幕末の思想は基本的に関係無しに暴れ回る新撰組がとてもすてきです。「おれは売られた喧嘩は買うんだよ!」というチンピラ姿勢。あの時代の主義主張というのは同じ方向に向かえる機会が本当にたくさんあったのに、各藩、幕府、朝廷、の益や意地がそれを良しとしなかった、とても切ないものだったように思います。勝や小栗、容保が幕府の側から、慶勝が尾張から、松蔭が長州から、島津が薩摩

    0
    2010年02月17日
  • バラガキ 土方歳三青春譜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     ああ、続きが読みたい。続編があるわけでもなんでもないんだけど、読み終わったときそう思った。いろんな人が土方歳三を書いているけど、この歳三が一番感情移入できた。
     あそこで終わってるからいいのかな。でも、続きが気になってしまうんだなぁ。いや、でもバラガキのトシが函館まで行くのは見たくない気もするし。うーん。とりあえずもう一回読んでみよう。

    0
    2013年08月17日
  • バラガキ 土方歳三青春譜

    Posted by ブクログ

    面白い!若さ溢れる多摩時代からいよいよ勢いに乗ってくる所までを切り取っているので、疾走感溢れるまさに青春譜。みんなキャラがおかしいよ。

    0
    2009年10月04日
  • バラガキ 土方歳三青春譜

    Posted by ブクログ

    一般論の「土方歳三」しか知らなかったけど、これ読んだらなんだかものすごい一部分だけしか知られてないんだなって思いました

    おもしろいです

    0
    2009年10月04日
  • 雨の背中

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鏡子と竜二の純愛をハッピーエンドで終わるのを見届けたかった。不器用な2人だけれど幸せになって欲しいと思ってしまう。結局はヤクザはカタギになることは許されなかった、というか本人がムリだと察したようだけれど。鏡子は子供がいれば強く生きていけると信じたい。

    0
    2025年05月09日
  • 黒猫 沖田総司の死線

    Posted by ブクログ

    史実を織り交ぜたパロディ。
    沖田君の正確なとこはわかってないから、仕方ない部分もあるが、時系列も微妙に短縮している。黒猫の登場も違う(笑)
    殺戮好き沖田はイメージのなかに無かったけど、これはこれで楽しめた。土方が自分をオラと言うのには違和感が…

    0
    2024年12月24日
  • 雨の背中

    Posted by ブクログ

    ヤクザが主人公の一見痛快小説、でも近所にこんな身勝手な人がいたらとても迷惑!そう思うと思い入れもできない。

    0
    2022年10月22日
  • 雨の背中

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    *笑うことのできない女と、一本気で無骨な男。東京に出て来て孤独に暮らす鏡子は、中年のアウトロー八代竜二と出会い、お互いのさみしさを埋め合うような恋に落ちる。八代は、古巣の組に復帰するため、ヒットマン指令を遂行したものの情勢が急変。鏡子の妊娠がわかり、一度はカタギの道を歩み始めるが…。不器用に生きる二人の男女をユーモラスに、切なく描く! *

    明るい文調なのに、そこはかとない寂しみが漂うお話。下っ端ヤクザの行く先なんて見えてるけど・・・「バッカおまえ」の口癖が切ない。

    0
    2020年11月09日
  • カオルちゃーん!!~岸和田少年愚連隊 不死鳥篇~

    Posted by ブクログ

    目先のこと、自分のことしか考えない、愉快でバイオレンスな大人のふるさと、大阪・岸和田。
    その頂点に君臨し続ける制御不能、全身武器の男、カオルちゃん。
    一匹狼の彼が街を行けば、犬も猫も機動隊もヤクザも道をあける。
    そんな環境に育った中学生チュンバは、親友の小鉄と生傷絶えぬスリリングな毎日を楽しんでいる。
    ある日、カオルちゃんが死んだという情報が流れ、岸和田に衝撃が走る。

    0
    2018年03月18日
  • 離婚男子

    Posted by ブクログ

    ベタベタの大阪出身の作家にはついつい惹かれてしまうのが大阪人。大阪府岸和田市出身だという著者の面白そうなタイトルとジャケットを見て即買い。

    主人公の健二は長距離トラックの運転手。妻の香織はといえば、家事全般が苦手なうえに、金は空から降ってくるとでも思っているのかクレジットカードで買い物し放題。まだ2歳半の娘の詩織を連れて出かければ、詩織の存在を忘れてひとりで帰ってくることもしょっちゅう。だけど美人でナイスバディの香織を健二は愛している。ところがある日の夫婦喧嘩後、数日経ってから健二が帰宅すると、部屋の中から一切合切の家具が消えていた。蛍光灯まで持って香織は家出したらしい。しかも詩織を健二の実

    0
    2017年05月15日
  • 離婚男子

    Posted by ブクログ

    トラックドライバーの健二。
    長距離にも出るため、家と娘のことは妻に投げっぱなし。
    夫婦喧嘩もしょっちゅうだ。
    そんな中、本当に妻が家財道具も全て持って出て行ってしまう。
    しかも、幼い娘は置いたまま。
    そこから、妻探しの日々と娘の子育てが始まる。
    いなくなって初めてわかる妻のありがたさ。
    大阪弁で軽やかに面白く描かれているが、最後はホロッと。

    2017.1.24

    0
    2017年01月24日
  • 離婚男子

    Posted by ブクログ

    ヨメサンの声を 聴かない 聴けない そもそも聴く気が無いダンナの苦悩と再生の物語

    身につまされる既婚者が多いだろう

    0
    2016年07月29日
  • 岸和田少年愚連隊

    Posted by ブクログ

    十年以上ぶりの再読。
    チュンバと小鉄の滅茶苦茶ぶりが面白い。
    たまーにジーンと来る話を入れてくるのが著者のうまいところ。

    0
    2015年05月26日
  • バラガキ 土方歳三青春譜

    Posted by ブクログ

    古いものは本棚だと画像が出ず、再読したので文庫で再登録。
    物語は多摩から池田屋の変まで。口調も様子も若者というか悪ガキというか、沖田でなくともからかいがいのある人物に見えてきます。「黒猫 沖田総司の死線」を読んだ後だったので、沖田の言葉に「黒猫」が入っているのに気付いてちょっと驚きました。

    0
    2014年11月16日
  • 黒猫 沖田総司の死線

    Posted by ブクログ

    口調やノリは現代か江戸っ子なのだが、していることは結構鬼畜な沖田ほか。でも読み終わった後、一番鬼畜で怖かったのは近藤に思えた。互いが労咳というミズとの恋は切ない。タイトルの黒猫は、話にかかるのがちょっと弱かったかなと思います。

    0
    2014年11月11日
  • バラガキ 土方歳三青春譜

    Posted by ブクログ

    土方歳三、試衛館時代~池田屋まで。
    試衛館の皆でわいわいしてるのににこにこしたり、いじられる土方さんが可愛かったり。さくっと読めます。

    0
    2013年06月19日
  • 黒猫 沖田総司の死線

    Posted by ブクログ

    新撰組一番隊長の沖田総司メインの物語。

    沖田総司は天然理心流の天才的達人で、新選組の面々とともに喧嘩三昧の日々を過ごす。総司と同じ結核で最愛の女ミズ、池田屋騒動、残党狩り、禁門の変、坂本龍馬……。自分はなにを斬っているのだろうか? 痛快新選組青春グラフィティ!

    凄く、新撰組の隊士の皆様の扱いが雑いww

    沖田さんの恋を読みたいならこれ・・・?

    山南さんの扱いは・・・ひどいですねww

    でも、坂本龍馬と土方歳三が沖田目線で語られていた所は、凄い好き。
    全く違う方向を向く二人だと感じた。

    0
    2012年09月14日
  • バラガキ 土方歳三青春譜

    Posted by ブクログ

    みんな大好き新選組。ですが、歴史小説を読んだことのない私です。新選組の本がどれなんかもわからずウロウロしていたところ、見つけたのがこれです。表紙がどうみても土方さんなんで、解説がどう見ても重松清なんで。そんなわけで。
    まず、歴史小説らしからぬ文体で読みやすかったです。「この人はこういう逸話があって、後々こういうこともあるんだけれどね、余談だけど」みたいなのを小出しにしながら語る不思議な文章です。


    ストーリーは新選組を結成する前、京都に上がり、あの手この手で一団を大きくし、規律を作り、統率し、そして池田屋事変…!!というところで終わります。そのあと、新選組が悩み、迷い、そして散り散りになると

    0
    2012年08月06日
  • えんちゃん 岸和田純情暴れ恋

    Posted by ブクログ

    「じゃりン子チエ」のテツみたいな俊しゃんとえんちゃん。

    どこかのレビューで絶賛されていたせいか期待し過ぎだったみたい。

    0
    2012年06月20日
  • バラガキ 土方歳三青春譜

    Posted by ブクログ

    気軽に読めて、面白い。
    でも内容が軽いわけではない。

    気取りなく、田舎のバラガキの姿が軽快に描かれている。
    いいなぁ。

    0
    2012年02月24日