川合伸幸のレビュー一覧

  • 心と現実 私と世界をつなぐプロジェクションの認知科学

    Posted by ブクログ

    頭の中にある表象を、目の前の現実に重ね合わせる心の動きである「プロジェクション」について解説した一冊。人間はあらゆるものにプロジェクションしており、それは自分自身も例外ではない。「自己」というものもプロジェクションによって形を変え、「他者」の存在を意識することでも、それがフィルターとなって自己認識が変化し、さらにその影響を受けて変容していく。こう考えると、プロジェクションによって購買行動や自己認識まで変えられているのだろうな、と感じた。

    0
    2026年08月29日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

    Posted by ブクログ

    認知バイアス大全、似た名前の本がいくつかあったけど、パラパラと見てこの本が一番とっつきやすいかなと思った。
    目次が充実してるので、読みたいバイアスから読み摘んでいくことができる。
    時々出てくる心理実験は少し言葉足らずで理解するのに熟読が必要なものもあったが、全体としては手元に置いて時々ざっと読み返すのに適した本だと思う。

    0
    2026年03月05日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

    Posted by ブクログ

    自分はバイアスかかりすぎ!と、思えた本。
    でも、バイアスは悪いことじゃなくて、誰しもが必ずしももっているもの。自分の思考に気づけてよかったし、なにより他者と関わるときに第三者的目線で考えを持つことができるようになった(気がする。まだ読み終わったばかりなので…。)。

    0
    2024年08月30日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

    Posted by ブクログ

    1テーマ見開き1ページで、様々な認知バイアスについて網羅的に解説している。
    その特性上、一つ一つのバイアスについては深く知ることは出来ないが、「こういうバイアスがあるのか」ということを知ることができるため、非常にためになった。

    0
    2024年05月06日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

    Posted by ブクログ

    【1行説明】
    怒りのメカニズムを元に、自分や他人が怒りを覚えたときのヒントを紹介している。

    【趣旨】
    人類が誰でも持つ感情である「怒り」について、様々な実験や検証の結果を引用しつつ、そのメカニズムや対処法を紹介している本。

    【引用文3つ】
    ①「悪い謝罪」には次の4つの要素の幾つかが含まれています -正当化・逆ギレ・弁解・矮小化

    ②インターネット上で謝罪圧力が強い理由(中略)おそらく、「バンドワゴン効果」が作用しているのだと考えられます。バンドワゴン効果は、経済学や社会学でも良く用いられる言葉ですが、ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れると、その選択への指示が強くなることを言います。

    ③怒りやすい状況とはどのようなものかをしっていれば、 腹が立ったときに、それがまっとうな反応なのか、怒りやすい状況だから腹を立てているのかを判断できます。自分がそのときに怒りやすい状況であると認識できれば、本当はそれほど腹を立てるほどのことでもなかったと気づくかも知れません。

    【感想】
    ただ単に「怒りとはこういうもので~」といった内容だけでなく、「罰を与えるのは社会での協力を維持するため」といった行動原理の話や、「ケンカした後はコミュニケーションをとるほうが仲直りしやすい」など、具体的なアクションの話があり、非常に興味深い内容だった。

    0
    2022年10月15日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

    Posted by ブクログ

    最近自分の中の怒りという感情と向き合うようにしている。怒りという感情は何も生み出さないと痛感したからだ。しかしこの感情を捨て去ることは不可能であることもまた事実だ。ではどう付き合っていこうか。そう考えていたので興味を持ってこの本を手に取った。怒りという感情は現代の心理学ではどのように捉えられているのかが
    わかりやすく書いてある。題名にとらわれずに最後まで読んでいただきたい。きっと現代の学説を集めて導かれた結論にハッとするはずだ。

    0
    2020年09月07日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

    Posted by ブクログ

    怒りと謝罪を科学の観点から書いていて納得出来る事が多かった。

    怒り
    怒りと恐怖は似ている
    怒りは接近、恐怖は離れようとする心理
    怒り=不快+攻撃性
    接近=左前頭部の脳波の活動高い
    第三者の目線は、怒りを抑制させる

    関係修復
    被害者は、謝罪より補償を求める
    強く当たらない事、存在を認めて欲しい

    謝罪
    自分の大切な人やモノを考える事で、建設的な謝罪につながる

    怒りの抑え方
    紙に書き出す事や祈る事で怒りのエネルギーは収まる方向に進む

    仕返しと罰
    罰するのら復讐の神経基盤が満足感を得るから

    それでも被害者は罰よりも補償を求める
    第三者の立場になると罰を好む、これは正義を通そうとする。

    仕返し欲求は、加害者に認識させたい思い。
    自分の気持ちが晴れるわけではない。

    赦し
    心理学では罰でら、行動変化も長続きしない。
    また副作用を生み出す事が知られている。

    人の協力を促進するには懲罰より報酬の方が協力は集まる。


    加害者側が真実を語り罪を認め責任を取るなら、被害者側は赦した方が、その先穏やかな気持ちで過ごせる。

    0
    2020年06月14日
  • 凶暴老人~認知科学が解明する「老い」の正体~(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    凶暴老人: 認知科学が解明する「老い」の正体。川合伸幸先生の著書。凶暴老人、些細なことでキレてしまう高齢者が増えているという報道はよく見聞きします。高齢者が凶暴になるには凶暴になるだけの科学的根拠がある。年齢を重ねれば誰もがいつかは高齢者になるのだから、本書で取り上げている老いの正体を高齢者と社会全体が正しく理解することが大切。高齢者を馬鹿にしたり批判したりするのは人として未熟なことではないでしょうか。

    0
    2019年01月13日
  • 凶暴老人~認知科学が解明する「老い」の正体~(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    タイトルはインパクトが強すぎるが、編集者の意向ということらしい。サブタイトルは著者のようである。
    前半は科学の話。怒りをこらえられない理由を科学的に解明していく。ただし、解明されていないこととの区別は科学者らしく線引きされている。
    後半はどちらかというと筆者のこうあって欲しいという願望が書かれている。
    でも、今後科学的に調査するのであれば、筆者の書いたことが正しいかを検証する道筋をつけたという風にとらえることができると思う。分野の違う犯罪の分析まで踏み込んでいるが、物足りないのは仕方がないか。
    今後の調査研究でもう少し解明されると思うが、前半部分だけでも十分参考になる本だと言えます。

    0
    2018年12月03日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

    Posted by ブクログ

    怒り、謝罪、罰、赦しについて科学的に分析。個人的な問題というより、社会のあり方について考えさせられる。

    0
    2017年12月16日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

    Posted by ブクログ

    人間の怒りのメカニズムを分析し、謝罪の仕方や怒りの抑え方を科学的に考察した。比較認知科学が専門の著者は、謝罪の効用について「自分が攻撃されないためにするもの」と指摘。自責の念を表す、責任を自覚するなど、謝罪に必要な8要素を挙げる。感情論を避け、データや実証に基づく記述に徹した点が好ましい。(講談社現代新書・760円)

    マシュマロテスト
    セルフコントロールすつ訓練をして怒りを制御
    謝ることを欲していない。現状回復を求めている
    気持ちに寄り添う謝罪

    0
    2019年01月09日
  • ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか

    Posted by ブクログ

    善か悪か。
    私たち人間が行ってきた所業を考えるとき、しばしばこのような言葉が使われる。
    光と闇。
    罪と罰。
    人の本性は何なのか。
    本書ではこの難しい問いを考えるものである。

    第2章ではマイケル・サンデル教授の問を引用し、私たちがどれほど合理的に生きて「いない」かを明らかにする。
    「何となくよくない感じ」を頼りにしているからこそ「人間らしい」のであり、これが欠如していると他者に対する共感力が低いとみなされ、「人間らしさ」を感じないようだ。
    私は合理的な人間だから、なんて言葉がどれほど合理的でないか、この矛盾が人間らしいのかもしれない。

    闘争遺伝子というものがあるからこの人は暴力的なのだ、と単純な説明でヒトが語られることを著者は危惧している。
    確かに単純な主張は人々に受け入れられやすい。
    が、しかしそこには思考停止に陥り、そのことによって他者(そして自分自身も)を危険にさらすという側面があることを我々は忘れてはならない。
    歴史を見ても、今の社会を見ても、それは大いに実感できる。

    第5章の「身内」と「よそ者」では、過去に行われた(その特異性によって今では行ってはいけない)実験の記述が面白い。
    代理母実験、スタンフォード監獄実験、ミルグラムの服従実験......。
    それぞれ、愛着が社会性を育て、役割が人を形造り、排除されないために「集団」の意思に従う、という結果が得られたものだ。
    このことにより、人が社会性を強く持つ生き物だということがよくわかる。
    悪いことを見たり聞いたり、してもされても痛みを感じる、そういった面があることに私は着目した。

    第6章では、他人を援助するヒトというタイトル通り、ヒトは優しく、共感しあう動物であることが示されている。
    我が家の子供もおやつを半分にして、自分の取り分が減るのに嬉しそうにしているし、私が悲しめば抱きしめてくれる。
    幼子がヒトの本来の姿なのかもしれない。
    求めよ、が先ではない、与えよ、さらば求められんだ!
    (でも、私は雪見大福を半分あげてもいいと思えるのは大好きな人だけ)

    アインシュタインのいうように、ヒトの愚かさは無限大かもしれない。しかし、少しずつでも人はいい方に進化しているのだ。
    他者の痛みに共感し、自分と同じようにしてを大事にしていけるのなら、平和な社会は案外すぐそこまで来ているのかもしれない。

    0
    2016年06月13日
  • ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか

    Posted by ブクログ

    意外と幅広い領域をカバーしている。ローレンツの拡大解釈の間違いを指摘しているのでこの本の貴重性は大きい。

    0
    2021年09月07日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

    Posted by ブクログ

    「赦さないと、あなたはずっと相手の支配下にある」
    「過つは人の常なり、赦すは神の業なり」
    「私たちのおこなは大河の一滴にすぎない。
    でも、何もしなければ、その一滴も生まれない」

    よく言われるけれど、
    過去と他人は変えられない。
    変えられるのは未来と自分だけ。
    ってことでしょうか。

    妊娠高血圧の疑いで持続測定された事があります。
    正月三が日明けの4日土曜日、
    絶対に混雑するからせめて週明けに、
    とお願いしたのに、臨月だから受診しろと言われて行ったら、案の定の大混雑、妊婦が多数立って待っている中、付添に来た父親らしき男性が複数待合室の長椅子に座ってるのを見て頭に血が上りました。
    結果、使ってない分娩室で静かに30分安静にして血圧測る事になったので、落ち着きを取り戻しましたし、妊娠高血圧の疑いも晴れましたが。
    社会の秩序を守ろうとしたんでしょうかね。

    怒り、自体は絶対的な悪とは思ってません。
    腹立つ!と思った時に、
    自分にもこんなにエネルギーがあったんだ、
    と驚くのて、そのパワーを良い方向に向けて持続させられたら、世の中はいい方向に変えられる気がするんだけど。

    0
    2026年07月26日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

    Posted by ブクログ

    タイトルに「大全」とあるように、各種バイアスを辞書のよう網羅した一冊

    「いるいる、こういう人」というものから「これは自分も気をつけないと…」と戒めになるものまで、勉強になることが多かったです。

    中には「こんなにいろいろ言われたら日常生活できないよ」とか
    「考えすぎ、過敏になりすぎ」とこの本の内容を忌避する人と思いますが、
    耳に痛いことこそ、きちんと振り返るべきものだと思います。

    以下、自分的に覚えておきたいバイアスをピックアップしました
    ・対人論証
    心理的攻撃の一種。相手の主張に対して、自身の主張や客観的な反証・反論ではなく、相手の人格を否定・攻撃すること。

    ・敵意帰属バイアス
    相手に悪意があると決めつけて、攻撃的になること。
    (これは仕事場だけでなく、家庭内でも気を付けておきたいバイアスだと思いました。)

    ・自己肯定化理論
    自己概念が脅威にさらされたと感じるときに、自己を正当化する心の動き
    人には「自分はいい人間」という自己概念があり、これが崩れそうな場面は耐え難いことなので、自分を守るために自己正当化する

    ・公平世界仮説
    「世界は公平で、善人は幸福になり、悪人は罰を受ける」という信念
    このバイアスが強く出るのは事件報道時など。「加害者はもちろん悪いけれど、被害者の方にも落ち度があるのでは?」という見かたが出る。
    公平世界節は「世界は予測可能なもの」と思いたいという気持ちから生まれる。不確実な出来事が自分に訪れるのが不安なので、被害にあった人には何らかの理由があると思いたがる。

    ・集団内びいき
    自分が所属する内集団を、外集団より高く評価すること
    人の自己評価が社会的アイデンティティと結びついているために起こる。また、内集団バイアスは集団ないにおける利いが低い人ほど、自己評価を高めるために強く起こる傾向がある。

    ・過剰努力
    ステレオタイプにさらされるマイノリティが「人一倍努力しないといけない」と自分を追い込むこと
    人種、性別、出身地域などでマイノリティにあたる人に見られる傾向
    「育ちは無関係。努力が足りない」というのも一種の偏見である
    (これに関しては上野千鶴子さんの東大入学式で行われた祝辞にもあらわれていると思う。)

    他にもいろいろありますが、とりあえずこんなもので。
    バイアスの存在については、人生の必修知識だと思います。
    これらの知識があるだけで、他人とも自分自身とも、少しだけ冷静に関われる機会を得られるし、それは確実に自分の人生の助けになると思うから。

    0
    2026年05月10日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

    Posted by ブクログ

    自分を客観視する、それを何度も何度も繰り返す、相手の立場で物事を見ようと試みる。

    怒りの感情が湧いてる時は余裕がないのが常なので、分かっていても難しい!でもヒントになることが多く書かれていて、読んで良かったと思った。

    0
    2025年09月25日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

    Posted by ブクログ

    日時生活で思い当たることが多々あり、勉強になりました。私には難しい言葉が多いと感じましたが、例えも分かりやすく楽しく読ませていただきました。

    0
    2025年03月16日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

    Posted by ブクログ

    楽しく読んだ。簡単にまとめているので詳細を知りたい場合別の書籍にあたる必要があるが、ざっと知り楽しむのには最適。引用している論文についてわずかだが手がかりが書かれている(ほんとうは注がほしいところだが)のは調べやすくてよい。

    0
    2023年02月12日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

    Posted by ブクログ

    ・バイアス=偏った見方
    ・生存者バイアスや現在バイアス
    がキーワードだと思います。
    無意識のうちに「バイアス」がかかっていて、それが自分の習慣になっていることを知ることができたので、今後の生活においても意識したいことが多いと感じた本です!

    0
    2023年01月30日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

    Posted by ブクログ

    さまざまなバイアスについて、具体的な例や有名な実験の結果を示して説明しているので分かりやすい。
    ああ、これはあるある、とか、なるほど、と納得できることも多かった。よく聞く言葉だけど正確に意味を知らなかった言葉もたくさん出てきて興味深かった。

    0
    2023年01月25日