川合伸幸のレビュー一覧
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心理学的な切り口から、幅広い視点で考察されている。スタンフォード監獄実験(ジンバルドーの実験)、ミルグラム服従実験も紹介されていた。男性の暴力性、女性の仲間はずれも興味深い。Posted by ブクログ
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性善説か性悪説か、ヒトは他人を助けようとするのか、それとも生存・保存のために他人を蹴落とすのか、といった「ヒトの本性」を、赤ちゃんやサルなどの動物の行動の観察や実験、脳の仕組みから読み解こうとしたもの。著者は科学者的な大学の先生で、理系の本、といった感じ。
何か教育学的な話でもなければ、もっと胡...続きを読むPosted by ブクログ -
一つ一つ私達ヒトという存在の崇高さと残虐性を振り返り、深く考えながら本書を読んだ。私もヒトの本性が善なるものだと信じたいと、この本から感じた。Posted by ブクログ
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バイアス=思い込みやステレオタイプは、ないと思い込んでる時点で直せない。直せないことを理解し、それが表に出ないように努めることも大切。なるほどねーそういう考え方も。と他人を認めれば、自分の気持ちも軽くなる!
欲をいえば、説明よりも、対処を厚くしてほしい。Posted by ブクログ -
著者があおるような意味じゃないと書いていたが、タイトルだけ見る人は老人が凶暴になりつつあると思ってしまう。
確かに統計のマジックで老人が増えてるから件数としては増える。
周りは孤独にさせない、本人は有酸素運動をするなど相互に努力ができる者のみがここに至らないと思う。Posted by ブクログ -
「自分の認知はゆがんでいない!」→それもバイアスです。(本文より。)
自分の「思考」を「メタ認知」し、「脆弱性」を持つ事が、バイアスによって誤った判断をしない(減らす)事だと思った。Posted by ブクログ -
書いてあるバイアスの例自体はわかりやすいし、研究の出典もあり、役に立つ本ではあるが。
著者が、「推定」と「決めつけ」の区別がついてない。
「電車の中で態度が悪いスーツ姿のおじさんを見て『会社でもハラスメントしてそう』などと思うのは決めつけであり、根拠がない」ということが書いてあるが(P23)、「し...続きを読むPosted by ブクログ -
認知バイアスを網羅的に紹介した本です。様々なバイアスがあるものだと参考になりました。捉え方によって、いろいろなバイアスに当てはまる場合があるようで、重なり合う部分がるように思いました。Posted by ブクログ
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<感想>
HOWを期待して手に取ったが、WHATを紹介する事例集のような印象を持った。想像していた内容とは違った。
<アンダーライン>
★怒りは相手に近づこうとする気持ちの現われ
・あるものに接近したいと感じると左前頭部脳波の活動が高まり、逆に回避したいと感じると右側の活動が高まります。
★怒りを...続きを読むPosted by ブクログ -
私達には、言葉にする前に感じ行動する、本能というものがあります。 怒ると暴力を振るなどマイナスの本能も持っていますが、見返りなく人を助けるなどポジティブなものもたくさんあり、それを伸ばしていくことの大切さが理解できますPosted by ブクログ
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進化心理学の入門書。
人は協力をすることを本能的に持っており、それが主としての拡大につながったであろう。一方、ホッブス的な無政府状態で野放図な、関係しか結べないということはなく、社会を構築する事ができるのが人である。その一方仲間はずれを極端に嫌い(女性のほうが相対的度合いは強い)、される側もする側も...続きを読むPosted by ブクログ