川合伸幸のレビュー一覧

  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

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    怒りについて様々な実験の話を紹介する本。寝そべりながら侮辱されると怒りがあまりわかないのはちょっとおもしろいなとおもった

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    2021年12月15日
  • ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか

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    広く浅くで、前提となる知識が全くなくても分かりやすい本。
    ヒトの懲罰性についても協力的な態度についてもフラットな姿勢で書かれていて、実験のデータも細かく示してくれたので、話が頭に入りやすかった。
    個人的に印象深かったのが極度に攻撃的なヒトの脳の構造が一般人とは異なっていた点で、構造が異なっている時点で本人の責任じゃないような気もしてくるけれど、こういった人を罰して集団から排除していくことで、社会が穏やかになっていくのであれば、今も自己家畜化の途中なのかもしれないと思った。

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    2021年02月09日
  • 凶暴老人~認知科学が解明する「老い」の正体~(小学館新書)

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    文字通り、老人がなぜ凶暴化するかを脳科学の立場から分析した一冊。

    老人が切れやすくなるのは感覚として理解できるが、それを理解してケアことの大切さを学んだ。

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    2020年01月20日
  • ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか

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    心理学的な切り口から、幅広い視点で考察されている。スタンフォード監獄実験(ジンバルドーの実験)、ミルグラム服従実験も紹介されていた。男性の暴力性、女性の仲間はずれも興味深い。

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    2019年01月20日
  • ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか

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     性善説か性悪説か、ヒトは他人を助けようとするのか、それとも生存・保存のために他人を蹴落とすのか、といった「ヒトの本性」を、赤ちゃんやサルなどの動物の行動の観察や実験、脳の仕組みから読み解こうとしたもの。著者は科学者的な大学の先生で、理系の本、といった感じ。
     何か教育学的な話でもなければ、もっと胡散臭いセラピスト的な人の話でもなければ、誰かの経験論に基づく実はエッセイ、のようなものではなかった点、とても良かったし、面白かった。心理学の入門みたいな本でよく出てくる有名な実験の話(「ハーロウの代理母親」の実験、「スタンフォード監獄実験」、「ミルグラム実験」など)も載っているので、勉強になる。
     

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    2017年03月22日
  • ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか

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    一つ一つ私達ヒトという存在の崇高さと残虐性を振り返り、深く考えながら本書を読んだ。私もヒトの本性が善なるものだと信じたいと、この本から感じた。

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    2016年04月05日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

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    噛み砕いて説明されていてわかりやすくて良かった。
    「サンクコスト効果」に心当たりありすぎて頭抱えた。
    昔からネガティブ思考すぎて悩んでいたがこれも自分のバイアスなんだと知って認知行動療法をきちんとやってみようと思った。
    歳を取るとポジティブ思考になるという知見も得て歳を取るのが楽しみになったが、ネガティブが消えるわけでも無いので気を付けたい。

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    2025年08月18日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

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    バイアスが色々紹介されており、正直一回読んだだけでは覚えることすら不可能だと思う。
    はっとさせられることはたくさんあるので、通読して満足!という本よりは、定期的に読み返して自戒するような本だと思う。
    辞書的に置いておくことは大事か。もう少し事例に応じた索引がしっかりしているとよい。

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    2025年06月08日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

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    自分はバイアスに囚われてなどいない。


    と思っている人ほどやばい、ということは自戒の念もこめて覚えておきたい。

    また、バイアスを利用すれば他人の一見不可解な行動も理解はできるし、説得は容易になる。
    ぶっちゃけ大半の人間はバイアスに囚われまくった意思決定を日常的に下しまくっていて、しかもそのことに気がついていない。

    目の前で起きている事象や他人が主張している内容の背景にあるバイアスに留意すれば、物事を俯瞰的、多角的に見ることができる。

    これを癖付けていくことで、普通の人には見えない部分が見えるようになっていく。

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    2025年04月14日
  • ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか

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    ネタバレ

    人間のように同じ種で殺し合う動物は他にいない。しかし一方で、人間が殺人した記録として残っているのはたった40万年前。人類の歴史からすると最近。それまでは仲間を殺さずに生きていた。人間には共感し、他者を援助する性質がある。チンパンジーらも援助することはあるが、自分を犠牲にしてまで他者を助けるのは人間特有の性質だといえる。著者は、人間は本来善悪の両側面をもつが、進化と理性によって悪を抑制し善に価値を見出すよう発展し続けるとした。実験や学説の紹介も豊富で、希望がもてるような内容だった。ただ、紹介が多い分、著者の主張を主軸においているわけでは(おそらく)ないので、ところどころに数行登場する著者の説は結

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    2025年04月03日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

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    目新しさはそれほどなかったが、脳科学的な視野から論理的にデータを用いて、わかりやすく説明されていて、1トピックの解説がコラムとしてサクッと読める長さだったので、飽きずに一気読みできた。何か発言する時一呼吸おいて、メタ視点を忘れないようにしたい。

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    2025年02月07日
  • 心と現実 私と世界をつなぐプロジェクションの認知科学

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    プロジェクションの認知科学というジャンルに初めて接した。
    そもそも認知科学というものを初めて知った。
    「心の理論」とは他者の心の状態や信念を推測し理解する能力のこと。
    「外界から受け取る情報を処理することで人は動作を行っている」という考え方を洗練させ、学問的に体系化したものが認知科学である。

    プロジェクション(投射)、
    プロジェクティッド・リアリティー(投書された現実)

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    2024年10月25日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

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    内容として、謝罪をされた人はどういう状態になるのか、どんな謝罪だとその反応が変わるのか、と言ったことや、なぜ人は怒るのか、なぜ謝れないのか、と言ったメカニズム、また、赦しの重要性などについての概説という感じ。
    タイトルは少しミスリードな感じだったかもしれない。

    総じて、謝罪にまつわる研究と、その外縁にある怒りや赦しに関する話を紹介している内容だった。

    外部研究からの引用も多く、信頼のおける、それでいて比較的読みやすい内容だったが、一方で、もっと掘り下げてほしいようにも感じた。

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    2024年08月21日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

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    イライラしていたときに読んで、自分の力不足でなかなか怒りが鎮まりませんでした。
    赦し、楽になりたいと思いました。

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    2024年05月23日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

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    バイアス=思い込みやステレオタイプは、ないと思い込んでる時点で直せない。直せないことを理解し、それが表に出ないように努めることも大切。なるほどねーそういう考え方も。と他人を認めれば、自分の気持ちも軽くなる!
    欲をいえば、説明よりも、対処を厚くしてほしい。

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    2024年01月21日
  • 凶暴老人~認知科学が解明する「老い」の正体~(小学館新書)

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    著者があおるような意味じゃないと書いていたが、タイトルだけ見る人は老人が凶暴になりつつあると思ってしまう。
    確かに統計のマジックで老人が増えてるから件数としては増える。
    周りは孤独にさせない、本人は有酸素運動をするなど相互に努力ができる者のみがここに至らないと思う。

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    2023年09月17日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

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    「自分の認知はゆがんでいない!」→それもバイアスです。(本文より。)
    自分の「思考」を「メタ認知」し、「脆弱性」を持つ事が、バイアスによって誤った判断をしない(減らす)事だと思った。

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    2023年01月08日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

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    書いてあるバイアスの例自体はわかりやすいし、研究の出典もあり、役に立つ本ではあるが。
    著者が、「推定」と「決めつけ」の区別がついてない。

    「電車の中で態度が悪いスーツ姿のおじさんを見て『会社でもハラスメントしてそう』などと思うのは決めつけであり、根拠がない」ということが書いてあるが(P23)、「してそうだなぁ」と推定することは決めつけではない。たとえばそのおじさんが、自分の会社の気配りが必要なポジションに中途採用で応募してきていたとしたら、それを理由に落とすのは適切である。

    ほかにも、「あなたが営業職だとして、初対面の人に『営業マンっぼい!』といわれたら、それは営業マンのイメージの押し付け

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    2022年08月13日
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全

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    認知バイアスを網羅的に紹介した本です。様々なバイアスがあるものだと参考になりました。捉え方によって、いろいろなバイアスに当てはまる場合があるようで、重なり合う部分がるように思いました。

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    2022年06月15日
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る

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    <感想>
    HOWを期待して手に取ったが、WHATを紹介する事例集のような印象を持った。想像していた内容とは違った。

    <アンダーライン>
    ★怒りは相手に近づこうとする気持ちの現われ
    ・あるものに接近したいと感じると左前頭部脳波の活動が高まり、逆に回避したいと感じると右側の活動が高まります。
    ★怒りを感じたときには、幸福を感じたときと同じように左脳の前頭部が活性化します。このことから、怒りは自律神経系やホルモンだけでなく、中枢神経系(脳)にも、腹の立つ相手に接近しようとする気持ちが反映されることがわかります。

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    2021年04月02日