ヤマモトヨウコのレビュー一覧
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ネタバレ
前進していくお話
内容知らずに読み始めました。豆柴目線で人々が悲しい気持ちと向き合いながら前を向いて進んでいくお話です。悲しいけど、なんか清々しく、優しい気持ちになれました。
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購入済み
柴犬可愛いだけの漫画じゃない
実は一度途中まで読みかけたのですが、ちょっとしんどくなって読むのをやめました。震災で傷ついた人たちや町が重いかなと思って。
でも今回、改めて一巻を全部読んでみて、初めのしんどさは一切ありませんでした。
大切なものを失っても、自分は生きてる。
朝が来たら、起きて、仕事や家事をする。生活をする。何のために?
自分だったら、1人でその傷を心に抱えながら生きていけるかな。
実際に、そういう方々はたくさんおられて、
どうしようもない葛藤と一緒に生きておられる。
お婆さん、毎日お弁当作ってる。
そしてものすごく美味しそう!
豆柴太もめちゃめちゃ可愛い。
抱きしめたい -
Posted by ブクログ
震災があった年、私は中学2年の3月だった。毎日、テレビのニュースで報道され、「大変なことになったな」という感覚だった。現実に起こったことではないような感覚があった。同級生は「修学旅行先が変更になった」とか「しばらく東京に遊びに行けないな」とかいう話をしていたのを覚えている。
震災が起こってから半年、今度は私の住む地域で大雨による大災害がおこった。
自宅が流され、学校が浸水し、避難生活を送ることになった私たちは、ようやくあの頃の東日本大震災がどれほどまで大きなことだったのかに本当の意味で気づいた瞬間だった。
今振り返ってみれば、毎日何をして過ごしていたのか分からないくらいあっという間に過ぎていっ -
無料版購入済み
カワイイだけだと思ってました
カワイイ豆柴に癒されよう、と思っていたら泣けるマンガじゃねえか...ヒドイよ...。
でも良いマンガです。これは本音です。
人側の主人公である「柴ばあちゃん」にかなりしっかりとしたキャラ付けがされているし、一話毎に出るキャラにもちゃんとストーリーがあって話に深みが出ています。
震災の話も出てくるので人によっては色々と考えてしまう方もいらっしゃるとは思いますので、そこは人を選ぶ作品なのかなと。
ただ、登場するキャラの「これから」が気になる作りなので、どのような未来があるのかが気になりますし、あまり難しいことを言わないならカワイイ豆柴ちゃんを愛でるだけでも良いのではないかな。 -
購入済み
ほのぼのとした動物モノかと思って読み始めましたが、わりと重い話で序盤から涙無しでは読めませんでした(ほのぼのとはしていますが)。震災で1人と1匹になってしまった柴ばあと豆柴太の物語。彼らもその周りの人々も大切な人を亡くして今を生きている人々。色々と考えさせられました。
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購入済み
オルタナティブコミックの最前線
佐藤秀峰編集長による電子書籍マンガ誌のもう一つの顔。
郷田マモラの「[poor] ~ゼラニウムの誘惑~」を筆頭に、吉田貴司の「やれたかも委員会」など、9作品以上を収録しています。
サスペンスやコメディ、ヒューマンドラマまで幅広いジャンルで、商業誌では見られない自由な作風が魅力です。
郷田の「[poor]」は、欲望と裏切りが交錯する重厚な物語。
吉田の「やれたかも委員会」は、ユニークな視点で恋愛の「もしも」を描き、軽妙なユーモアが光ります。テレビドラマ化されましたね。
新人やベテラン作家の読み切りも充実し、多様な表現が共存し、インディーズマンガの可能性を体現する内容となっています。
電子書籍の特