坂村健のレビュー一覧

  • 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識
    # 1周目 読み終えた
    「コンピューターサイエンス講義」というタイトルよりも、横に少し小さく書かれている「今こそ知っておくべきデジタル世界の基礎知識」の方が内容をよく表している。特にプライバシーとセキュリティについての警句が各所に置かれているので、コンピューターとインターネットに触るのが少し怖くなる...続きを読む
  • 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識
    コンピュータサイエンスの入り口を幅広く初学者向けに解説されている。しかし、易しく理解できる分野だけではない。
    この本で学習できることは多い、有益。これだけ体系的に解説されているのはすばらしい。
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    「DX」日経新聞には毎日のようにこの言葉が載っているといっても過言ではないほど頻繁に目にするようになった。「デジタルトランスフォーメンション」の略だが、「え?じゃ、どうして”DT”じゃないの?」という素朴な疑問をもった私に、本書は回答を提示してくれた。スッキリ。さらに、DXは手段ではあり、目的ではな...続きを読む
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    バランス感覚に長けており、事なかれ主義の打破を目指している印象を受け、ロジックレトリックのある文章だなと感じた。
    内容面でいくと、統計に関する教養が全くないときついかもしれない部分も一部あるが、DXをテーマの中心に据え置き、幅広い分野をカバーしていて読み応えがあった。
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    DX デジタルトランスフォーメーション ITを社会のプラットフォームとしてDXによる新しい民主主義社会を築こうと坂村先生は提唱している。非常にバランス感覚のあるウィングの広い見識を持った先生だ。文科系の知識も兼ね備えた先生が執筆した、非常に奥深い内容ある本だった。
     今までの役所の仕事のあり方セット...続きを読む
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    単に淡々と説明しているだけかなと思ったら、有用な情報が多かった。
    参照できるようなサイトや仕組みの紹介や、歴史まで。オープン化の考え方にも非常に納得感がある。

    全数PCRが有用なのでは?と思ってた人なので、それがあまり良くない理由を読んで納得した。
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    「TORON」の開発者の人のDX論
    単に企業の組織論に終始せず、「新しいものを恐れる」日本の抱える足枷についても掘り下げてあって読み応えがあった
    1番最初にRPAはDXではなく制度改革こそが本質と言い切るところに小気味のよさを感じる
    オープンデータ、アジャイルといったエンジニアにはお馴染みの話題から...続きを読む
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    DXを基本的に理解するに最適な内容。
    このような本を多くの人が読んでおくことが今の日本に必要でしょう。
    (DXの技術的な面での解説は少ない。仕事でDXを担当する人はこの本では不足でしょう。)
    現今の大きな問題点を取りあえげて根源的な問題解決への道を説いている。
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    コロナ禍によって、日本のデジタル化が世界から遅れていることが明らかになったタイミングで、DX(デジタルトランスフォーメーション)について書かれている本書を読めてよかった。
    取り上げられている話題は、AIやPCR検査から行政手続きまで幅広いが、著者が強調しているのは、社会それも日本社会が変わること。い...続きを読む
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    機会があり著者・坂村健先生のお話を聞くことがあった。
    工学博士としては勿論、とても引き込まれるお話で是非とも著作を手に取ってみたいと思いあまり馴染みのない世界に足を踏み入れてみました。
    なかなか聞きなれない単語もありながらも、解りやすい解説でボンヤリながら情報の世界の入り口が見えたような気がする。
    ...続きを読む
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ
    今まで「モノをインターネットにつなぐ」という文字通りの理解しかしていなかったIoTについて、具体的な活用シーンや仕組みについて知ることができ、理解を深められた。
    オープンな仕組みであることがしきりに強調され、これからの普及は技術的な問題でなく制度面に左右されると知った。日本はオープンな技術に乗り遅れ...続きを読む
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

    IoTとは何か、という書名に正面から答えをもらったような気がする。読んで良かった。TRONプロジェクトはすごく理想的で、社会への出口まで考えられているのに、それでもまだ実現していないのはどこに問題があるのだろう。なかなか自ら悪いとこは書かないだろうから、違う方面からの話も必要なのだろうけれど、AP...続きを読む
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ
    IoT=ユビキタス=どこでもコンピュータ=HFDS(超機能分散システム)

    社会認知度のカーブ「ハイプ・サイクル」
    黎明期→「過度な期待」のピーク期→幻滅期→啓蒙活動期→生産性の安定期
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ
    IoT社会の実現には、技術革新のみでなくネットのようなオープン化のための社会制度改革が必要であり、日本は特にこの制度改革を急ぐ必要がある。
    例えば、利用者や企業から取得する情報のアクセス権限をその情報の使用者によって適切にコントロールする徹底したガバナンス管理によるプライバシー問題への対処や、情...続きを読む
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で
    坂村教授のフィールドの広さに感動。サマータイムへの指摘など科学者ならではの冷静な視点も今だからこそ押さえておきたい。
  • 未来省(The Ministry for the Future)
    話が盛り上がるわけではないけど、いろんなこと考えるきっかけになるし地球温暖化を実際止めるためのアイディアとして興味深いのがいっぱいある。
    氷河のくだりとか硫化硫黄の散布とか、どの程度可能性があるのか?面白そうなので参考論文つけてほしい。
    私はこのあたりの分野に詳しい方なので困らなかったけれど、これを...続きを読む
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    この本から14年くらい前に書かれた「変われる国、日本へ」という、坂村健の本を読んだ時にも感じたことだが、なぜ日本は自ら変われないのだろう?大切なことを先送りし、無駄なことをいつまでも続けている。ウチの会社もそんな感じだし、一部の優秀な会社を除いて恐らく殆どの会社がこの国と同じような閉塞感の中から抜け...続きを読む
  • 未来省(The Ministry for the Future)
    気候変動をテーマとしたかなりの広範囲の教養をもとめられるSF. 最初に坂村健の解説を読むといいかもしれない。自分はサイエンスも経済学もすこしかじっていたのでなんとかついて行けたが、ここらへんがわからないと躓く可能性が十分にある。心して楽しんでほしい。
  • イノベーションはいかに起こすか AI・IoT時代の社会革新
    新しい技術を使って世の中を良くして行くには、これまでのやり方を変えて行く必要がある。日本の政府、企業ではこれまでのやり方を残しつつ新しいやり方を足していくので複雑なシステ厶になりイノベーションが進まないというのに納得。
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ
    DXは手段であり、目的ではない。
    目的は効率化。
    オープンとクローズ。
    クラウドとオンプレミス。
    対極の考え方は時代と共に行きつ戻りつつの感じを受けた。

    0/1で答えが出るものが少ない時にどのように考えるか。が大切なのだと考えた。