坂村健のレビュー一覧
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DXの解説から掘り下げ、新型コロナ渦における事例も引きながら、何故、DXが進まないかまで考察する。技術ではなく、考え方や制度の問題だと。例えば、台湾はオードリータンが仕組みを作り、マスクの転売を防ぎ、必要な数を国民に配分した。しかし、同じ仕組みを適用しようとも、日本は国民がマイナンバーカードなどのデ...続きを読むPosted by ブクログ
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例えば、紙でやっていたことをITで代行するのは、カイゼン。ITを利用して、考え方を根本から変えていくのがDX。
必要なのは、オープンとクラウド。その為には、全か無かの割り切りではなく、リスクと確率の考え方。そこからベイズ推定、感度、特異度の話にも展開する。
思ってたより全然面白かった。
TRONで有...続きを読むPosted by ブクログ -
DXを進めるにあたってのマインド、心の持ち様を示してくれています。オープン、アジャイル、程度の比較、ベストエフォートなど、DXを進めていく上で必ず突き当たる課題と考え方、変えていく勇気が大事であることを理解できました。Posted by ブクログ
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IoTという分野の全体感への理解を深めたく読書。
勉強になるだけでなく、読み物として面白い。
以下学びがあった点のメモ
・道路とインターネットの類似性
→全体の責任者なし、しなやかで強い
・オープンデータ、オープンAPIが重要となる
・機器メーカー側が主導権を取るためにアグリゲートコンピューテ...続きを読むPosted by ブクログ -
企業のDX推進の勘所を知りたくて読み出したが、内容は社会全般の意識に関することだった、が、非常に面白かった。
技術や知見やインフラはオープンにすることで威力を発揮する(道路交通網もインターネットもGitHubも)こと、行政も企業も個人もクレンジングされた良質なデータを適切に提供し利用し合うことで社会...続きを読むPosted by ブクログ -
個人的には第5章「オープンの哲学」から第6章「程度の問題の科学」が面白った。例えば「絶対安全」と「機能安全」の違い、「機能安全」を確保するための「プロセス認証」のアプローチ。「機能安全」はサイバーセキュリティでは「任務保障(mission assurance)」とも語られるコンセプトだと思う。この話...続きを読むPosted by ブクログ
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猫も杓子もDXで、そろそろ真面目に勉強しなければ…と大先生の新刊を手に取った。
『DXとは何か』が分かった!というほどでもないにしても、基本的な考え方は理解できた(ように思う)。学生時代にプログラミング(BASICとか)もかじっていて、最近の言語でプログラミングを始めようかと思っていたのだが、当時...続きを読むPosted by ブクログ -
DXについて、そもそものところから議論した本。
そもそもというのは、テクノロジー、コンピュータサイエンス、統計学の哲学レベルともいえるところでありつつ、それは人間とか、社会とはそもそもというところからの議論。
結局のところ、すべては「程度の問題」。
世の中、白か、黒かで切り分けることはできない...続きを読むPosted by ブクログ -
物をインターネットにつなぐと言うのがどういうことなのかがよく理解できる本です。
ただ社会に浸透させるためには日本のガバナンスを変えていかなければなかなか難しいと言うのもよく分りました。その点海外(アメリカ)のガバナンスは日本と違いどんどんチャレンジできる環境にあるので日本より発達していくということ...続きを読むPosted by ブクログ -
自分の情報を自らの意思で出すか、それとも自動的に情報を取られることには大きな差がある。自らのかざすというSuicaなどの方式は情報の出し側に主導権がある。
ベストエフォート型とギャランティ型。
道路はベストエフォート型で鉄道はギャランティ型という例えはよく分かる。
鉄道はインフラだけでなく、その上に...続きを読むPosted by ブクログ -
カメラの例が分かりやすい。
シャッターがエッジノードで、画像処理はクラウド、画像の出力はネット経由で別ノード。
物は分解されネットで1つになる。
この時、シャッター、画像処理、画像の出力が同じベンダでは意味がない。カスタマがそれぞれの機能についてベストのベンダを選ぶべき(VRM?)。そのためには機能...続きを読むPosted by ブクログ -
IoTのつかみとして書店で見つけ購入.仕事で組み込み機器開発をしているものの,まだネットワークに接続される機器開発には携わったことがない.
機器の末端には軽い処理をさせ,本処理といえる重たい処理はクラウド上で処理させるようにさせるとか;
各機器メーカー独自の通信規格にこだわるのではなく共通の規格を...続きを読むPosted by ブクログ -
◯「VRMーVendor Relationship Management」は、まさに管理の向きがCRMと真逆。カスタマーが自分に関係するベンダーを管理するという考え方だ。(106p)
◯カメラの機能を撮像素子とディスプレイとユーザーインタフェースに分解して、環境中に分散する。そしてクラウドから部屋...続きを読むPosted by ブクログ -
過去ではなく、今、そして未来に目を向けて書かれているので、ワクワクした気持ちで読み進めることができた。
それと同時に、新しいことを始めようとした時の日本社会のしがらみの多さには残念でしかたない。Posted by ブクログ -
IoTとは何か。なんのための技術で、どういった技術なのか。私たちの生活がどうなっていくのかを簡単にまとめた本。小難しい説明はなく、かといって思想だけではなく実例も踏まえた説明がされる。インダストリ4.0など、世界の動向も簡単にまとめており、「IoTって何?」と思う人には丁度よい本だろう。ただ、中身は...続きを読むPosted by ブクログ
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IoTという言葉がよく出てくる昨今、結局何が重要なの?という素朴な疑問に坂村先生がわかりやすく解説した本。技術だけではなく運用や制度も含めてオープンな基盤となる、それがこれからのIoTなんだと先生は語ります。IoTを語るならこれを読んでおきたいという感じの一冊です。Posted by ブクログ
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坂村先生の本。ユビキタス系のネタが多いのはご愛嬌。
テクノロジーからビジネスまで広範囲に取り上げ、整理付けされているのが、とてもよかった。
流石です。Posted by ブクログ -
Iotは話題の分野
物と物とがつながると人間の判断も不要になることもある
情報量はさらに増える
ユビキタスなネットワークはTRONなくして実現しないだろうと思える
米国を凌駕できる日はくるのか
応用できる利用価値は大きいともえPosted by ブクログ -
トロンで有名な坂村健氏の随筆集のような内容。
数章あるが、内容はそれぞればらばら。
感想を書くとネタばれするので、あまり書きません。Posted by ブクログ