坂村健のレビュー一覧

  • イノベーションはいかに起こすか AI・IoT時代の社会革新

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    いかにアイデアを生み出すか、という話かと思ったら、全然違った。1章は以前に読んだIoTの本と似ていると思ったら、同じ作者だった。2章からは、自分で作った大学の話、自分で作ったシステムの話で、すごい。

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    2024年09月28日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    DX デジタルトランスフォーメーションとは 単に 情報改革 社内の情報管理 利用制度を変更するだけではないことが 本書を読むと身をもってわかる
    誰が推進してやるべきなのか 企業は買える勇気を持つのだろうか
    オープンカーについては難しい問題を孕む
    全て オープンにしてしまうことで 著作者の意図する方向と違うものになってしまう可能性もあるだろう 
    データ オープンについては どれだけ公開するのか 基準を設けることが非常に難しいと思う
    しかしそれを行わないと DX 世界は完成しない
    突き詰めると哲学の問題になっていくようだ コンピューターとはいえ 二律背反の世界ではない
    相互に依存しながらお互いにと

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    2024年07月12日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

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    ネタバレ

    話が盛り上がるわけではないけど、いろんなこと考えるきっかけになるし地球温暖化を実際止めるためのアイディアとして興味深いのがいっぱいある。
    氷河のくだりとか硫化硫黄の散布とか、どの程度可能性があるのか?面白そうなので参考論文つけてほしい。
    私はこのあたりの分野に詳しい方なので困らなかったけれど、これを解説無しで出すの?というような専門的な単語がいくつもあった。生息回廊とか何度も出てくるけどほとんど説明なかったと思う。ブロックチェーンについてはもっと深く調べてみようという気になった。
    文章としてはかなり読みにくい。語り手が誰かはっきりしないし、抽象的な話も多い。言い回しがところどころ読み物として不

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    2024年04月09日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    この本から14年くらい前に書かれた「変われる国、日本へ」という、坂村健の本を読んだ時にも感じたことだが、なぜ日本は自ら変われないのだろう?大切なことを先送りし、無駄なことをいつまでも続けている。ウチの会社もそんな感じだし、一部の優秀な会社を除いて恐らく殆どの会社がこの国と同じような閉塞感の中から抜け出せない状況なのだろう。とても勉強になる。自分が変わらないと。
    ■RPAはDXではない
    ■オープンという考え方
    ■程度の問題
    ■インターネットはユーザーも含め、関係者間で問題が
     ないように最大限の努力をすることで成り立っている。
     →諦観をベースとするベストエフォート型

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    2024年01月28日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

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    気候変動をテーマとしたかなりの広範囲の教養をもとめられるSF. 最初に坂村健の解説を読むといいかもしれない。自分はサイエンスも経済学もすこしかじっていたのでなんとかついて行けたが、ここらへんがわからないと躓く可能性が十分にある。心して楽しんでほしい。

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    2023年12月24日
  • イノベーションはいかに起こすか AI・IoT時代の社会革新

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    新しい技術を使って世の中を良くして行くには、これまでのやり方を変えて行く必要がある。日本の政府、企業ではこれまでのやり方を残しつつ新しいやり方を足していくので複雑なシステ厶になりイノベーションが進まないというのに納得。

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    2023年06月25日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    DXは手段であり、目的ではない。
    目的は効率化。
    オープンとクローズ。
    クラウドとオンプレミス。
    対極の考え方は時代と共に行きつ戻りつつの感じを受けた。

    0/1で答えが出るものが少ない時にどのように考えるか。が大切なのだと考えた。

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    2022年05月15日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    DXの解説から掘り下げ、新型コロナ渦における事例も引きながら、何故、DXが進まないかまで考察する。技術ではなく、考え方や制度の問題だと。例えば、台湾はオードリータンが仕組みを作り、マスクの転売を防ぎ、必要な数を国民に配分した。しかし、同じ仕組みを適用しようとも、日本は国民がマイナンバーカードなどのデジタルツールの活用が普及していない。これは国民の意識の問題だと言う。また、DX化の人減らしの側面は、労働組合とも衝突しかねない。この本では、綺麗事ではないDX化における「リアル」が語られている。

    だからこそ、破壊を伴う革命、革新の精神で臨まなければならないという事。必要なのは意識、覚悟か。

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    2022年03月01日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    例えば、紙でやっていたことをITで代行するのは、カイゼン。ITを利用して、考え方を根本から変えていくのがDX。
    必要なのは、オープンとクラウド。その為には、全か無かの割り切りではなく、リスクと確率の考え方。そこからベイズ推定、感度、特異度の話にも展開する。
    思ってたより全然面白かった。
    TRONで有名な坂村先生で、昔の職場の仲間から、かなり強烈な方だと聞いていたののだが、極めて理論的で読み易い論を展開。
    良かったわ。

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    2022年02月26日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    DXを進めるにあたってのマインド、心の持ち様を示してくれています。オープン、アジャイル、程度の比較、ベストエフォートなど、DXを進めていく上で必ず突き当たる課題と考え方、変えていく勇気が大事であることを理解できました。

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    2022年01月31日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    IoTという分野の全体感への理解を深めたく読書。

    勉強になるだけでなく、読み物として面白い。

    以下学びがあった点のメモ
    ・道路とインターネットの類似性
     →全体の責任者なし、しなやかで強い
    ・オープンデータ、オープンAPIが重要となる
    ・機器メーカー側が主導権を取るためにアグリゲートコンピューティングを実現すべき
    ・日本でのIoT発展には技術より制度上の課題が多い
     →技術先行に陥る日本、オープン/ベストエフォート/マッシュアップ文化は強い

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    2022年01月10日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    企業のDX推進の勘所を知りたくて読み出したが、内容は社会全般の意識に関することだった、が、非常に面白かった。
    技術や知見やインフラはオープンにすることで威力を発揮する(道路交通網もインターネットもGitHubも)こと、行政も企業も個人もクレンジングされた良質なデータを適切に提供し利用し合うことで社会がより便利になること、そのためには「絶対安全」の思い込み(100%の安全が本来あるべき姿で、リスクがあるのは誰かのミスであるという思想)から安全度もスペックの一つであるとする「機能安全」の思想への転換とセキュリティと利便性の適切なバランス感覚を社会全体で持つことが重要であること、「正しさ」もまた確率

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    2022年01月05日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    個人的には第5章「オープンの哲学」から第6章「程度の問題の科学」が面白った。例えば「絶対安全」と「機能安全」の違い、「機能安全」を確保するための「プロセス認証」のアプローチ。「機能安全」はサイバーセキュリティでは「任務保障(mission assurance)」とも語られるコンセプトだと思う。この話からAIの話へと流れていくのがとても自然でわかりやすかった。

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    2021年11月02日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    猫も杓子もDXで、そろそろ真面目に勉強しなければ…と大先生の新刊を手に取った。

    『DXとは何か』が分かった!というほどでもないにしても、基本的な考え方は理解できた(ように思う)。学生時代にプログラミング(BASICとか)もかじっていて、最近の言語でプログラミングを始めようかと思っていたのだが、当時とは基本的な考え方が変わっているようだ(昔より、葉ハードルは低そうだ)。

    ちょっと本題とはズレるが、「『選択と集中』が、こと科学技術の分野では望ましくない」「現在のデフレ傾向も、中間層の圧縮により、そこにかかっていたコストが消えたことが根底にある」とか、PCR検査に関する考察とか、さまざまな社会事

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    2021年09月16日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    DXについて、そもそものところから議論した本。

    そもそもというのは、テクノロジー、コンピュータサイエンス、統計学の哲学レベルともいえるところでありつつ、それは人間とか、社会とはそもそもというところからの議論。

    結局のところ、すべては「程度の問題」。

    世の中、白か、黒かで切り分けることはできない。といって、すべては相対的であるというのも、それまた極端で変な話し。「程度の問題」なのだ。そして、「程度」とは、統計の問題である。「ベイズ統計」ですね。。。。

    すっきり「分かりたい」人は、気持ちわるいが、まあ、そんなもんだという一種の諦念のもとに、ベスト・エフォートするということ。

    という「ベイ

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    2021年07月30日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    物をインターネットにつなぐと言うのがどういうことなのかがよく理解できる本です。

    ただ社会に浸透させるためには日本のガバナンスを変えていかなければなかなか難しいと言うのもよく分りました。その点海外(アメリカ)のガバナンスは日本と違いどんどんチャレンジできる環境にあるので日本より発達していくということも分かりました。
    今後どのように物のインターネットが発達していくのか注目していきたいと思いました。

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    2021年03月09日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    自分の情報を自らの意思で出すか、それとも自動的に情報を取られることには大きな差がある。自らのかざすというSuicaなどの方式は情報の出し側に主導権がある。
    ベストエフォート型とギャランティ型。
    道路はベストエフォート型で鉄道はギャランティ型という例えはよく分かる。
    鉄道はインフラだけでなく、その上に乗るサービスも提供保証する。
    一方、道路はインフラは管理するが、その上のサービスは利用者個々の責任である。
    ベストエフォート型は脆弱だが、柔軟性がある。
    これから発展していくだろうIoTの理解の一助となった。

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    2018年11月23日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    カメラの例が分かりやすい。
    シャッターがエッジノードで、画像処理はクラウド、画像の出力はネット経由で別ノード。
    物は分解されネットで1つになる。
    この時、シャッター、画像処理、画像の出力が同じベンダでは意味がない。カスタマがそれぞれの機能についてベストのベンダを選ぶべき(VRM?)。そのためには機能をユーザが自由にデザインできるように疎結合する仕組みが必須になる(オープンAPI?)。
    IoTの壮大な理想像が初めて分かった。
    加えて、IoT実現のために解決すべき技術的側面以外の問題点(ガバナンスの問題点)についても非常に熱く書かれている。僕としては、技術的な面よりこちらのほうに多く賛同できた。今

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    2017年05月22日
  • オープンIoT―考え方と実践

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    IoTのつかみとして書店で見つけ購入.仕事で組み込み機器開発をしているものの,まだネットワークに接続される機器開発には携わったことがない.

    機器の末端には軽い処理をさせ,本処理といえる重たい処理はクラウド上で処理させるようにさせるとか;
    各機器メーカー独自の通信規格にこだわるのではなく共通の規格を作りメーカーを越えた機器連携をおこなうようにするべきとか;
    APIを公開して,これからは全部自分(たち)自身でソフトウェアを作成するのではなく組み合わせてものを作っていく
    という考え方に驚かされた.そもそも私にはそういう考え方がなかったから.Raspberry PiやArduinoに代表されるオープ

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    2017年03月22日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    「アメリカでは、既存のクローズシステムの既得権益者を切り捨てるために、オープン化を実現する」
    印象的なフレーズ。

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    2017年01月11日