坂村健のレビュー一覧

  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    ◯「VRMーVendor Relationship Management」は、まさに管理の向きがCRMと真逆。カスタマーが自分に関係するベンダーを管理するという考え方だ。(106p)

    ◯カメラの機能を撮像素子とディスプレイとユーザーインタフェースに分解して、環境中に分散する。そしてクラウドから部屋全体に置かれたカメラを操作する。(144p)

    ◯日本の組織・個人は、一般に責任感が強く失敗を恐れる傾向が強い、いわばギャランティ志向である。ギャランティ志向は、ベストエフォートにより成り立たざるを得ないオープンなシステムと親和性が悪い。(160p)

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    2017年01月05日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    過去ではなく、今、そして未来に目を向けて書かれているので、ワクワクした気持ちで読み進めることができた。
    それと同時に、新しいことを始めようとした時の日本社会のしがらみの多さには残念でしかたない。

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    2016年07月04日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    ネタバレ

    IoTとは何か。なんのための技術で、どういった技術なのか。私たちの生活がどうなっていくのかを簡単にまとめた本。小難しい説明はなく、かといって思想だけではなく実例も踏まえた説明がされる。インダストリ4.0など、世界の動向も簡単にまとめており、「IoTって何?」と思う人には丁度よい本だろう。ただ、中身はどうしてもシステム関連の話が出てしまうので、その辺りを気にしない人でないと、少し辛いのかもしれない。

    ●メモ
    ・細分化した技術は「なぜ、こう設計したのか」が抜けている
    ・モノをインターネットで繋ぐのではなく、Internetのようにモノをつなげていく。会社、組織、ビル、住宅…
    ・情報処理OS(LI

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    2016年07月03日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    IoTという言葉がよく出てくる昨今、結局何が重要なの?という素朴な疑問に坂村先生がわかりやすく解説した本。技術だけではなく運用や制度も含めてオープンな基盤となる、それがこれからのIoTなんだと先生は語ります。IoTを語るならこれを読んでおきたいという感じの一冊です。

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    2016年05月04日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    坂村先生の本。ユビキタス系のネタが多いのはご愛嬌。
    テクノロジーからビジネスまで広範囲に取り上げ、整理付けされているのが、とてもよかった。
    流石です。

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    2016年04月08日
  • 角川インターネット講座14 コンピューターがネットと出会ったら モノとモノがつながりあう世界へ

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    Iotは話題の分野
    物と物とがつながると人間の判断も不要になることもある
    情報量はさらに増える
    ユビキタスなネットワークはTRONなくして実現しないだろうと思える
    米国を凌駕できる日はくるのか
    応用できる利用価値は大きいともえ

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    2016年01月10日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    トロンで有名な坂村健氏の随筆集のような内容。

    数章あるが、内容はそれぞればらばら。
    感想を書くとネタばれするので、あまり書きません。

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    2011年12月23日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    時代の流れを独自の視点から切り取った本。情報で膨張した、歩けば問題に直面する社会で生きるための示唆が詰まっている。少し偏りを感じる部分もあるが、広く浅く時事ねたをカバーしており、非常に面白く読めた。

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    2011年11月29日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    ネタバレ

    The author is an inventor of TRON, the most prevalent embedded OS. His points of view for real society is absolutely original and convincing. As the title says, he turns an acute eye to the contradictions in this real society - World is imperfect - , dilemmas between science and emotion.

    The point

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    2011年11月13日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    ・教育内容を時代に合わせて変えるべき
     -科学を理解し自分で判断するための知識を学習する必要あり.
    ・プロジェクトの進め方の傾向として米国はスピード重視,欧州は哲学重視.日本は中間になっているがそれでよいのか?
    ・アバターは奥行きで驚かせるためではなく感情移入のために3Dを使った.
    ・完璧なシステムなどない.責任分界点を決める.

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    2011年09月24日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    坂村教授が時事ネタについての見解をまとめた本。
    それぞれ独特で、それでいて的確な考えなのはさすが。

    文中でかなりの書籍が引用されていたので、そのまとめ。
    SF小説が多いのが坂村教授らしい。

    『二つの文化と科学革命』C・P・スノー (みすず書房 1984.11)
    『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル(早川書房 2010.5)
    『ダイヤモンド・エイジ』ニール・スティーヴンスン(早川書房 2001.12)
    『代替医療のトリック』サイモン・シン(新潮社 2010.1)
    『地球幼年期の終わり』アーサー・C・クラーク(東京創元社 1969.4 他)
    『2001年宇宙の旅』アーサー・C

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    2011年08月11日
  • 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識

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    幅広い知識が何となく身につく。
    本の中での主題はプライバシーやセキュリティに関して、一般人が取れうる対策や危機感を感じられるようにすることのような感じもした。

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    2025年08月20日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

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    坂村健推奨の近未来SF
    著者のアイデアの羅列で小説としての興奮感はいまいち。ただし冒頭のインドの熱波の描写は圧倒される。温暖化対策をなおざりにすると、こんな未来が待っていると思うと怖い。
    良かったっと思うアイデア
    ・南極の氷河の進行を遅れさせるために、氷河の下の水をくみ取る
    ・貧富の差をなくすために、個人の年収の上限を最低額の10倍に規制する。
    ・ブロックチェーンを用いてお金の流れを見える化して税金逃れをなくす
    ・実力行使でダボス会議をのっとる

    実現性の説明が足りないと思うアイデア
    ・狂牛病を流行らせて?牛肉消費を減らす
    ・ハーフアースプロジェクトで地球の半分を自然に返す
    ・カーボンコインを

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    2025年04月01日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    2025年3月28日、メルカリでメタプラネット株主総会のお土産3点セット【キャップ/トートバッグ/ビットコインマガジン創刊号】を13,000円で販売した女性が他に出品していた本のひとつ。4年前の本なので情報が既に古くなったかも知れないが、その線で1冊読みたい。450円。

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    2025年03月28日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    DXとは「効率化」である。日本は世界最高のブロードバンド国家が達成できたのにもかかわらずデジタル化で世界に大きく遅れをとった。クローズでちゃんとやっているからという日本組織。オープンこそ正義というマインドの変革が必要のようだ。データ資源を国民の抵抗を受けずに素早く収集することに関しては全体主義・共産主義の方が有利。エストニアでは先端テクノロジーを導入することに成功した。日本はなぜ変えられないか。変えることを恐れる傾向が強い。強い国になれるかは考え方や制度を変えられるかにかかっている。

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    2024年08月30日
  • 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識

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    ハードウェアからプログラミング、データやセキュリティ、ネットワークまで、歴史や中身の解説まで、平易な言葉で体系的に整理されたコンピューターの教科書。ここまで纏めらた本も中々無いだろうという位、網羅的で非常に価値ある内容だと思うが、反面、人によっては冗長で不要な部分もあるだろうから、一ページ目から丁寧に読むのではなく、必要な部分だけ目を通しても良いのだろう。

    下記はメモ書き。私の関心の散漫さのせいで、繋がりが分かりにくいが、幅の広さは伝わるかなと思う。

    ー プロセッサーによっては、電力消費を抑えるために処理速度を犠牲にするやり方を採用している。バッテリーから電力を得ているか否かによって、動的

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    2024年08月25日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

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    何故、「環境省」ではなく「未来省」なのか?人間活動の制約=生存の基本、が地球環境空間であり、ここでしか生きていけないから。「生存」のためのプライオリティ付き政策集。世界中の政治家や政策担当者のための。ジオエンジニアリングから経済社会システム論まで。SFでありつつ後者に重点。斎藤幸平さんの著作を思い出します。金融資本主義から環境制約のためのコモンズとか。意識改革、勉強にはなるが、だいぶ冗長。文章は読みやすいけど、読み続けるのは正直しんどかった。とにかく、物理的に重い!

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    2024年02月15日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

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    やっと読み終わった。
    正直な感想。

    後書きの、坂村健先生が、邦訳されてないので是非にと持ち込んだ企画らしい。
    温暖化を中心とする環境問題に正面から切り込んでおり、海外では世界の名だたる面々が絶賛しているのだと。

    初っ端、インドの熱波で、数えきれないほどの人が死ぬ。
    そこで世界を環境悪化の地獄への道一直線から救おうとするのが、未来省だ。

    勧善懲悪でなく、善悪で切り分けられるものでなく、リアルな世界をシミュレートしながら、話は「展開」する。

    坂村先生も後書きで、欠点?はある、と言うように、リアルと言いながら美味しいところどりだし、明らかに一定の思想と国がお好きなのね、見えるところはある。

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    2024年01月12日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    2016年の書籍。オープン化の世界的な流れに逆らう囲い込みは望ましくないが、ビジネス的に成り立たなければ社会に受け入れられない。孤立しない囲い込みとして、自社クラウドに直結してAPIを公開することで、独占性というビジネス要求を満たしつつ、オープン化による連携を可能にするアグリゲートコンピューティング(著者・坂村健氏提唱)を推奨。

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    2023年07月16日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    DXが単なる情報化と違うのは「構造改革」という意味を本質的に持っている点、と。
    また、「変わることへのモチベージョン」が大事という指摘もなるほどと思った。
    エストニアのように、先進国を追い越すために、多くの国民が納得してこそ、行政手続き含めて「国のやり方を変える」ことこそDX、
    ―そうだとすれば、社会インフラも経済も成熟した先進国よりもカエル跳び(Leapfrogging)が起こり易い途上国のほうが有利なんだよな、本質的に。

    フランス北部のスーパーで、自作のセルフスキャンレジを備えたという事例も、「やり方を変える」ことの説得力がある。クレジットカードやメアドのない客や、不正入力や間違いは、せ

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    2022年02月20日