坂村健のレビュー一覧

  • オープンIoT―考え方と実践

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    IoTのつかみとして書店で見つけ購入.仕事で組み込み機器開発をしているものの,まだネットワークに接続される機器開発には携わったことがない.

    機器の末端には軽い処理をさせ,本処理といえる重たい処理はクラウド上で処理させるようにさせるとか;
    各機器メーカー独自の通信規格にこだわるのではなく共通の規格を作りメーカーを越えた機器連携をおこなうようにするべきとか;
    APIを公開して,これからは全部自分(たち)自身でソフトウェアを作成するのではなく組み合わせてものを作っていく
    という考え方に驚かされた.そもそも私にはそういう考え方がなかったから.Raspberry PiやArduinoに代表されるオープンハードウェアおよびオープンソースソフトウェアの組み合わせで,ハードウェアうんぬんよりもソフトウェアで勝負していく時代なのかと痛感.

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    2017年03月22日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    「アメリカでは、既存のクローズシステムの既得権益者を切り捨てるために、オープン化を実現する」
    印象的なフレーズ。

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    2017年01月11日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    ◯「VRMーVendor Relationship Management」は、まさに管理の向きがCRMと真逆。カスタマーが自分に関係するベンダーを管理するという考え方だ。(106p)

    ◯カメラの機能を撮像素子とディスプレイとユーザーインタフェースに分解して、環境中に分散する。そしてクラウドから部屋全体に置かれたカメラを操作する。(144p)

    ◯日本の組織・個人は、一般に責任感が強く失敗を恐れる傾向が強い、いわばギャランティ志向である。ギャランティ志向は、ベストエフォートにより成り立たざるを得ないオープンなシステムと親和性が悪い。(160p)

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    2017年01月05日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    過去ではなく、今、そして未来に目を向けて書かれているので、ワクワクした気持ちで読み進めることができた。
    それと同時に、新しいことを始めようとした時の日本社会のしがらみの多さには残念でしかたない。

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    2016年07月04日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    ネタバレ

    IoTとは何か。なんのための技術で、どういった技術なのか。私たちの生活がどうなっていくのかを簡単にまとめた本。小難しい説明はなく、かといって思想だけではなく実例も踏まえた説明がされる。インダストリ4.0など、世界の動向も簡単にまとめており、「IoTって何?」と思う人には丁度よい本だろう。ただ、中身はどうしてもシステム関連の話が出てしまうので、その辺りを気にしない人でないと、少し辛いのかもしれない。

    ●メモ
    ・細分化した技術は「なぜ、こう設計したのか」が抜けている
    ・モノをインターネットで繋ぐのではなく、Internetのようにモノをつなげていく。会社、組織、ビル、住宅…
    ・情報処理OS(LINUX)、組込用OS(TRON)
    ・IoTを実現することで、「世界が人間の入力、調整なしにコンピュータが自動制御、最適な制御を行う」ことに。
    ・インダストリ4.0で成し遂げようとしていることは、トヨタのJIT、カンバン方式と変わらない。違いは、一企業のクローズされた中か、世界にオープンなのかどうか
    ・トレーサビリティ機能も「特定の何かのため」ではなく、汎用的にして社会へ貢献していく。電子タグ(ucode)の紹介。課題はコスト負担をどうするか
    ・IoTの活用は「ヒト対モノ」ではなく「モノ対モノ」に可能性を見出す。オートメーション化された向上。インダストリ4.0はそれを実現するが「製造業」に絞られている
    ・GEのインダストリアル・インターネットは設備機器の運用・メンテナンスのIoT化。ビッグデータで故障発見前にメンテナンス。ただし特定メーカーに絞られている
    ・「モノ」だけでなく「場所」にIDをふる。住所ではなくビルの何回会議室
    ・日本に今後必要な、電子貨幣。各社が複雑化してしまっている。
    ・2020年以降、日本経済は厳しくなるからこそ、それまでに価値のあるインフラを作り上げなければならない
    ・個人情報をカードではなくクラウドに保持
    ・行政データをAPIで利用可能。単なるデータ、PDFでは他の用途へ利用できない
    ・日本は責任感が強く、失敗を恐れる傾向が強いため、ベストエフォートで成り立つオープンなシステムと相性が悪い。電子タグでも間違った時の責任をどうするのかなどで前へ進まない。ガバナンスをどうしていくかが最大のテーマとなる
    ・IoTで謳っている理想は全て政府、自治体・民間・個人の連携によって成り立つ。日本の組織が最も苦手とする分野。それに比べて米国は失敗しても、~だから失敗したとして体制を変えて挑戦する
    ・イノベーションを達成させるには回数が必要

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    2016年07月03日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    IoTという言葉がよく出てくる昨今、結局何が重要なの?という素朴な疑問に坂村先生がわかりやすく解説した本。技術だけではなく運用や制度も含めてオープンな基盤となる、それがこれからのIoTなんだと先生は語ります。IoTを語るならこれを読んでおきたいという感じの一冊です。

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    2016年05月04日
  • IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

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    坂村先生の本。ユビキタス系のネタが多いのはご愛嬌。
    テクノロジーからビジネスまで広範囲に取り上げ、整理付けされているのが、とてもよかった。
    流石です。

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    2016年04月08日
  • 角川インターネット講座14 コンピューターがネットと出会ったら モノとモノがつながりあう世界へ

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    Iotは話題の分野
    物と物とがつながると人間の判断も不要になることもある
    情報量はさらに増える
    ユビキタスなネットワークはTRONなくして実現しないだろうと思える
    米国を凌駕できる日はくるのか
    応用できる利用価値は大きいともえ

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    2016年01月10日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    トロンで有名な坂村健氏の随筆集のような内容。

    数章あるが、内容はそれぞればらばら。
    感想を書くとネタばれするので、あまり書きません。

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    2011年12月23日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    時代の流れを独自の視点から切り取った本。情報で膨張した、歩けば問題に直面する社会で生きるための示唆が詰まっている。少し偏りを感じる部分もあるが、広く浅く時事ねたをカバーしており、非常に面白く読めた。

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    2011年11月29日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    ネタバレ

    The author is an inventor of TRON, the most prevalent embedded OS. His points of view for real society is absolutely original and convincing. As the title says, he turns an acute eye to the contradictions in this real society - World is imperfect - , dilemmas between science and emotion.

    The points are just "We are in imperfect generation. We should keep our own eye on this world."

    My favorite quoted points of view are … Please refer to my booklog.

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    2011年11月13日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    ・教育内容を時代に合わせて変えるべき
     -科学を理解し自分で判断するための知識を学習する必要あり.
    ・プロジェクトの進め方の傾向として米国はスピード重視,欧州は哲学重視.日本は中間になっているがそれでよいのか?
    ・アバターは奥行きで驚かせるためではなく感情移入のために3Dを使った.
    ・完璧なシステムなどない.責任分界点を決める.

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    2011年09月24日
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で

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    坂村教授が時事ネタについての見解をまとめた本。
    それぞれ独特で、それでいて的確な考えなのはさすが。

    文中でかなりの書籍が引用されていたので、そのまとめ。
    SF小説が多いのが坂村教授らしい。

    『二つの文化と科学革命』C・P・スノー (みすず書房 1984.11)
    『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル(早川書房 2010.5)
    『ダイヤモンド・エイジ』ニール・スティーヴンスン(早川書房 2001.12)
    『代替医療のトリック』サイモン・シン(新潮社 2010.1)
    『地球幼年期の終わり』アーサー・C・クラーク(東京創元社 1969.4 他)
    『2001年宇宙の旅』アーサー・C・クラーク(早川書房 1993.2)
    『宇宙のランデヴー』 アーサー・C・クラーク(早川書房 1985.9)
    『楽園の泉』 アーサー・C・クラーク(早川書房 2006.1)
    『海底牧場』 アーサー・C・クラーク(早川書房 2006.9)
    『渇きの海』 アーサー・C・クラーク(早川書房 2005.7)
    『未来のプロフィル』アーサー・C・クラーク(早川書房 1980.2)
    『忠誠の誓い』ラリイ・ニーヴン(早川書房 1984)

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    2011年08月11日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

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    ネタバレ

    文體と發想の兩方が物量を伴ひ疊み掛ける. しかし冗長.
    utopia的な樂觀を巧く飲み込めない. 現實がdystopia過ぎるから? 現實の人類は何が起きようと連携すまい. 自然を守る為に人を殺せる人も, 世界的に組織せられるほど居まい.
    譯の問題か, 文語の章は文體が拙く讀むと居堪らない.

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    2026年09月03日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

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    気候正義と捉えた時の今の世界と、その中で真っ当な道を少しでも歩んだ場合の地球の未来。

    でも小説としてはうーんという感じ。
    ティッピングポイントを越えた未来はどっちだ。

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    2026年04月28日
  • 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識

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    幅広い知識が何となく身につく。
    本の中での主題はプライバシーやセキュリティに関して、一般人が取れうる対策や危機感を感じられるようにすることのような感じもした。

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    2025年08月20日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

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    坂村健推奨の近未来SF
    著者のアイデアの羅列で小説としての興奮感はいまいち。ただし冒頭のインドの熱波の描写は圧倒される。温暖化対策をなおざりにすると、こんな未来が待っていると思うと怖い。
    良かったっと思うアイデア
    ・南極の氷河の進行を遅れさせるために、氷河の下の水をくみ取る
    ・貧富の差をなくすために、個人の年収の上限を最低額の10倍に規制する。
    ・ブロックチェーンを用いてお金の流れを見える化して税金逃れをなくす
    ・実力行使でダボス会議をのっとる

    実現性の説明が足りないと思うアイデア
    ・狂牛病を流行らせて?牛肉消費を減らす
    ・ハーフアースプロジェクトで地球の半分を自然に返す
    ・カーボンコインを発行して環境に良いことにのみお金が回るようにする
    ビットコインに価値を見出すならば、カーボンコインも有りかもしれないが、
    環境に良いことの判定基準と判定する組織の維持が難しい。ここを掘り下げて欲しかった。

    議論が必要なアイデア
    ・実力行使で環境破壊している企業経営者を脅す
    ・CO2を排出する飛行機を実力行使で撃墜する

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    2025年04月01日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    2025年3月28日、メルカリでメタプラネット株主総会のお土産3点セット【キャップ/トートバッグ/ビットコインマガジン創刊号】を13,000円で販売した女性が他に出品していた本のひとつ。4年前の本なので情報が既に古くなったかも知れないが、その線で1冊読みたい。450円。

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    2025年03月28日
  • DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

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    DXとは「効率化」である。日本は世界最高のブロードバンド国家が達成できたのにもかかわらずデジタル化で世界に大きく遅れをとった。クローズでちゃんとやっているからという日本組織。オープンこそ正義というマインドの変革が必要のようだ。データ資源を国民の抵抗を受けずに素早く収集することに関しては全体主義・共産主義の方が有利。エストニアでは先端テクノロジーを導入することに成功した。日本はなぜ変えられないか。変えることを恐れる傾向が強い。強い国になれるかは考え方や制度を変えられるかにかかっている。

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    2024年08月30日
  • 未来省(The Ministry for the Future)

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    何故、「環境省」ではなく「未来省」なのか?人間活動の制約=生存の基本、が地球環境空間であり、ここでしか生きていけないから。「生存」のためのプライオリティ付き政策集。世界中の政治家や政策担当者のための。ジオエンジニアリングから経済社会システム論まで。SFでありつつ後者に重点。斎藤幸平さんの著作を思い出します。金融資本主義から環境制約のためのコモンズとか。意識改革、勉強にはなるが、だいぶ冗長。文章は読みやすいけど、読み続けるのは正直しんどかった。とにかく、物理的に重い!

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    2024年02月15日