住滝良のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
藤本ひとみのKZのシリーズが、作者をかえてリバイバル。コバルト文庫からは3冊しか出てなかったのが、すでに10冊以上出てるとか。
これは読まないわけにはいかないだろうと、さっそく借りる。
これは、「親友アイテム」を原作にしてる。
原作とはなっているけど、ほとんどオリジナルと同じで、藤本ひとみの文章の雰囲気そのもの。
オリジナルは、中学の頃にもう5回も6回も読んでいる。
のにこのおもしろさは、やっぱり藤本ひとみ。
心理描写が子供だましでなくてきちんと書いていて、考えの深さや真摯さがいいのだと思う。
中学生の頃には気づかなかった描写や、心理の深さが見えた。
問題は、オリジナル3冊以降、藤本ひとみが完全に原作になってからのできだと思う。
ちょい楽しみにして先を読みたいと思うなっ。
最後に、屋根の高さを三角定規を使って割り出すシーンのイラスト、三角定規の種類まちがってない?
二等辺三角の方が正解。 -
Posted by ブクログ
▼レギュラー・イケメン秀才が若武、黒木、上杉、小塚の4名で、なぜか紅一点で主役アーヤ。この5名の中学一年生が「カッズ探偵事務所」を名乗り勉強の合間に難事件を解決していくシリーズ。
▼今回は若武が一目惚れした女子が、アーヤの学校のクラスの同級生で、しかもアーヤをちくちくイジメる「クラスの権力者イヤなやつ女子」だった。武田さんだったか。
▼どーしたもんかとしているうちに、武田さん(とその家族が)が
・万引常習の心病む不良女子であり(本人)
・両親は離婚準備中で罵り合い
・さらにどうやら知人に家を貸して大麻と覚せい剤の製造所に使わせている(親が)
という疑惑が浮上してそれを証明し、警察沙汰になって万事めでたいという終わり方。
▼ただ、こうなるともう武田さんの人生は大変だ。家庭崩壊&心理療養施設入りになるようたということはなんだか前向きに示されるけれど、前向きになかなかなれたもんじゃないよなあ…。
▼そんなダーク&ハードなことも「事件簿」としては厭わずに、でも主役アーヤの、煮えきらない自分探しや友人関係の悩みとか劣等感とかを、割にグリグリと一人称で描くという主題は相変わらず。