パトリック・ネスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
下巻も読みました。トッドが出会った「静寂」はじめてみた女の子ヴァイオラと一緒に他の町へと逃げる。
そしてやっと知らされた、隠されていた真実。
読んでいて、すこしは予想していたが、そうじゃないといいなと思っていた真実。
誰が穢れているのか、生贄ってなんなのか。何故トッドは追われる?
ハードな物語です。ほんと「混沌」ですね。
かなりおもしろかったです。この物語、どうなるんやろ。三部作らしいので、2巻が待たれる。
ワニに襲われても骨が見えてても生きてるアーロンは不死身か?
そしてマンチーが・・・小さいけど勇敢で、無垢で、かわいいマンチーが・・・ -
Posted by ブクログ
スパクルである、1017の視点も入ってきて、話がいろいろ複雑になっており、話の展開が早い。
プレンティス総統のトッドへの気持ちが凄すぎて、怖い。
ノイズを使って相手をコントローしたり、攻撃したり、、、恐ろしい。
トッドの成長ぶりがすごい。最初の頃のトッドは、ノイズを、制御することもできず、考えたことがダダ漏れで、行動にもそれが出ていたが、自分を制御することができるようになる。
ヴァイオラと出会ったからなのか、戦うようになったからなのか、プレンティス総統と一緒にいるからなのか、いろいろなことに影響され、人は成長するんだな。。
最後が、そんな最後でいいの?こんな最後なの?ジェットコースターの途中か -
Posted by ブクログ
冷たい海で溺死したセスは、気付けば幼少時に住んでいた家で目が覚める。しかし他には人は誰もおらず、家の中や町は何年も放置されていたように風化していた。これは夢なのか。それとも今までが夢だったのか。
いきなり主人公の死から始まり、よくわからない世界で目覚める。世界設定もわからなければ、この物語が果たしてどんなジャンルのものかもわからず展開されていきます。
眠りにつくと現れる過去の記憶。そこでは16歳の少年の様々な葛藤が出てきます。その部分だけでも、10代の心の揺れや脆さを描いたYA作品として成り立ちそうです。
しかしそれは物語を構成する一部分に過ぎないのです。
ファンタジーなのかミステリなのか