二宮フサのレビュー一覧

  • 家なき娘(上)
    世界名作劇場の中で一番大好きなペリーヌ物語の原作。全然知らなかったけど、この間声優の鶴ひろみさんの訃報がニュースになった時に、このペリーヌ物語が鶴さんデビューの作品だと知ってなおさら心に残る作品になった。
    アニメは原作にはないパリに着くまでの様子も補完してあるしオリジナルキャラクターも出てくるが、ア...続きを読む
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    フランス・モラリスト文学の最高峰の一つの邦訳。寸鉄人を刺す「箴言集」といくらかまとまった「考察」に加え、枢機卿レによるロシュフコーの肖像、スウェーデン王クリスティーナの感想などを付した「訳注」など、かなり豊富な内容になっている。自己愛の観念を軸にして、様々な徳目の裏側を暴露していく箴言は、痛快である...続きを読む
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    精神的に落ち込んだ時によく読む本。
    ざっくり言うと「人って自己中だったり知恵足らずだったりして不完全」という感じの内容(※自己解釈)

    箴言はよく読むが後半の考察はまだ見ていない。
    私が精神的にもっと成熟したら読みたいとは思っているがいつになるだろうか。
  • 家なき娘(上)
    教育の名著。改めて読み直してみても、社会人である現在の自分自身にもたくさんの気付きがあった。今後、何度も読み返したいと思う。
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    初めて、自分よりもさらにシニカルな視点を提供してもらえた。これで自分の立ち位置を明確にするスタートラインに立てたような気がする。
  • 家なき娘(上)
    以前何かで読んだのだが、そのとき記憶よりもペリーヌが過酷な目に遭っていた……ちょっとびっくり。やっぱり小屋で暮らし始めていろいろ知恵を絞るくだりが秀逸。あの部分が読みたくて読んだようなものだ。
  • 家なき娘(下)
    おじいさんが息子の葬儀に会社の人間が誰も来てくれなかったことに腹を立てて、自分も会社の人に病院なりきれいな集合住宅を作りたくないと主人公にもらしたら、主人公は他人が自分にしてくれなくても自分が人と同じことをしなくてもいい、自分が人に何かをしてほしかったら、まず自分が人に与えないといけないと諭したとこ...続きを読む
  • 家なき娘(上)
    両親を亡くし、パリから必死に歩いたり白樺を食べようとしたりして実の祖父を訪ねるけなげな少女ペリーヌの話。ペリーヌは最初自分のとても好きなロバを売った。ロバを売るときも友だちを売るような感覚だったと思う。実の祖父は父を勘当していることから、オーレリーと名を変えて祖父が経営する工場の英語の通訳として働い...続きを読む
  • 家なき娘(下)
    10歳未満のお子さんなら、アニメから入るのが自然かもしれません。
    10歳くらいになるまで、アニメの家なき娘を見ていないのなら、文庫を先に読むのがお勧めです。
    文庫を読んだ上で、なぜ、アニメでは、まとめてしまったかを考えるのもよいかもしれません。
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    フランスの貴族であり武人でもあったラ・ロシュフコーの短い警告文(箴言)を集めた本。人間の本質に対する深い洞察が、非常に短い文章の中に凝縮されている。建前を取り除いた、人間の本音の部分に気づかされる。
    人間理解のために、人間の美徳を過大評価しないためにお勧め。
    ひとつひとつの箴言にはつながりがないので...続きを読む
  • 家なき娘(下)
    1978年のアニメ『ペリーヌ物語』原作の完訳版。フランス人を父に、インド人を母に持つ、聡明で強い意志を持つ少女が、苦難と悲運を乗り越えながら父の故郷を目指し、幸せをつかむまでの物語。

    序盤のペリーヌに降りかかる不幸(母の死・貧困)は、『レ・ミゼラブル』のコゼットの境遇を彷彿とさせる。しかし、作者は...続きを読む
  • 家なき娘(上)
    詳しくは下巻に書きましたが、全世界の経営者必読の書、といっても過言ではない。特に、経団連の偉い人たちはこの本を読んで顔を洗って出直すことをお勧めする。
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    他人が我々に真実を隠すことを怒ってはならない。そもそも我々は自分自身にこんなに度々真実を隠すのだから。

    人は自分にとって願わしいことなら簡単に信じる。

    賛辞は自分が得をするため。

    われわれは幸福になるためよりも幸福だと人に思わせるために四苦八苦している。

  • ラ・ロシュフコー箴言集
    17世紀フランスの貴族、ラ・ロシュフコー公爵フランソワ六世のお小言集。モラリスト文学などと称される、商業化以前の文学ジャンルです。

    ロシュフコー家は王室のすぐ次の上席を占める大貴族でしたが、ブルジョワ革命前夜のこの時期の宮廷では、田舎司教から成り上がったリシュリュー、イタリア出身で国内に地盤のな...続きを読む
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    132他人に対して賢明であることは、自分自身に対して賢明であるよりもたやすい。
    などなどフックのある言葉かっこいい。
  • 家なき子〈中〉
    だいたいストーリーを知っているつもりだったのですが、炭鉱!?そんな話あったか・・?
    このエピソードだけで一つの小説にできそう。
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    元気が出たり前向きになれるような言葉も良いのですが、モラリストの鋭い洞察から出てきた言葉や考察は見えなかったもの、見ようとしなかったものに気付かせてくれ、行き詰ったときのヒントや図に乗っているときの戒めとなりますので、こういう路線の方が好みです。一言一句おぼえて誰かに自慢げに言う機会を窺うなんて野暮...続きを読む
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    「ラ・ロシユフコー箴言集」岩波文庫

     資生堂の福原会長が座右の書として、読まれている本である。

     17世紀の公爵の言葉であるが、現在に生きる私たちにも心に響く
     
     言葉があふれている。その中のひとつを紹介すると’年’について

     以下のような箴言がある。

     「我々は生涯のさまざまな年齢に全く...続きを読む
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    的を射ているが故、ともすれば批判の対象となるようなおいそれとは口にできない箴言の数々。厭世的かつ理性的な人間批評に唸らせられます。
    ただの「人情家・人格者」として無遠慮・無思考に人間を礼讃することはけして無かったロシュフコー。その理性的な格言は兎に角一節読めば間違いなく感服させられます。
  • ラ・ロシュフコー箴言集
    ・我々の憎悪があまりに激しくなると、憎んでいる相手よりも下劣になる

    ・我々はみんな、他人の不幸を平気で見ていられるほどに強い

    ・薬が調合されるときに、そこに毒が入るように、徳が組み合わされるときに、そこに不徳が入る。知恵は徳と不徳をうまく調合し、それを人生の不幸に対して役に立てる

    ・愛の...続きを読む