二宮フサのレビュー一覧
-
購入済み
早く、後編を読まなくては……
子供向けのアニメで、「ペリーヌ物語」を見てから、ずっと、原作を読んでみたかったので、今、この本に出会えて、感動している。早く、後編の幸せになるところまで、読まなくては………
-
購入済み
ずっとずっと
テレビの子供向けのアニメで、「ペリーヌ物語」を見た時から、ずっとずっと、原作を、きちんと、読んでみたかった。今、この本に出会えて、とても幸せを感じている。
-
Posted by ブクログ
これは違う翻訳者、出版社でも読んでみたい。思慮深く、忍耐強く、そして分からない事は聞く。私には全てにおいてもっていない性格で、母親と孫娘を批判し会う必要もないと言われた時も辛抱強く、全否定するのではなくもしかしたらいい人かも。会えば考え方が変わるかもと周りの大人のへりくだる態度ではなくもしかしたら出ていけと言われるかも知れないのにちゃんと自分の意見を言えるのはすごい。そして自分の母親を悪く言っているし、もしかしたら自分が孫娘だと知ったら放り出されるのを承知で正しいと思える事をいう勇気と強さは多分何度読んでも感動すると思う。
書いていて手元にもっていたい一冊となってきた。 -
Posted by ブクログ
(上巻感想の続き、ほとんどアニメ版との比較)
下巻はほとんどアニメと同じなのだけど原作はロザリーの父親がいなかったりファブリの役目が違ったり女性の家庭教師がかなり重要で、どれも本筋やテーマは変えてないけれどベローム先生はアニメにも出してほしかった。あとヴュルフランの誕生日のやって欲しかったなあ。
アニメではペリーヌがファブリさんと気が合いそうでいつか結婚するのでは?と思ったけれど原作でも描かれるのはペリーヌの少女期だけだった。とりあえず原作を読んでよかった。ほんとうにドラマチックな名作だと思う。
おじいさまの「しあわせに暮らそうね…家族で」という柔らかい言葉が好き。
それにくわえて解説もかなり -
Posted by ブクログ
(ほとんどアニメ版との比較)
アニメ世界名作劇場「ペリーヌ物語」を先月初見で見始めて54話全部観た。ものすごく面白かったので原作が気になり読み始めたのだけれど、いきなりパリに着いたところからで、アニメ版前半のロードムービーはオリジナル要素だと知った。
アニメではボスニアからパリまで約1,500kmをロバと小さな馬車で母娘が交代でロバを引きながら進む過酷な旅、途中アルプス越えなどもあったけれど、あれはオリジナル要素だったんだ。
アニメ版を見始めたとき過酷な旅がメインだと思ってたのでマロクールに着いてからはつまらなくなるだろうなと思ってたのに、マロクールについてからのドラマチックな展開にひきこまれ -
Posted by ブクログ
1978年のアニメ『ペリーヌ物語』原作の完訳版。フランス人を父に、インド人を母に持つ、聡明で強い意志を持つ少女が、苦難と悲運を乗り越えながら父の故郷を目指し、幸せをつかむまでの物語。
序盤のペリーヌに降りかかる不幸(母の死・貧困)は、『レ・ミゼラブル』のコゼットの境遇を彷彿とさせる。しかし、作者はペリーヌに鋼の意思と思慮深さを与え、逆境をものともしない逞しさで運命を切り開いていく少女に仕立て上げた。
読んでいて楽しいのは、不衛生で息苦しい女工の木賃宿を抜け出して、近くの沼沢地の小島でのサバイバル生活。手作りのエスパドリーユは誰か再現してほしい。
母の遺言「幸せになるんですよ」を実現するために