古田雄介のレビュー一覧
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人間は自分が死んだ後のことをどのくらいの人が考えているだろうか?2024年12月に女優で、歌手の中山美穂氏が自宅で突然死。享年54歳。遺産相続は約20億円とのことだったが、家族は高額な相続税が支払えず相続放棄の選択を選んだという。自宅や自動車、株や有価証券等の資産(積極財産)もあれば、住宅ローンや事業の借金などの負債(消極財産)も相続するため、相続放棄を行う日本人は6%、16人に1人というデータもある。本書は、故人が蒐集(しゅうしゅう)した書籍やCD・VDV、推し活グッズなどのコレクションも、遺族にとっては価値判断が全くつかない課題。スマホ内のデジタルマネーやデジタル資産、SNS情報なども、そもそもパスワード解除ができなければ全く閲覧できない課題等について事例を通じて紹介する。つらい葬儀が終わって以降も、故人が注文・契約した品物が故人名で届き、定期購入なのか、支払いはどこなのか、四十九日が終わっても死亡手続き伴う行政手続きは延々と続き、商品の支払いやクレジットカードなどの情報収集と解決には半年を要する場合もある。一方で、残された蒐集遺品を、買い取りセンターで売るのか、蒐集家に託すのか、廃棄処分するのか。遺族は蒐集されたものの価値がわからない。非常に戸惑うのが現状である。独居高齢者が増え、身寄りの無い方も増加する一方で、地方議員や民生員、隣近所の方が死後の手続きを手伝っていることも伝え聞いている。しかし、死後の手続きをする方が葬儀等の費用を負担することはできず、直葬が増えているとも聞く。独居高齢化、多死社会を見据え、蒐集・ため込み症にならないよう、また家族にも迷惑をかけないように、元気で動ける内に身辺整理を行うように心がけよう。既に書いてはいるが、エンディングノードを定期的に見直すことも必須だ。
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ネタバレ漠然とは理解しているつもりだが、やはりほっては置けなかった。そのタイミングになると、購入したい。
1、I PHONE 設定によっては10回パスワード間違えると、中身が全て消える。
2,個人のPCは簡単に破棄せず、ログインにチャレンジしてみる。ブックマークから口座のあるネット銀行を突き止める事が出来る。休眠口座は一旦公益活動に使われる。のちに請求したら引出し可能。
3、故人のFX取引追証のリスク 証拠金割れの場合素早く回収するシステムになっている。400倍→25倍迄減少。
4、〇〇PAY契約者が亡くなった時点で、権利消滅と書いてある規約が多い。請求すれば支払ってくれるが手続き面倒。一身専属性。LINEは、LINE PAYの所有権が消滅すると書いてある。
5、定額サービスは、口座を凍結するのは最後の手段。
支払い義務が残る事もあり得る。
6、遺族に伝えたい情報は、デスクトップにショートカットを置く。
7、スマホは、音声ガイドを起動してアクセスする事が可能
・最近掛けた通話先?
・よく使うアプリを起動して
8,googleは、家族の要請で審査を行ってくれる。 -
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”インターネットで学べる死の事例84本”と謳ってるだけあって件数が多いため、知名度の差が激しい。
過去のニュースで報道されていた有名な事件の被害者や、著名人、交通事故の報道をされた人物のアカウントがネット上で見つかり、素行が元々悪そうだった一般人だったためざまあwwというネット民の荒らしにあった人、界隈では有名だったがプライベート利用のサイト・アカウントだったため死亡後も1件か2件ほどの追悼コメントがついているのみのひっそりとしたもの、などなど、個人サイトというだけあってブログだけの紹介かと思いきや、ブログをする人間は大概Twitterもやっているため併せて紹介されている。
見開き1ページごとに1件分の記載なので、深堀した情報が少ないのが残念だった。
へぇ〜と話に入りかけたところでプツッと切られていくので、件数が多いのもあって途中で読むのが面倒くさくなってしまった。
丁寧な読み方をするのならば各サイトへ実際に訪れたり、各故人について検索をかければある程度の追加情報が出てくるのだろうが、それだったら本という形態よりは紹介リンク集の方が良い。
ただ、既に閉鎖されたサイトもいくつか画像付きで紹介されているため、今はネット上にいくらか魚拓があったとしても数年後には消えているかもしれないので、チラッとであれ書籍の一片として残されるのは良い。
件数はここまでいらないので、もっと解説が欲しい。
↑途中まで読んだ感想
↓最後まで
結構バラエティに富んでいて良かった。
一気読みには向いていないが、たまに気分でパラパラっと読む分には面白いといったらあれだが、興味深かった。 -
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私は普段、自殺に関する記述は臨床心理学や医学の分野で書かれたものを読むことが多い。個々人への配慮と寄り添いはあれども、学問的な中心は統計にあって、だんだんと平均化された現象として「死にたい」を見てしまいがちになる。「どうしたら防げるのか」という予防の話だったり、「そうは言っても自殺はよくない」という道徳っぽさが含まれてしまう。
著者が自殺の後になってから関わりをもつ職業であるためか、「死にたい」をどうこう予防するという視点でもなく、起きてしまった自殺を良い悪いで評価する視点からも離れているように感じる。
きっかけは著者自身の後悔から始まるが、ただひたすらに「死にたい」という現象、あるいはその渦中の本人を理解しようという敬意があるからこそ、この大変な仕事を完遂できたのだろうと感じる。
自殺についての著作、特に社会科学的な考察は世に多いが、この本の唯一性というか、この著者にしか書けなかったのだろうと思わせるところもあり、特に以下の2箇所でそう感じた。
p.164
(デジタル遺品を扱う筆者の仕事とこの本のための調査を比較して)実用と人文。あるいは社会と人間。集団と個人という対照的なテーマだと思っている。……ところが今の私は「死にたい」と漏らすサイトがもたらす社会的な影響と、その人がサイトに残した一こじんの人生の価値を天秤にかけているような心境になっている。
p.174
(末木教授の見解を受けて)個々の自殺には、さまざまな要因が絡む。そのなかで有意なリスクファクターとしての定説となるには、教授が実施したような大規模調査をさまざまな角度から行い、その論文が多くの専門家に査読されて、学会で議論され、広く合意形成がなされなければならない。 -
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ネタバレここが知りたい! デジタル遺品 デジタルの遺品・資産を開く! 託す! 隠す! (これで安心!) 単行本(ソフトカバー) – 2017/8/5
古田/雄介
1977年、名古屋市生まれ。一般社団法人デジタル遺品研究会ルクシー(LxxE)理事。名古屋工業大学卒業後、建築現場監督と葬儀社スタッフを経て雑誌記者に転身。2010年から故人がインターネットに遺した情報の追跡調査をはじめ、2015年には亡くなった方のサイトの事例をまとめた『故人サイト』(社会評論社)を刊行。複数の媒体でデジタル遺品等に関する記事を執筆している
デジタル遺産の内、金融資産と家族写真は必ず遺族にわかるようにしたい
2018年1月8日記述
古田雄介氏による著作。
2017年8月19日初版第1刷発行。
著者は1977年、名古屋市生まれ。
一般社団法人デジタル遺品研究会ルクシー(LxxE)理事。
名古屋工業大学卒業後、建設現場監督と葬儀社スタッフを経て雑誌記者に転身。
2010年から故人がインターネットに遺した情報の追跡調査をはじめ、2015年には亡くなった方のサイトの事例をまとめた『故人サイト』(社会評論社)を刊行。
複数の媒体でデジタル遺品等に関する記事を執筆している。
本書内で(ページ的には真ん中あたり中心)具体的な
端末の中への調査方法などを紹介している。
ただ2017年7月20日での最新情報をもとにしているので注意。とは言えども基本的な考え方、対処の仕方は未来になっても役に立つ。
特に1995年のウィンドウズ95の発売から日本でも広く普及していったPCそして現代はスマホ、タブレットと多様になっている。
オンラインとオフラインの違い、ブログ、SNSなど
それぞれの特徴を捉えておくこと。
普段から使っている方には理解が早いだろう。
特にネット銀行、ネット証券などでの金融資産、そして家族写真。
この2種類をきちんと遺族、家族に伝えることが出来れば
最低限何とかなりそう。後は故人が変なデータ?を持っている場合だけれど、それを家族にわからないように隠す方法を示しているのも本書の良い点だろう。
本書で印象に残った点をあげていくと
デジタルだから劣化しないは間違い
→情報端末の劣化は意外と早い。他の家電よりも早い。
(自分もPCは6年ほどで動きが悪くなり止む無く変えている。
スマホは2~3年ごとという著者の指摘には納得だ。
実際、劣化して動きが悪くなって変えているし。
まあ、だからオフラインよりクラウドやオンラインの情報の方が多いように感じる)
モノとしての経年劣化、パスワードの忘却と散逸、実用性とメンテナンス性の低下
サポートもいつか切れてしまう。
保存と拡散管理が大切になってくる(オフラインデータ)
オンラインデータ(ブログ、SNSなど)は原則的に契約者の生死とは連動しない。
運営側も利用者が健在なのか亡くなっているのか知る方法が無く自ら率先して調査することも普通はありません。
遺族の相続に関して利用規約や会員規約を調べる際に
WindowsならCtrl+F を使うとブラウザの右上に検索窓が表示される。
相続や、死亡、亡などで検索してみると必要箇所が見つかりやすい。
デジタル遺品サポートを活用するのも良い
著者の組織であるルクシーや日本デジタル終活協会、
DoctorHomeNetデジタル遺品サポートサービスなど
完璧な生前準備は存在しない。
家族の為にデジタル遺産メモをつくり一覧表にしておく。
年次、日付も記入しておく。
上にも記載したけれど、ネット銀行、ネット証券は
必ずわかるようにしておくこと。
写真についても日頃から家族にコピーをあげるなど
日頃からやっておけば万一の事態が起きても被害を最小限に抑えることが出来ると思う。 -
Posted by ブクログ
本書は、死後に自分の携帯電話やパソコンなどの機器やクラウドサービス上に残される、“デジタル遺品”をどう探し、残すか、を解説した現代人必携の一冊。
銀行口座、証券口座、仮想通貨、メール、SNS、ストレージ……、さまざまな情報がデジタル化され、中にはデジタルだけでサービスが完結しているものもある。明日突然死んじゃったら、何がどこにあるのか、探すのは至難の業だ。
SNSなど、デジタル発のサービスには契約者が死んだときの扱いがはっきりしていないものも多い。
では、ローカルのパソコンにすべて保存しておけばよいかというとそうでもないようだ。本書によれば、ハードディスクの寿命は数年程度だとか。定期的に更新しておかないと、取り出せなくなるリスクもある(コピーでデータが壊れたりすることもあるけど…)。
一時期、「現代の紙の耐久性に問題があり、将来、残らない文献が出てくる」と言われていたが、デジタルでも同じなのだ。「大切な写真はプリントしておく」の方がよいのかも。なんだか退化した気分だ。 -
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長期間に渡り多数のアクセス数を誇る人気サイトの管理人へのインタビュー集。管理人たちのサイトを運営するにあたっての意図、リテラシーの考え方、モチベーションの保ち方など、さすが長年にわたって運営しているだけあって、みなしっかりしたポリシーを持っている印象だった。こうしてみるとウェブサイトっていうのは、つくづく「読み物」なんだな、と思う。管理人たちも人となりのバックボーンが「活字の人」という人が多い。そういう人だからこそ、「読ませる表現力」であったり、そのサイトの社会における立ち位置の認識であったり、というのが優れているのだと思う。したがってサイトの一つのゴールとしてのアウトプットが「書籍化」に行き着くというのも納得がいく。それはともかく、自分が一番驚いたのは、これだけの人気サイトを一つも見たことがなかった、ということだった…
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インターネットの有名サイト(どちらかと言えばマニアックなサイト)の管理人の方々のインタビューです。
掲載されているサイトは、一般的なサイトというより、ちょっと特殊なマニアックなサイトが多いです。ちょっとニッチな需要しかないと思われる物ほど、インターネットには相性がいいんのが分かります。ただ、インターネットというものが、もっと一般的(すでに一般的ですが、もっと簡単に扱えるというレベルになること)になった時に、ちょっとマニアックなサイト以外にも、一般的な物を扱うサイトがどうなるかというのは、まだまだ未知数な部分があるように思います。
どんなことであれ、自分の好きな事だから頑張れて、普通の人ではできないような物量のあるサイトができるんだというのを再確認できました。