菊池良生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
弟くんからの紹介本、というか強奪本。
『民間防衛』について熱く語ったら紹介してくれました。
相変わらずよく分からん引き出しを持ってる子である。
まず、言いたい。
巻末に年表が必要だと思うの!絶対。
時代感覚が分からんまんま読んでしまったよ…。(調べろよ。)
今まで概観で歴史を見てきてるので、ひとつの視点から見直すのは面白いよね。
「宗教」という視点ではやってみたことあるけど、「軍事」から見るのも面白そう。
まあそのためには概略の知識が必要だけどさ。
スイスの永世中立国としての固い決意は、400年にわたる「血の産業」を経た故なの…か?
惜しむらくは。
軍事(傭兵)の変遷から近代ナショナリ -
Posted by ブクログ
古代ギリシャからナポレオンの時代に到るまでの傭兵の歴史の概説。基本的には封建制度の中で、ニッチ産業として発達した傭兵が近代には巨大な勢力となったけれども、国民国家の誕生によって意義を失っていく……ということが書かれている。ただ、傭兵という業種は滅びず、現代のイラク戦争にまで伝統は続いている。
私が思うに、兵隊の活用が制限されると、制限外の活動を金で請け負う「傭兵」が栄えるのかな。現代のアメリカ軍が雇う傭兵的な警備会社や、フランスの外人部隊なんかは、そういうイレギュラーなことを遂行するのが主な目的になっている。士気と規律で雁字搦めになった軍隊とは別の「傭兵」という枠組みから目を逸らしてはいけな -
Posted by ブクログ
「古来、戦争とは忠誠、祖国愛といった観念とは対極に位置していた傭兵たちによって担われていたのである。それがいつしかナショナリズムにより途方もない数の人びとが祖国のために身を捨てる国民戦争に変質したのである。であるならば、これら傭兵たちの歴史を覗けばひょっとしたら近代ナショナリズムの仕組みが逆説的にほの見えてくるかもしれない。本書はこんな淡い期待のもとに書かれた」。というテーマをなんとなく踏まえながらも、『傭兵の二千年史』というタイトルに忠実な、西ヨーロッパの傭兵制度について古代ギリシャからナチスの突撃隊までを概観している本だった。いろいろ知らないことも多かったし、面白かった。