菊池良生のレビュー一覧

  • ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世

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    通史は本当に面白い。今回はオットーという王の生涯を通して東フランクから神聖ローマ帝国の創立までをたどっている。相変わらず魑魅魍魎なドロドロな中世ヨーロッパで、しかも同じ名前のオンパレードで読むのが大変だが、オットーの生き様は興味深い。
    今回、公候伯子男の爵位の成り立ちを知ったのは収穫だった。

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    2023年04月09日
  • 傭兵の二千年史

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    傭兵がどのようにして生まれ、変遷し、最終的に国民軍にとってかわられるようになったか。
    想像よりずっと傭兵が主役の時代が長くて、欧州史をダイジェストでざっと追えるくらいに駆け抜けた感があった。
    傭兵の立場から脱却して政権を樹立した日本と、一部諸侯に数えられる者はいたものの主役までには至れなかった欧州との、比較も見てみたい気になる

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    2022年08月07日
  • 傭兵の二千年史

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    傭兵という視点を通してのヨーロッパ史。
    こういう何か一つのテーマを通して歴史を語る書はいつも面白い。
    歴史はどの立場から見るかで印象がかなり違う。

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    2021年12月13日
  • 神聖ローマ帝国

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    カール大帝以降、非常にややこしい神聖ローマ帝国について、各時代の皇帝に焦点を当てながら書かれている通史。やはりややこしい話だが、神聖ローマ帝国という概念が実体を持たなかったことについては、理解が進む。

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    2021年05月21日
  • 神聖ローマ帝国

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    「神聖ローマ帝国ってなんなのだ?」から始まる、面白く読める神聖ローマ帝国入門と言った感のある一冊。ただし、注意点はある。各所に物事を単純化する傾向、参考文献のつまみ食い的傾向がある。また、フリードリヒ3世の評価やウェストファリア条約の評価についてなど、今となっては古い説になってしまっている箇所があることなどである。この辺りの新しい評価は岩崎周一氏の『ハプスブルク帝国』を読むと良いかもしれない。

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    2020年11月07日
  • 神聖ローマ帝国

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    世界史の教科書の中ではなぜかブラックボックスのように隠されてしまっているザリエル朝・ヴェルフェン朝・大空位時代のあたりを知るために読んだ。変なつまみ食いみたいな取り上げ方をするのではなく、こんなふうにきちんとタテの流れを明示しないと、神聖ローマ帝国の歴史が何なのかが結局よく見えてこない。文章も読みやすく、大変ありがたかった。

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    2020年10月10日
  • 傭兵の二千年史

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    面白かった。
    ヨーロッパでの傭兵の成り立ちから、傭兵全盛を迎えその後、組織戦になっていく過程で傭兵が廃れていくまでを描いた作品です。
    傭兵がどのように徴募され、いくさに送り込まれていくかも書かれています。

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    2020年04月12日
  • 神聖ローマ帝国

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    ・「大空位時代」はフリードリッヒ二世が死去した1250年に始まり、73年、ハプスブルク家のルドルフ一世のドイツ王即位に終わるというのが一つの定説
    ・1555年カール五世、アウスブルクの宗教和議により諸侯に宗教の選択権を認める
    ・神聖ローマ帝国にとってウエストファリア条約の意味するところはあまりにも大きい。「領主の宗教が領民の宗教」という原則が再確認され、カルヴァン派が公認される
    ・スペイン継承戦争(1701年〜14年):カルロス二世の「スペイン王位はフランス ブルボン家に譲る」という遺言による強大なラテン帝国の出現を恐れ、勢力均衡を是とするオランダ、イギリスがオーストリア ハプスブルク家と対フ

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    2018年11月04日
  • 傭兵の二千年史

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    傭兵の興亡という視点からの欧州史。傭兵の歴史の概略。
    ランツクネヒトやヴァレンシュタインあたりは単語しか知らなかったので点が線に繋がった。
    ルイ14世のナントの勅令廃止がスイスでの時計産業の発達の基盤だったとは全く知らなかった。

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    2018年10月14日
  • 傭兵の二千年史

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    古代よりヨーロッパでは国家間の争いにおいて戦争のプロフェッショナル集団である傭兵は必要不可欠であり、職業として認められていた。スイスでは国民に軍事教育を施し、傭兵として輸出するほどであった。さらに傭兵を使った略奪をスポンサー付きのビジネスにしたり、雇い主の国王の名で勝手に徴税したりと。

    究極のブルーワーカーである傭兵だが、戦争が終わってしまえば、不要どころか抹殺されてしまうこともあった。それに対して傭兵側は戦闘する互いの傭兵が話し合い、わざと戦争を長引かせて、ギャラをもらい続けることもあった。

    本書はそんな様々な傭兵の変遷の歴史を紹介する。

    現代では、国家間の戦争は国民の愛国心のぶつかり

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    2018年01月19日
  • ドイツ三〇〇諸侯 一千年の興亡

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    安定の菊池良生。神聖ローマ帝国史だけを追っていると脇役扱いの諸侯がたくさん紹介でてきて楽しい。たくさんにした分、一つあたりの密度が薄かったのは少し残念。

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    2017年10月21日
  • 神聖ローマ帝国

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    「神聖ローマ帝国」という大仰な国号に込められた意味を歴史を概観しつつ解き明かしていくといった趣旨の新書。なかでも、ザリエリ朝、シュタウフェン朝、ハプスブルク朝にスポットライトが当てられている。大枠としては、カール大帝による西ローマ帝国の復活から、徐々にローマ帝国の理念と現実が乖離していき、結局ヴェストファーレン条約以降「帝国」としての実体も失っていく過程が描かれていく。

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    2015年09月15日
  • 神聖ローマ帝国

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    ネタバレ

    神聖ローマ帝国という死んだ国があると聞いて。

    それは中世ドイツに存在して、数多くの国を抱えながら消滅していった忘れ去られた帝国だと言う話しだった。
    実際に世界史には興味があったわけだけど、やはりカタカナは難しくて手に負えない。カール何人出てくるんだ、という勢いである。

    読み進めることに苦労しながら、この本を読んで見えてきたのは、国同士や国対教会の対立の中で数々の王たちが利益や利権を得るために奔走していた中で、曖昧なままに生まれ曖昧なままに死んだ「神聖ローマ帝国」という国の生涯だ。
    神聖ローマ帝国というのはドイツが望んだ幻想にしか過ぎない願望の現れでしかなかった。実際に西ヨーロッパには強国が

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    2014年05月08日
  • 傭兵の二千年史

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    ハプスブルク家12の物語と並行して読んでてあの戦争の裏でこんなことが!と舞台裏の一幕を覗いたようで中々楽しかった と思ったら参考文献に本書が

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    2013年12月12日
  • 神聖ローマ帝国

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    これとハプスブルク家の二冊がかなりリンクしてて合わせて理解しやすかった。中世が思った以上に、現代とかけ離れておった。

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    2013年08月22日
  • 傭兵の二千年史

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    流れを掴む程度で良いので傭兵の歴史について知りたい。と思っていた時に出会えたこの本は読みやすくわかりやすく、ヨーロッパ軍事史に深く食い込む傭兵という存在を知る入口が欲しかった私の要望に十分応えてくれました。そういえば『アルプスの少女ハイジ』の原作ではアルムおんじが傭兵稼業をやっていた設定があったような? なんて事も思い出し、ハイジの舞台となったスイスでは傭兵輸出が国家産業だった時代が長い間あった歴史背景を改めて知り、無茶に思えたその設定が実は自然な成り行きだったという事も今になってようやく理解できました。

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    2012年11月13日
  • 神聖ローマ帝国

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    休みを利用して一気読み。
    読み物として十分面白い。
    神聖ローマ帝国、ひいては中世ヨーロッパという複雑怪奇な代物を神聖ローマ帝国皇帝の人物像を中心にまとめることで非常に面白く、読みやすいものになってる。
    領有権はあるのに領有してないとか、○○伯が結婚して○○に対する領有権を獲得、とか少しわかった気がする。
    オススメです

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    2012年09月18日
  • 神聖ローマ帝国

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    神聖ローマ帝国の起源、なぜ「神聖」かつ「ローマ」って名前がつくのかを時系列を沿って解説してくれている新書。失われた「古代ローマ帝国」の羨望や皇帝と教皇の対立の中で形成された「神聖」という単語の意味合いが面白かった。歴代教皇が目指した神権政治との決別という意味合いっていうのが学びだった。

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    2012年08月11日
  • 傭兵の二千年史

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    ネタバレ

    傭兵史を俯瞰する形でコンパクトにまとまっていてよい。
    ファンタジーで傭兵や傭兵団を出す人は、自分の書くものが
    どの辺に近いのかを把握するとよいと思う。

    私の書いているアレクトー傭兵団は、「血の輸出」と言われたスイスが
    モデルですが、うん、傭兵史という流れの中で、どういうものだったのか
    位置づけられているのを読むと、なかなか興味深かった。

    スイスに時計産業が発達した一つの理由が、傭兵史に見えて来るとは
    なかなか事実は小説よりも…。

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    2012年02月19日
  • 神聖ローマ帝国

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    ネタバレ

    この国は「皇帝の国」であるが故に、奇妙な歴史をたどったのかと思った。
    神聖ローマ帝国は、イギリスやフランスなどと対比して語られるが、神聖ローマ帝国もそれが包摂する問題があったのだ。
    「選挙で選んでいたから、国家としての統一性が失われていた。」などという意見もあるが、カノッサの屈辱を経験した皇帝も叙任権闘争などでローマ法皇と戦ったり、フランスと同じような権力を振るうこともあった。
    しかし三十年戦争ののち、やはり選挙で選ぶことの弊害が顕れ、フランスのような自分の領地拡大をする契機がなかったのか、ヴェストファーレン条約によって小さな諸国が主権を得ることになる。フランスもそうならない保障はなかった。

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    2012年01月31日