薮内正幸のレビュー一覧

  • グリックの冒険

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    グリックのGは元気のGだ!

     ともかく頑張りたい人の背を押してくれる努力がテーマ?の名作。作者の処女作で今までの人生経験が詰まっている、とのあとがきですが、なるほどと頷けるような内容。冒険物としてはガンバシリーズの方が良く出来ているのだが、こちらの方が教訓的に得るものは大きい気がする。
     二匹のリスが不屈のタフネスで冬山の先の故郷を目指す旅の話ですが、東京から新潟までが想定モデルとなっているので、北陸好きの方にもおすすめ。

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    2022年09月29日
  • ガンバとカワウソの冒険

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    芳醇なる渓流世界

    高知県四万十川での取材が元になっているらしいが、渓流を中心とした自然の描写が素晴らしい作品。
    カワウソの娘カワモが過酷な旅のストレスからだんだん鬱病?になって、おかしくなっていく描写もリアルで生々しい。
    まあアニメ映画版と同じくハッピーエンドだが、こちらでは野犬達との戦いが決着つかずで終わるという点で大きな変更点があった。

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    2022年09月29日
  • 冒険者たち ガンバと15ひきの仲間

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    ネズミVSイタチの戦争

    70年代前半に書かれた古典作品ですが今でもかなり面白い。ネズミのガンバたちがイタチ一族の支配する島に上陸して、戦いになるまでの流れは本当にドキドキして大人でも十分に楽しめます。メインキャラであるネズミ集団のキャラ付けも味わい深く、誰かしらお気に入りのネズミが見つかると思います。個人的には破天荒なイカサマと山下清っぽいボーボが好きでしたね。

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    2022年09月29日
  • にわやこうえんにくるとり 日本の野鳥1

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    やはり薮内さんの絵が最高です。
    科学絵本として身近な野鳥を子どもたちに紹介できたら興味を持ってもらえると思う。
    私自身、庭や隣の林畑に来る様々な野鳥達の名前を全然知らないので興味津々!
    まだ途中だけど詳しく読んでみたくなる良書です。

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    2017年12月08日
  • にわやこうえんにくるとり 日本の野鳥1

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    コジュケイ、キジバト、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、エゾビタキ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ハシブトガラス、ハシホソガラスについての基本情報と正確な絵。私の家の窓から見かけるのは、キジバト、ツバメ、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、カラスなどだが、どうも鳴き声からすると他にもいそうである。そうそうヒバリも鳴き声だけだなあ。ヒヨドリは庭のブルーベリーの花をほとんど食べてしまうのでかなわない。

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    2024年06月27日
  • にわやこうえんにくるとり 日本の野鳥1

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    子どもの頃、大好きな本でした。写実的なんだけど暖かみ深い挿絵がたくさん。その中でも、子どもの雀が好きでした。

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    2009年10月04日
  • くらべてわかる 哺乳類

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    日本に生息している哺乳類を網羅している。そのため特定の外来生物も掲載されている。図鑑としては写真からは若干弱く、では写真集としてはというとボリュームがある。最大の利点は見分け方が掲載されているところ。ただし、全てではないので注意。クジラとイルカの項目が特に楽しめた。中ほどにあるクラカケアザラシの写真がとても良い。多様だなと思うのはやはりネズミとコウモリ。世界最大の種類No. 1とNo.2なので当然といえば当然だが…。
    同著者の生態の違いを示した本の方が完成度が高かったため、本書の評価は星3とした。

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    2022年04月24日