河岸宏和のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読む前は、いわゆる、消費者を脅しつけるタイプの「買ってはいけないシリーズ」の本かな、と思っていたのだが、骨太だった。面白い。
食べ物に関する価値が、ずいぶんと下がっているのだなぁとしみじみと感じる。あと外食怖いってなる。
ほんとに外食怖くなりそうだなぁ。安くてお得には訳が有り、美味しいものを食べたくなる。
それから、外食産業で使われる仕入品(いわゆる調理が不要なもの)について、酷く考えさせられる。
仕入品を使うことにより、調理スキルが無い人間でも、均一な商品を提供することが可能となる。つまり、調理スキルを必要としない。働いている人間の成長は不要ということ。
昔は厨房で働くと言え -
Posted by 読むコレ
購入済み食品偽装の問題は、かねてから様々な問題がありました。特に日本がデフレ経済となったここ15年くらいの間で、食品に対する安心・安全は完全に信頼を失ってしまったと感じています。
中国産の野菜や食肉の農薬・抗生物質の問題は、必ずしも対岸の火事とはいかず、日本でも外食産業や食品加工産業を中心に輸入量は拡大を続けているようです。
スーパーマーケットでも、中国産と謳って野菜や肉を売ろうとしても消費者は敬遠するようになり、国産の野菜・肉が増えてきています。
しかし、これは法律に基づき産地を表示するという意味で「仕方なくスーパーは表示している」という状況ですから、総菜や弁当などは産地を表示する必要がなく、 -
Posted by ブクログ
著者は、かつてハムソーセージメーカーで工場長をしていた経験を基に、いかにして日本の食品流通の現場における安全管理があいまいであり、消費者を向いていないかを憂う本である。
食品偽装問題でお茶の間の話題となった多くの例を取り上げ、その本質と全体に共通する背景について解説している。安い賞品、安定供給を要求する小売の姿勢と、それに応えようとする製造メーカーが、消費者ではなく、自分たちの利益を追求する結果、こうした問題が発生する問題の根本だとしている。
一方、食品行政は、法制度の不備が多く、上記の企業が必ずしも違法行為を行っているわけではなく、グレーなゾーンが多く存在することもまた理由の一つである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ胸を張って言える事ではありませんが、食い意地はってます。美味しいもの食べるの好きです。幼いころから、それこそ人の味覚が決まるころまで美味しいものを食べさせてもらってきたし、現在も美味しいものを選んで食べている方かと思います。
そんなわけで、ネットで見かけたこの本を読んでみたのですが、中々恐ろしい事が書いてありました!外食産業の裏側ってそうなんだ…と。植物性タンパク質50%のハンバーグってハンバーグじゃないですよね!そりゃ、嫌いな食べ物が市販のハンバーグだったわけです。
自分は外食はあまりしません。作ります。基本、夜はお酒を飲むので外で酒を飲んで自宅に買ってくるのが億劫なのです。つまみを自分 -
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
餃子は包みたてが美味しい。餃子の王将
トンカツはカットしてパン粉をつけて揚げる。カット肉は駄目。和幸、サボテン
素材は大量仕入れで安くはならない。
サイゼリアとステーキのけん、居抜きできますよ出店。
鶏豚牛の値段の違いは餌の量による。
鶏、豚、牛の餌は4、7、11
ファミレスでは成型肉と牛脂注入肉に注意。
成型肉はレアでは食べられない。
牛肉は出血性大腸菌群、豚肉は寄生虫、鶏肉はサルモネラ菌。牛肉は表面にしかつかないので、レアでも大丈夫。
冷凍トンカツはロースではなくくず肉を植物性タンパク、増粘多糖類で作られる。
ハンバーグはリン酸塩て水増している。
成型肉は繊維がバラバラ。 -
Posted by ブクログ
ほぼ、ほとんどの食品について裏方の業者がいて、出来合いのもの、半製品を仕入れることができるというのが驚き。「東南アジアでつくったものを電子レンジでチンして出している」と書かれていたが、例えば、山菜そば、外国のものをいれなかったらお湯にネギが浮いてるだけ というくらい海外のモノを使うことができる。
野菜の自給率が半分というがスーパーで半分が中国産とはなっていない。ということは、外食産業が使っている。スーパーだと品質表示が義務付けられているが、外食産業にはそれがない。したがってやろうと思えばやりたい放題だ。肉は屑肉を合成して油を注入してつくるというのは聞いたことがあるが、チーズなどもホンモノを使