「食品業界の裏の裏」まで知り尽くした著者が明かす、スーパーの「日付偽装」「再加工」「使い回し」の実態には、驚きを隠せません。「法律上、問題がない」という理由のもと、消費者の感覚ではとても許されないことを行っているスーパーが少なくないのです。
・売れ残ったマグロのサクは、翌日刺身にして再販売/・とんかつはカツ丼、うなぎの蒲焼きはうな丼にリサイクル/・賞味期限切れの食パンは、ラスクに再加工/・フルーツはカットして、2回、3回、使い回す、そういった「再加工」「使い回し」の問題とともに、
・開店早々、大量に並んでいる刺身は、いつ造ったもの?
・卵はなぜ、毎日同じ数だけ産まれるのに、特売日には10倍並ぶ?
・卵の賞味期限は、なぜどれも新しい?
といった「日付偽装」の問題まで、詳しく、わかりやすく解説しています。
「合法」「法律上、問題ない」という名のもと、スーパーではいったい何が行われているのか?
食品衛生法やJAS法といった法律は、いったい誰の味方なのか?
ぜひ本書を読み、安全でおいしい食品を選べる「スーパーの達人」になってください。
Posted by 読むコレ 2014年08月16日
食品偽装の問題は、かねてから様々な問題がありました。特に日本がデフレ経済となったここ15年くらいの間で、食品に対する安心・安全は完全に信頼を失ってしまったと感じています。
中国産の野菜や食肉の農薬・抗生物質の問題は、必ずしも対岸の火事とはいかず、日本でも外食産業や食品加工産業を中心に輸入量は拡大を...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月26日
野菜の顔を見ただけで、あるいは肉の切り身を見ただけで産地が分かり、害虫の巣どこも一発でみつけてしまう、ハイスペックなプロの話は非常に面白い
廃棄食材はもったいないので、ちょっと使い回しとかには厳しすぎる感もあるが、食品の流通も含めて勉強になる
卵の色とか質の由来も全然知らなかった・・羽の色がそのまま...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月24日
平成の「買ってはいけない」なのかな?と思ったけれど、しまった「買ってはいけない」の平成だった。昭和の本だと思ってた。
なんというか、自給自足しないと食べ物怖い!となりがちだけれど、食は根源だから「分からないことはどういうことなのか?」を適切に聞きながら、生産者、流通業者、販売者、消費者が適切なモ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月13日
うん、勉強になった。
ダメなところを探すだけじゃあかんけど、消費者に育てる意識を持てと言うのは難しいかな。
確かに老後に歩いていける場所にあるスーパーが、安心して使えないところだとまずいですけど。
精米日を確認すると、その店の売れ行きがわかると聞いた事がある。他にもいいスーパーか見分けるポイントが...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月24日
スーパーの食品の管理や賞味期限の付け方などがわかる本。
売れ残った惣菜のとんかつをカツ丼に加工して販売しているなど、知っていたが改めて聞くと「なるほど」と思える事例が沢山載っているので勉強になった。
スーパーが悪いという面もあるが、そもそも法律がゆるいので違法ではない事が多いらしい。
一度目を...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月15日
刺身はサクの使いまわし。サクを安売りしない店は注意。
レタスの朝どれは、変色しにくい。光合成を始める前に収穫したもの。収穫後も生きている。
補虫機は見えないところに。
製造日とは最終加工日のこと=ラップする、パックにつめる、ラベルを貼る、などでいい。
開店と同時に刺身売り場にいってみる。
刺...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月26日
この著者、ちょっと厳しすぎなんじゃないかなあ。
偽装は論外だけど、たとえばお総菜コーナーの食材は生鮮食品コーナーで売れ残ったものを使っているとか、そのほとんどは出来合いのものを焼いたり揚げたりするだけだとか、誰でも知っていることだと思うし、目くじらをたてるほどのものでもないと思う。
そのおかげであれ...続きを読む