歌川たいじのレビュー一覧

  • いとはんのポン菓子

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    良かった!
    素敵な作品に出会ってしまいました。
    まさか素朴でどこか懐かしいあの「ポン菓子」に、こんな誕生秘話があったなんてビックリです。

    京都の旧家の長女で裕福な家庭で何不自由なく育ったトシ子。機械に興味があり工学部に進みたくても「女性は結婚して子を生み育てるもの」という考えが当たり前の時代、女学院に進学し教師となる。
    戦争のせいで食べるものがなく、栄養失調で次々と教え子たちが亡くなる場面に遭遇したことで、子どもたちを救うために決意する。

    『私は子どもらにポーン菓子、おなかいっぱい食べさせたるねん。』

    作品を通して戦時の日本がどんなに悲惨な状況だったかがうかがえる。
    「ポン菓子製造への挑

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    2023年12月15日
  • 手記 母さんがどんなに僕を嫌いでも

    購入済み

    結局泣いてしまった

    今、歌川たいじ氏の本をあちこち順不同で読んでいます。
    この作品はジュニア向けテキストと言う事でした。本編のダイジェスト版かな、くらいの気持ちで読み始めたのですが、結局泣いてしまいました。本編では描かれなかったエピソードが散りばめてあり、欠けていたピースが埋まっていった感じです。
    読んでいるだけで心が冷えていくような辛い体験をした作者が、他人との関わり合いの中で光を得て乗り越えていく様を「奇跡」と表現されています。しかし、これは奇跡ではなく、作者本人の力だったのではないかと感じました。

    はあ〜花粉症の季節に泣いた泣いた。目が腫れて大変ですよ。白目の部分まで浮腫んでしまいましたよ。

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    2022年03月31日
  • 母の形見は借金地獄 全力で戦った700日

    購入済み

    あかん、ずっと泣きながら読んだ

    本のタイトルや絵柄からは想像もつかないような内容です。
    もとはお母さんの借金の話なのですが、人生に関わってくる周りの人々とのドラマ、ドラマじゃなくて実話なんだけど。途中はかなり辛い話です。
    作者が親友に「何でも吸収するバケモノ」と言われていますが、あんなに辛い人生を送ってきた作者が関わってくる人々との関係を吸収して、良い方向に消化してしまうのは凄い。それは作者自身が持つ力なんだろうな、だからこそ作者の周りには素敵な人がいるんだろうなと感じました。
    いやーとにかく泣いてしまう作品です。

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    2022年02月23日
  • ゲイです、ほぼ夫婦です

    ブログで知って、作者さんのブログから購入しました。
    独特な絵柄ですが、私は好きです。
    ブログでもお二人のやり取りが大好きで、ほっこりさせてもらってます(たまにツレちゃんの男気に泣かされます)

    続編、待ってます。

    #癒やされる #ほのぼの #笑える

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    2023年01月03日
  • 新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

    購入済み

    心にしみました

    ばあちゃん、工場のおっちゃんたち、
    大将や毒舌ぼんぼんの友人

    人との出会いや絆が道を踏み外しそうな
    人間をまっとうな方向に引き戻してくれるのだと
    感動しました。

    自分も酷い環境で育ちましたが、趣味の世界や
    連れ合いのおかげで、今幸せなんだと自分を
    顧みることが出来ました。

    それでも、暗い自分が自分の中から消えないことを
    実感する時があります。
    一人になりたい、人は信用出来ない、
    干渉されたくない…

    そんなダークな気持ちになった時はこの作品を
    読もうかな。

    きっと人や人生の素晴らしさを再発見出来るから(´▽`)

    #切ない #深い #感動する

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    2021年09月11日
  • 新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

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    あまり涙もろい方ではないけれど泣いてしまった。どんな過去を背負っていても本人次第で道は切り開いていける、傷は癒せるのだ。長い道のりだったのだろうけど。胸がいっぱいになってしまうよ。

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    2021年01月30日
  • 新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

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    私も親に虐待され逃げてきた人間です。私も中にも、私を罵る豚がいます。
    私もいつか、作者さんのようになれるのでしょうか。私にはとても母を許せない。

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    2020年10月19日
  • 新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

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    「母の形見は借金地獄」を読んだ流れで、この本(マンガ)を手に取りました。児童虐待のニュースは最近になって特に増えたような気もしますが、この本を読んで、大なり小なり以前から問題のある親はそれなりにいたのだと思いました。親にされた仕打ちの記憶が消えない(揺り起こされる時もある)ことも、本当に辛いだろうと感じました。
    ただ、この作者さんは、「ばあちゃん」のような素直に甘えられる人もいたり、友人にも恵まれたこともあって、自分の気持ちを正直に素直に打ち明けられる(受け止めてもらえる)人がいたことが幸いだったのではないかと感じました。
    作者さんは、辛くても自分や母親の過去と向き合うことを通して前向きに生き

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    2020年07月17日
  • 母の形見は借金地獄 全力で戦った700日

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    私が体験したことは一切ありませんが、うつ病をきっかけに死にたいと思ったことのある人の気持ちや、自分の信念をもって裁判を戦うことのしんどさに、ちょっとだけでも理解できたような気がしました。
    当事者でなければ分からないことはたくさんありますが、それでも「分かろう」とする気持ちがないとずっと理解できないものだと思うので。
    とにかく涙なしでは読めない本(マンガ)でした。親子関係で悩んでいる人にもおすすめの本です。(ただし、この作者さんは最後まで向き合いましたが、親が残した問題から「逃げる」ことも私はアリだと思っています。)

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    2020年07月17日
  • ゲイです、ほぼ夫婦です

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    心にジンとくる言葉ばかり。 部屋のいつでも手に取れる場所に置いておきたいです。 歌川さん、これからも本を出して下さい。

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    2020年02月17日
  • ゲイです、ほぼ夫婦です

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    ネタバレ

    ブログのファンなので知っている話も多かったけれど、初めて知った話もあり、あらためて歌ちゃんとツレちゃんと仲間たちのファンになりました。どのエピソードもいいけれど、特に元上司Fさんの話が素晴らしい!子どもたちに戦争の話をする部分は、日本中の子どもたちにぜひ聞かせたいと思いました。

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    2019年10月08日
  • 手記 母さんがどんなに僕を嫌いでも

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    虐待の幼少期。
    親をかばう気持ちが
    痛々しくてツラい

    ゲラゲラ笑いで
    追い詰められたような気持ちになり
    破壊して、そのあと自滅したいという
    衝動が体を貫いた

    と、あり。
    まさにキレるって
    こういう事なんだと

    子供の頃の記憶から
    オトナになっても
    逃れられない
    母親と同じ事を
    他人にしてしまう

    著者は変わろうとしたから
    変われたのだと
    より良く変わろうとする力が
    生きる事なのかもしれない

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    2019年09月27日
  • ゲイです、ほぼ夫婦です

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    ネタバレ

    久々に購入した本。歌川さん本人のHPから購入。
    購入代金を振り込んだのになかなか配送されないな~と思っていたら、HP上で事の経緯がかいてあった。
    どうりで「様」だけ手書きだったわけだ…。歌川さん本人が梱包して発送しているのかと思っていたからこの文字はツレちゃんかな???って想像していた。だって女文字だったし。

    リーマンショックで職を無くし、そこから作家になる事になった歌川さん。絵を描くことは好きではなかったんですって。それでも生計を立てているのだからすごい。そして自分の虐待された経験から書いた本が映画化され、テレビ出演や講演活動に勢力活動中。
    何より為になるのが、嫌味な質問をどうやって切り返

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    2019年09月21日
  • 手記 母さんがどんなに僕を嫌いでも

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    もう一度読み直してみた。やっぱり色々考える。人に理解されたいと思ったらまず自分が理解しなくちゃいけない。そうだなあ。

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    2020年01月14日
  • 手記 母さんがどんなに僕を嫌いでも

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    おばあちゃんとのシーンは愛に溢れていて本当に素晴らしかった。私もこんな愛情たっぷりな人間になりたい。

    「楽しい思い出がいっぱいある人は、簡単に人生に絶望したりしない。」
    過酷な状況を経験したあとでも、おばあちゃんから受けた愛情や友達との楽しい時間を心の中で大事にしている著者の姿勢はすごいと思った。

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    2018年12月05日
  • 角川つばさ文庫版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

    購入済み

    歌ちゃんうらやましー

    人は、何かで変われると言う希望が書かれていて、幸せな気持ちになりました!私の娘も、歌ちゃんのように、変われたらいいのになーと思いました。人と、付き合うのが、苦手で、暗いので、親として、寂しいです。私は、ちょー明るいのにねー

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    2018年11月21日
  • 新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

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    手記版の方で読んでいたんですが、改めて漫画版を読んでみました。文字だけではなく、絵も一緒に読んでみると、結構笑えるシーンも多いということに気づいた。手記版では笑っていいのかどうか分からなかったのだけど、キミツとのやりとりとか笑ってしまった。またいろんな登場人物の魅力に改めて気づかされました。大将、ばあちゃん、かなちゃん。職場の人たち。映画化されるので、誰がどんな演技をするんだろうと想像しながら読みました。映画も楽しみにしてます!

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    2018年11月05日
  • 新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

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    書店で見つけて衝動買い。
    絵柄の変化や旧版との違いを探しながら読むのが楽しい。

    映画への期待がさらに高まった。

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    2018年09月24日
  • 花まみれの淑女たち

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    年取ることを前向きに考えることができる元気の出る話。年配の女性が困難に立ち向かっていくのを、ハラハラしながら読み進めることができた。

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    2018年09月11日
  • 花まみれの淑女たち

    購入済み

    面白かったです

    あらすじを見て購入しました。期待通りに楽しく読めました。
    年配チームが皆、個性的で凄いパワーを秘めています。
    ためになるエピソードや、考えさせられる社会問題にも触れられていて勉強にもなりました。

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    2018年09月06日