あらすじ
ぼくの家は、下町の工場だ。
ぼくはそこで働くみんなに、かわいがられて育った。
でも、ある日、ぼくは遠くの児童保護施設に
あずけられてしまった。
さびしい1年間を我慢して、やっと家に帰ってこられたけど
それからの暮らしは、地獄みたいで…。
ぼくはもう、ここにはいたくない。
家を出て、大好きな人を、ほんとうの居場所を見つけたい。
自分の力で、幸せになるんだ――!
親から愛されなかった少年が
苦難にめげず、幸せをつかむまでの、感動の実話。【小学中級から ★★】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
題名通り、とても悲しいお話だった。
途中で虐待と言う文字が何度も出てきても、諦めずに、生きていく主人公に泣けました!最後に、作者からのお話もあって、とても泣けたとしか言うしかないです。やっぱり、あきらめない心は大事だと私は思いました。
Posted by ブクログ
漫画版のノベライズ。
壮絶な育て方をされた筆者が人生をサバイブする姿に引き込まれる。
憎んでいた育った母の背景を理解することで、虐待の連鎖に気付く。母親も自己肯定感がなかった。
肉親の愛憎、大人の絶対的な力の中で親の虐待が起こってしまうということがリアルにわかる。
そんななか、主人公はきちんと生き抜いていく。
主人公が自己肯定できる生命力がすばらしい。
歌ちゃんうらやましー
人は、何かで変われると言う希望が書かれていて、幸せな気持ちになりました!私の娘も、歌ちゃんのように、変われたらいいのになーと思いました。人と、付き合うのが、苦手で、暗いので、親として、寂しいです。私は、ちょー明るいのにねー
Posted by ブクログ
ちょっと前に映画化されてましたね。吉田羊さんがこわい母親役で。
どんな親でも子供のためなら何でもできるとか、子供をかわいく思わない親はいないとか、そんなことを言われたら、虐待される子供は自分が悪いと思うしかありません。すべての親はそうではないということをもっと世の中に知らせていくためにも、児童書として普及することが望まれる本です。
よくがんばったね。
Posted by ブクログ
ノンフィクションの児童書。
タイトルから分かる様な辛い内容だけど、わりと淡々とサラっと書かれてるように感じるのは児童書だからかな?
子どもは母親からどんな辛い目にあわされても、母親の事を求めてしまう。
これも実話だったけど、こういう思いをしてる子たちがいると思うと胸が痛む。
最後、もうほっとけばいいのにと思ったけど、やっぱり見捨てられないもんなんですね。
待ってた言葉が聞けて良かった。