茨乃のレビュー一覧

  • 竜魔神姫ヴァルアリスの敗北 ~魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない~

    Posted by ブクログ

    魔界最強の姫が、人間文化に勝利するために何故か孤独のグルメする話(で、タイトル通り毎回負ける)。

    魔界パートはシリアスながら魔法や官職の名前で笑わせに来る。人間界パートでは普通のグルメ小説のようになるのでそこのギャップも楽しい。しかしたまに、狂人のような料理人が出てきたり、カレーの辛さのあまり店員を爆殺させてしまったり(その後あわてて蘇生)、突拍子もない描写が入ってきて読者を油断させない。しかしキワモノめいていて、根底を人情的な要素が支えていて妙な安定感もある。

    カクヨムで連載を読んでいた時は「ヴァルアリスの一人相撲感、敗北を続けている後ろめたさ」のようなものが強い感があったけど、書籍版で

    0
    2019年02月03日
  • 神さまのいない日曜日

    Posted by ブクログ

    「神様がいなくなった日曜日」という舞台設定は
    ファンタジーとしてまこと素晴らしく面白いのだが
    書き方が新人だから荒いとかでなく
    富士見ファンタジア風ファンタジーであるのが惜しい作品
    といったら作者に失礼だが
    しかしでもこの舞台設定でいろいろなひとに競作してみて欲しいものだ
    作者のひとも荒いところ詰めてきっちり書けば今後に期待

    0
    2019年01月07日
  • クロックワーク・プラネット1

    Posted by ブクログ

    落ちてきたロボ娘を修理して世界を救うバトルに巻き込まれる話
    『ノーゲームノーライフ』の作者との共著だけあって
    少年少女の活躍する娯楽作品として文句なく高品質
    少年向けバトルものライトノベルにおいて
    『ソードアートオンライン』『アクセルワールド』の作者以来の実力者と相応しい
    ロボ娘ヒロインでも『ビートレス』が売れないでこれが売れるのは良くわかる
    毒舌回路でノイズキャンセラーや電波塔があるのに歯車世界の舞台設定も
    大仕掛けで面白い
    主人公たちのキャラクタにもうひとつ感情移入しがたいところが難かもしれないが
    それは作品作者の個性か

    0
    2018年10月26日
  • クロックワーク・プラネット2

    Posted by ブクログ

    隅々まで手の行き渡った良い作品で作者の高い技量がうかがわれる
    物足りないところのあるとするなら
    主人公たちの造形は仕方ないとしても
    展開の一息に過ぎるところだろうか
    鈍感の逆に鋭敏を対比してもすぎることはたりないに等しい
    読者より時に少しだけ愚かであると思わせる程度は必要なもの

    0
    2018年10月25日
  • クロックワーク・プラネット1

    Posted by ブクログ

    クロプラがアニメ化が決まったと聞いて再読です。
    ノゲノラと同じように、爽快な作品ですね。

    高校生の主人公(男)の見浦ナオトと天才時計技師の主人公(女)のマリー・ベル・ブレゲが、政治とか社会のしがらみとかなにやらを全力でぶっとばして、自分の望むものを手にいれます。
    そしてこれからも突っ走っていくのでしょうか。

    0
    2016年02月28日
  • 神さまのいない日曜日

    Posted by ブクログ

    死という誰もが避けて通れない終焉。必ず訪れるが故にそのときをどう迎えるのが幸せなのかは三者三様の考え方があることでしょう。
    しかし、死ぬことがなくなった世界になったら人はどうなるのでしょうか?
    心臓が止まっても意識を保ち生前と変わらず動くことができたら、たとえ体が腐敗しても生に固執するのでしょうか?
    それとも死ねないことを嘆き永遠の眠りに就くことを願うでしょうか?
    そんな世界で、死者に永遠の眠りを与えることができる「墓守」の能力を持ったアイ。
    村の住民みんなに愛されていると思っているアイが、村の実情を知ることとなりましたが、この世界を旅することで、何を感じ、どんな答えを出すのか?
    この先、どの

    0
    2016年06月12日
  • クロックワーク・プラネット1

    Posted by ブクログ

    地球が死に、それを補うために星のシステム全てを時計仕掛けに置き換えた世界でのファンタジSF
    中々ぶっ飛んだ設定で、うまく料理すれば、本格SFにもできそうな題材。ラノベとしてかいてしまうには勿体無いくらい。シリーズとして書くからには、世界設定を小出しにしてそれに絡めてストーリーを進めてくんだろうけど、圧倒的な世界観で押しつぶされるような感じのSFで読んで見たいという気持ちもあります。

    この設定以外は綺麗に纏まったラノベ。中盤から主人公の才能が生かされる場面が続き、読んでて痛快でした。
    主人公のビジュアルが可愛らしすぎで男に見えないのが玉に瑕ですが、まあよしでしょう。

    0
    2014年04月01日
  • クロックワーク・プラネット2

    Posted by ブクログ

    相変わらず燃える少年漫画的だし、マリーのキャラがすごくいい。わかりやすいのがこの上ない武器になってる

    0
    2014年03月20日
  • クロックワーク・プラネット2

    Posted by ブクログ

    今回は妙なメッセージを受信したマリーたちが、その発信元を追っていったらとんでもないものを見つけて・・・という話。
    相変わらずナオト&リューズのバカップルぶりは痛快だし、それに巻き込まれたり呆れたりするマリーには同情しちゃうし、一歩引いた視点から見守るハルターには大人の魅力を感じる。
    1巻が高評価だった人なら引き続き楽しめるでしょう。

    一つだけ難点を挙げるなら、クライマックスの導入が

    ”マリーが無力さを痛感して凹む→そこにナオトが現れ彼の閃き等により事件収束に向かう”

    という1巻と同じパターンだったことか。
    この手の王道パターンは好きなので別にいいんですが、さすがに何度も使われると

    0
    2013年12月17日
  • 神さまのいない日曜日

    Posted by ブクログ

    もっと早く読めば良かった。最初から最後まで惹きつけられっぱなしだった。泣かせ系ファンタジーだろと思ってなんとなく敬遠していたのだけれど、読んでみたらとても良い作品だった。アイの気持ちも人食い玩具の願いも、登場人物らの想いが絡み交わり、見捨てられた世界で生きていく。続編も是非読みたい。

    0
    2013年11月23日
  • 神さまのいない日曜日

    Posted by ブクログ

    中途半端なところに句点がある文章のクセが気になったけど、世界観などが好みで楽しく読めました。
    登場人物のほのぼのしたやり取りとか最後に分かる村の秘密の伏線とかが好きというかすごいなというか。
    ただ、個人的に残酷なようで優しいハンプニーがすごい好きだったので、願いは叶ったんけどある意味ハッピーエンドなんだけどでもああぁああぁああああぁああってなりました←
    泣くわ。

    0
    2013年10月05日
  • 神さまのいない日曜日IV

    購入済み

    神さまのいない日曜日を読んで

    ターニャ可愛いわあ。
    あたしもダメ人間だが、あそこまで可愛くないわあ。

    アリス、あたしの弟にならないか!

    0
    2013年07月16日
  • 神さまのいない日曜日

    Posted by ブクログ

    15年前に神様が世界を捨て、人は生まれないし死ななくなった。

    ACEでステージを見てから読み始めた。

    面白かったけど少し文章が伝わりにくいところがあったかな。

    主人公・アイとハンプニーの関係性だったり
    それを取り巻いた村の現状だったり
    読んでてどんどん読めた作品だった。
    最後は感動したけど、これからどうやって続くのかと思った。

    ファンタジア文庫の大賞の作品というのは納得。
    読んでみてよかったと思う。

    0
    2013年04月20日
  • 神さまのいない日曜日 3巻

    Posted by ブクログ

    原作1巻分を、全3巻で過不足なく消化。
    密度構成、コミカライズとしては極上の部類だと思う。

    原作は、そもそも感情移入するべき余裕がなかったんですよね。
    死者と起き上がりの死者と不死者と生者と正常な墓守と壊れかけの墓守と壊れた墓守とハーフと、と、そもそもメインキャラの人数に比して「人種」が多すぎる上に、(あえてだろうけど)誰かが指摘発言するまでそれらの差異がロクに描写されないから、わっかりにくくてイマイチピンとこなかったから余計に。
    コミカライズできっちりビジュアル化したことでそのへんがボカされて、ようやく普通に物語として楽しめるようになった感。ラストは素晴らしい。

    原作2巻以降は、肝心のキ

    0
    2012年11月13日
  • 神さまのいない日曜日III

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アイ,学校へ….

    というわけですね.
    この物語にしては珍しく大量の生者が出てきますよ.
    しかも若くて活きの良いのが.
    しかもなんだか学園異能バトル風味.
    夢に向かってひたすら真っ直ぐなアイ.
    そしてその真っ直ぐさがまたかなり重い.
    思いが重い….
    プークスクス

    …ごめんなさい.

    うん,今回も面白かったよ.
    次はどうやら「世界塔」という場所へ行くそうですよ.

    0
    2012年10月12日
  • 神さまのいない日曜日V

    Posted by ブクログ

    今回はアリス、ディー回です。 神日シリーズは世界の雰囲気が絶妙です、終わったあとの世界に見え隠れする希望や絶望、その情景など実にバランスがいいと思います。自分の好みの描写です。 また絵師さんがいい仕事してますよね! 茨乃さん最高ー!アイとディーかわすぎる^^ 表紙に惹かれて購読している人も多いのではないでしょうか。 なにあれ、今後のアイの活躍と変化には目が話せません↑ 抽象的な表現になってしまいますが、世界観がとにかく素晴らしいので一読の価値はあります。

    0
    2011年06月23日
  • 神さまのいない日曜日II

    Posted by ブクログ

    1巻より面白かったです!世界観がなんともたまらないですね〜、すごく面白い視点の世界だなーと思いました。
    そしてキリコ萌え!!
    「僕はあの子が好きなんだ」だって!可愛い!大人ぶってるけど中身はただの純情少年じゃないかww可愛すぎる!
    アイもなかなか良かったです。今回はアイのすごさみたいなのが結構表面に出されてたなーと思います。あんな12歳いないよ!できすぎだよ!

    というわけで3巻楽しみです←

    0
    2011年01月16日
  • 神さまのいない日曜日III

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     死者の100万都市オルタスを出たアイたちが最初に向かうことになったのは学校でした。といっても普通に転入したわけじゃありません。15歳未満の子供がいない世界なので、15歳の子供がいる今しか学校に行くチャンスがない等と説得され、行ったことのない学校に連れてこられ不安を感じる12歳のアイでした。もっとも、いきなり授業で穴掘りをさせられることになり(普通は変に思うはずですが)逆にアイは自信を取り戻したりして、ほんとに変な子です。もちろん穴掘りが得意だからなんですけど。
     この学園、学生に穴掘りさせるくらいなのでまともじゃなく、また、通ってる学生たちも変な力を持つ者ばかり。結局この学園を脱走するまでの

    0
    2010年12月28日
  • 神さまのいない日曜日III

    Posted by ブクログ

    主人公の常識のぬけっぷりが楽しいですね〜
    まぁでも、知らないことに対して常識を期待してもねぇ?w
    そもそも常識って変動するものだし…

    まぁとりあえず、なんだか今回は世界の定義とか壮大な話になってきました
    置いて行かれないようについていきます!

    うちの世界はうちが関わる範囲。

    0
    2010年11月01日
  • 神さまのいない日曜日

    Posted by ブクログ

    生、死、死神など、命を題材にするラノベが流行っている。
    この題材は実は単純に見えるようで調理することはかなり難しい。

    しかし、この作品はどうだろうか。

    この重たいテーマと設定を、主人公の少女・アイが宝石のように輝かせ、色彩を放つ。

    読んで損のない一冊。

    0
    2010年07月22日