別宮貞徳のレビュー一覧

  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    死を考えるということは、生きることを考えること

    社会人になり毎日忙しなく、一生懸命に働いてる人たちはこの本のどこか1文が必ず心に響くと思います。
    1度読んで終わりにせずに1年に1回、半年に1回など定期的に読んで自分の生活をこの本と一緒に振り返りたいと思える運命的な1冊でした

    0
    2025年11月10日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    互いに愛せよ、さなくば滅びあるのみ。
    死を目前に控えた先生は、愛の重要性を説く。
    改めて、今目の前にある愛を大切にしないといけない。特に家族。家族は何を差し置いても大切にしなければいけないものとモリー先生に教えられた。
    人生観、結婚観、仕事観、周りに流されず自分の人生を生きていきたい。

    0
    2025年10月15日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    昔から、病気と向き合うみたいなノンフィクションが苦手だった。
    読み終わったあとの感情の持っていき方がわからなかったから。完全に読まず嫌い。
    恥ずかしげもなく「愛」を語るモリー先生。
    かつて「ILoveYou」を「月が綺麗ですね。とでも訳しておきなさい」と言った夏目漱石を、なんかよくわからんけどTHE 日本人!な感じがいいなぁと思ってたけど、ダイレクトに「愛」を伝えるモリー先生も、それはそれは素晴らしいと感じた。
    「いかに死ぬかを学ぶことは、いかに生きるかを学ぶことだ」
    人間誰しも遅かれ早かれ必ず死ぬ。
    「死」を”諦め”じゃなく”目標”にできたら、人生はより良くなるかもしれないなぁ。

    0
    2025年05月06日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    ああ、物凄く良い読書ができた。というのが読み終わっての感想。 モリー先生に私の話も聞いてもらいたかった… でも本を読んでいるだけでも辛く苦しい気持ちに寄り添ってもらえている気分になれる、そんな本でした。 とても良いフレーズが盛りだくさんでした。自分ももっともっと家族の事1番に考えて人に優しく思いやりを持って余生を過ごそう。

    0
    2025年05月05日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大学の社会心理学教授のモリーがALSになり、その教え子が最後をみとるという話である。講義が毎週火曜にあったということよりも毎週飛行機で自分が病床に行ったという話である。人が死ぬということを考えさせる本であり、大学生が読んでもいいと思われる。

    0
    2024年10月24日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    人生において何が大切なことなのか、何が人生を価値あるものにしてくれるのかを教えてくれる本。お金や仕事やキャリアではなく、自分の大切なひとたちと過ごす何気ない当たり前の日常が価値あるものなのだ、ということを教えてくれる本。そのとおりだと思います。時に、自分のキャリアや仕事で頭がいっぱいになってしまうときがあります。もちろんそれも重要だと思うし、お金がなければ日常をふつうに送ることもできませんが、何よりも家族との時間を豊かにすることが重要なことで、仕事やお金はその手段に過ぎないのだ、ということを忘れないようにしたいと思いました。私もモリー先生のような温かいひとに出会えたらいいな、と思いました。

    0
    2024年07月31日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだときは、次第に気乗りしなくなって途中で読むのを止めた本だったのですが、今回、手放す前に一読しておこうと久しぶりに手に取ると、続きがあまりに気になって、一日で読破してしまいました。
    初めて読んだときと比べ、多少人生経験を積んだことで、この本から受け取るものがずいぶん変わったんだろうと思います。
    ホント今回読むことにして良かったです。
    もう手放すのはやめにします。大切に保管しておいて、数年後の自分がふと読み返したときにどう感じるのか、楽しみにしています。

    0
    2024年07月30日
  • 愛蔵版 モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    間違いなくすごい本で、
    「与えるのは生きているということ」
    「いかに死ぬかを学べばいかに生きるかも学べる」
    こんな先生に会えば人生は変わる。

    0
    2024年06月15日
  • 愛蔵版 モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    生きるということは与えるということ。
    モリー先生の言葉を通して、日々の生き方について見直そうと思った。私は人に与えることより、自分の得を優先してしまいがちである。損得勘定ばかり。
    モリー先生は違う。自分が病に侵され、余命いくばくもない状態でも訪ねてくる人々の話を聞き、心を寄せる。そんな先生の周りには人が集まり、先生の言葉を周りに伝え、いつまでもいつまでも語り継がれていく。肉体は死んでも、先生の言葉は皆の心の中で生きているのだ。自分もそんな人物になれるだろうか。モリー先生の生き方を少しでも真似したい、私も死んだら誰かに思い出してもらえるようなそんな人になりたい。図々しくもそう思った。

    死は誰に

    0
    2024年04月03日
  • 十二世紀のルネサンス ヨーロッパの目覚め

    Posted by ブクログ

    豊富な知識や調査、鋭い分析に裏打ちされた西洋中世史の専門的書物である一方、分かりやすさ、という点にも配慮されている。素晴らしい。
    また章を分け、それぞれの分野に沿って十二世紀ルネサンスを多角的に解体していく著者の胆力には圧倒される。
    中世暗黒時代と呼ばれる決まりきった歴史概念と対峙していく精神にも拍手を送りたい。
    千年以上にも長きにわたる大きな時間を安易にダークだと断定するのは勿体無い。
    日本のファンタジー愛好者たちの作品を分析する際、強い批判的視点にもなり得る。

    0
    2023年05月11日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    効率性や目に見えるものに心も奪われ、満たされない気持ちの中で如何に生きていけば分からなくなる中、読みながら何度も何度も心が揺さぶられた本。20世紀を代表する本の一つとして後世まで読まれると確信するし、もっと広く読まれるべき本の一つ。
    与えられることを与えること(それは物でもなく、経験や知識、人の話を丁寧に聞くことも)の大切さを深く考えた。

    そして死を学ぶこと、それが生きることを学ぶことであること。
    「死を目の前に控えてここに座っている私に言えることは、かねや権力をいくら持っていても、そんなものはさがし求めている感情を与えてくれはしないっていうこと。
    それをいちばん必要としているときにね」

    0
    2022年10月02日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    押し付けがましくも、わざとらしくもなく、けれどスッと入ってくる率直な言葉が素敵でした。

    相手を尊重していなければ、トラブルが起こる。
    妥協を知らなければ、トラブルが起こる。
    ふたりの間のことを率直に話せなければトラブルが起こる。
    人生の価値観が共通でなければトラブルが起こる。

    相手を受け入れ、許し、わかり合い、大切なものが同じだと信じれることを大事にしたいと思いました。

    私にとって生きるっていうのは、相手の気持ちに反応できることなんだな。
    など、相手を思いやること、愛することの手がかりがたくさんあったように、思います。

    0
    2022年08月12日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    再読。15年ぶりぐらいかな。コーチ(≒師)を持てるか持てないかは、人生において重要なことの1つだろう。愛(≒博愛)を語る。訳者あとがきにもあるが、こういった本質的な語りがいつの世にも必要なのだろう。嘲笑せず、蔑まず...。また、いつか読み返したい一冊。

    0
    2022年07月22日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    人生について書かれた本は色々あって、ベースは似たことが書いてある気がします。でも、わかるようでわからん!と思っている方、本書を読むとなにか進んだような気がするかもしれません。
    「頭からどーんと飛び込む」「蛇口を開ける。その感情で体を洗う。着なれたシャツみたいに体につけてしまえば」など、身近に捉えられる表現が沢山散りばめられている本です。

    0
    2022年06月03日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    もう10年くらい積んでいた本。読み始めたら、あっという間でした。今の自分に必要な本だから、すーっと読めたのかな。

    人生は対立物の引っ張り合い

    一番印象に残りました。

    0
    2022年03月13日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    社会心理学の教授だったモリーは筋萎縮性側索硬化症(ALS)という治療法のない神経疾患にかかります。

    そして元教え子のスポーツライターでこの本の著者であるミッチが、毎週火曜日にモリー先生の経験をもとに語られる最後の講義を記録したノンフィクションです。

    テーマは「人生の意味」。
    題目はさまざまで、愛、仕事、社会、家族、老い、許し、死に及びます。
    生前葬儀では、モリー先生も一緒に泣き笑いし、心から感謝の言葉を口にします。

    モリー先生は病気で体を動かせなくなるのだと言い、予言通り、自分で自分のお尻が拭けなくなります。

    モリー先生と闘病をしながらミッチは学びます。

    モリー先生は言います。
    「も

    0
    2022年02月11日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    読書の効能の最たるものは、今の自分とは違う環境、状況を代理体験できることだと思う。この本は病で肉体的に死に近づく教授と元生徒の人生についての対話の記録である。

    人生の終わりが見えたときに、大切なのは、お金でも名誉でも、自分の経験や思い出でもなく、「人との繋がり」。これを愛というのかは、まだ自分には判断できないけれど、
    誰かのために与えてあげることで自分が元気になる
    そのことでお互いの記憶に残り繋がりは続く

    誰かが喜ぶとうれしいと、以前から感じていたけど、それも目的は相手ではなく、自分を元気にしているんだと改めて感じさせられる。
    自分が死に向かうとき、何を大切に思うのだろう。


    この本は頂

    0
    2021年09月19日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    ◎我々のこの文化は、人々に満ち足りた気持ちを与えない。
    ◎人生に意味を与える道は、人を愛すること、自分の周囲の社会のために尽くすこと

    最近入院したので、改めて人生で大切なことを考えたところだった。
    家族や周囲の人とつながり、思いやり合うこと。
    美しい自然を感じること。
    自分にできることを、与えること。

    人生の転機や、知人の死や、家族の病気などを機に、たびたび感じてきたこと。
    モリー先生の言う「我々のこの文化」にどっぷり浸かってしまうと、見えなくなってしまうこと。
    忘れないようにしよう。
    そして、子どもにも日々態度で伝えたい。

    0
    2021年07月09日
  • モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    2週間かけてじっくり読み進めた本。
    きっかけは何だったか覚えていない。
    あとから、ベストセラーで映画化もされていることを知った。
    ノンフィクションで、結末は分かっていて、病気を患う恩師との対談とだけ知識はあったものの、読みやすく、過去の記憶をたどったり筆者の思いもよく伝わってきた。

    名言はたくさんある。
    いかに生きることとはいかに死ぬこと
    子どもをもつことは、それと同じ経験はどこにもない
    愛 愛 愛 溢れています。
    うまく伝えられないけど、どの年齢においても読みやすくいいと思う。説かれている感じ。人生の師。
    当たり前のことに深く感謝すると同時に、人生は有限であることを思い知らせ、短くも長い人

    0
    2021年04月13日
  • 愛蔵版 モリー先生との火曜日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一読目。私はいつも、読んでいる途中でメモなどを取りながら読みます。
    読みたい本は無限にあるし、メモを取らないと忘れるからです。
    ですがこの本は、大事な人の話を目をそらさず聞くように、真剣に、真摯な姿勢で読むべきだと感じましたのでまず一読、読む以外のことをせずに致しました。
    モリー先生のあたたかな人柄に涙が自然に溢れてきます。
    これから再読してきます。

    再読してのメモ。
    ミッチの記憶に残る、とても素敵なモリー先生の描写。
    「式のあと、大好きなモリー・シュワルツ教授をさがし出してて両親に紹介する。小柄でちょこちょこ歩く先生は、強い風が吹けばたちまち雲の上まで持っていかれそう。卒業式用ローブをまと

    0
    2019年03月10日