あらすじ
スポーツコラムニストのミッチ・アルボムは、テレビで偶然、恩師を見かける。モリー先生は、体が動かなくなる難病に侵されていた。見舞いに訪れたミッチにモリーは言う。「憐れむより君の問題を話してくれないか」。毎週火曜日、二人だけの最後の授業が始まった。テーマは「人生の意味」について。
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Posted by ブクログ
死を考えるということは、生きることを考えること
社会人になり毎日忙しなく、一生懸命に働いてる人たちはこの本のどこか1文が必ず心に響くと思います。
1度読んで終わりにせずに1年に1回、半年に1回など定期的に読んで自分の生活をこの本と一緒に振り返りたいと思える運命的な1冊でした
Posted by ブクログ
互いに愛せよ、さなくば滅びあるのみ。
死を目前に控えた先生は、愛の重要性を説く。
改めて、今目の前にある愛を大切にしないといけない。特に家族。家族は何を差し置いても大切にしなければいけないものとモリー先生に教えられた。
人生観、結婚観、仕事観、周りに流されず自分の人生を生きていきたい。
Posted by ブクログ
昔から、病気と向き合うみたいなノンフィクションが苦手だった。
読み終わったあとの感情の持っていき方がわからなかったから。完全に読まず嫌い。
恥ずかしげもなく「愛」を語るモリー先生。
かつて「ILoveYou」を「月が綺麗ですね。とでも訳しておきなさい」と言った夏目漱石を、なんかよくわからんけどTHE 日本人!な感じがいいなぁと思ってたけど、ダイレクトに「愛」を伝えるモリー先生も、それはそれは素晴らしいと感じた。
「いかに死ぬかを学ぶことは、いかに生きるかを学ぶことだ」
人間誰しも遅かれ早かれ必ず死ぬ。
「死」を”諦め”じゃなく”目標”にできたら、人生はより良くなるかもしれないなぁ。
Posted by ブクログ
ああ、物凄く良い読書ができた。というのが読み終わっての感想。 モリー先生に私の話も聞いてもらいたかった… でも本を読んでいるだけでも辛く苦しい気持ちに寄り添ってもらえている気分になれる、そんな本でした。 とても良いフレーズが盛りだくさんでした。自分ももっともっと家族の事1番に考えて人に優しく思いやりを持って余生を過ごそう。
Posted by ブクログ
大学の社会心理学教授のモリーがALSになり、その教え子が最後をみとるという話である。講義が毎週火曜にあったということよりも毎週飛行機で自分が病床に行ったという話である。人が死ぬということを考えさせる本であり、大学生が読んでもいいと思われる。
Posted by ブクログ
人生において何が大切なことなのか、何が人生を価値あるものにしてくれるのかを教えてくれる本。お金や仕事やキャリアではなく、自分の大切なひとたちと過ごす何気ない当たり前の日常が価値あるものなのだ、ということを教えてくれる本。そのとおりだと思います。時に、自分のキャリアや仕事で頭がいっぱいになってしまうときがあります。もちろんそれも重要だと思うし、お金がなければ日常をふつうに送ることもできませんが、何よりも家族との時間を豊かにすることが重要なことで、仕事やお金はその手段に過ぎないのだ、ということを忘れないようにしたいと思いました。私もモリー先生のような温かいひとに出会えたらいいな、と思いました。
Posted by ブクログ
初めて読んだときは、次第に気乗りしなくなって途中で読むのを止めた本だったのですが、今回、手放す前に一読しておこうと久しぶりに手に取ると、続きがあまりに気になって、一日で読破してしまいました。
初めて読んだときと比べ、多少人生経験を積んだことで、この本から受け取るものがずいぶん変わったんだろうと思います。
ホント今回読むことにして良かったです。
もう手放すのはやめにします。大切に保管しておいて、数年後の自分がふと読み返したときにどう感じるのか、楽しみにしています。
Posted by ブクログ
効率性や目に見えるものに心も奪われ、満たされない気持ちの中で如何に生きていけば分からなくなる中、読みながら何度も何度も心が揺さぶられた本。20世紀を代表する本の一つとして後世まで読まれると確信するし、もっと広く読まれるべき本の一つ。
与えられることを与えること(それは物でもなく、経験や知識、人の話を丁寧に聞くことも)の大切さを深く考えた。
そして死を学ぶこと、それが生きることを学ぶことであること。
「死を目の前に控えてここに座っている私に言えることは、かねや権力をいくら持っていても、そんなものはさがし求めている感情を与えてくれはしないっていうこと。
それをいちばん必要としているときにね」
モリー先生は、わたしたちは「いまの文化」に騙され、流されているという。でも、モノも、お金も、名声も、権力も、人を幸福にしない。けれど「いまの文化」はそれさえ手に入れればバラ色の人生が待っていると私たちに教える。そして人々はそれに騙されている。
身につまされる思い。
行動を変えようと思う。
Posted by ブクログ
押し付けがましくも、わざとらしくもなく、けれどスッと入ってくる率直な言葉が素敵でした。
相手を尊重していなければ、トラブルが起こる。
妥協を知らなければ、トラブルが起こる。
ふたりの間のことを率直に話せなければトラブルが起こる。
人生の価値観が共通でなければトラブルが起こる。
相手を受け入れ、許し、わかり合い、大切なものが同じだと信じれることを大事にしたいと思いました。
私にとって生きるっていうのは、相手の気持ちに反応できることなんだな。
など、相手を思いやること、愛することの手がかりがたくさんあったように、思います。
Posted by ブクログ
再読。15年ぶりぐらいかな。コーチ(≒師)を持てるか持てないかは、人生において重要なことの1つだろう。愛(≒博愛)を語る。訳者あとがきにもあるが、こういった本質的な語りがいつの世にも必要なのだろう。嘲笑せず、蔑まず...。また、いつか読み返したい一冊。
Posted by ブクログ
人生について書かれた本は色々あって、ベースは似たことが書いてある気がします。でも、わかるようでわからん!と思っている方、本書を読むとなにか進んだような気がするかもしれません。
「頭からどーんと飛び込む」「蛇口を開ける。その感情で体を洗う。着なれたシャツみたいに体につけてしまえば」など、身近に捉えられる表現が沢山散りばめられている本です。
Posted by ブクログ
もう10年くらい積んでいた本。読み始めたら、あっという間でした。今の自分に必要な本だから、すーっと読めたのかな。
人生は対立物の引っ張り合い
一番印象に残りました。
Posted by ブクログ
社会心理学の教授だったモリーは筋萎縮性側索硬化症(ALS)という治療法のない神経疾患にかかります。
そして元教え子のスポーツライターでこの本の著者であるミッチが、毎週火曜日にモリー先生の経験をもとに語られる最後の講義を記録したノンフィクションです。
テーマは「人生の意味」。
題目はさまざまで、愛、仕事、社会、家族、老い、許し、死に及びます。
生前葬儀では、モリー先生も一緒に泣き笑いし、心から感謝の言葉を口にします。
モリー先生は病気で体を動かせなくなるのだと言い、予言通り、自分で自分のお尻が拭けなくなります。
モリー先生と闘病をしながらミッチは学びます。
モリー先生は言います。
「もうじき死ぬとは言っても、私のまわりには愛してくれる人、心配してくれる人がたくさんいる。世の中でそう言える人がどれだけいるか?」
「人生でいちばん大事なことは、愛をどうやって表に出すのか、どうやって受け入れるのか、その方法を学ぶこと」
「ほんとうに満足を与えてくれるものは何か。自分が人にあげられるものを提供すること。それは時間。家や車ではない」
そして、最後にモリーがミッチに「もうひとり息子が持てるんなら、君がいいなあ」と言ったのにはうるっときました。
「生まれるものはみんな死ぬんだ」。
Posted by ブクログ
読書の効能の最たるものは、今の自分とは違う環境、状況を代理体験できることだと思う。この本は病で肉体的に死に近づく教授と元生徒の人生についての対話の記録である。
人生の終わりが見えたときに、大切なのは、お金でも名誉でも、自分の経験や思い出でもなく、「人との繋がり」。これを愛というのかは、まだ自分には判断できないけれど、
誰かのために与えてあげることで自分が元気になる
そのことでお互いの記憶に残り繋がりは続く
誰かが喜ぶとうれしいと、以前から感じていたけど、それも目的は相手ではなく、自分を元気にしているんだと改めて感じさせられる。
自分が死に向かうとき、何を大切に思うのだろう。
この本は頂いた本です。
こういう本を選んでくれた心に本当に感動しました。
Posted by ブクログ
◎我々のこの文化は、人々に満ち足りた気持ちを与えない。
◎人生に意味を与える道は、人を愛すること、自分の周囲の社会のために尽くすこと
最近入院したので、改めて人生で大切なことを考えたところだった。
家族や周囲の人とつながり、思いやり合うこと。
美しい自然を感じること。
自分にできることを、与えること。
人生の転機や、知人の死や、家族の病気などを機に、たびたび感じてきたこと。
モリー先生の言う「我々のこの文化」にどっぷり浸かってしまうと、見えなくなってしまうこと。
忘れないようにしよう。
そして、子どもにも日々態度で伝えたい。
Posted by ブクログ
2週間かけてじっくり読み進めた本。
きっかけは何だったか覚えていない。
あとから、ベストセラーで映画化もされていることを知った。
ノンフィクションで、結末は分かっていて、病気を患う恩師との対談とだけ知識はあったものの、読みやすく、過去の記憶をたどったり筆者の思いもよく伝わってきた。
名言はたくさんある。
いかに生きることとはいかに死ぬこと
子どもをもつことは、それと同じ経験はどこにもない
愛 愛 愛 溢れています。
うまく伝えられないけど、どの年齢においても読みやすくいいと思う。説かれている感じ。人生の師。
当たり前のことに深く感謝すると同時に、人生は有限であることを思い知らせ、短くも長い人生について振り返り未来についても想いをはせられる。
モリー先生は生前葬儀をしたんだけど、良いなと思った。自分の生き方はどうなのかと、眠る前に読んで考えた。
Posted by ブクログ
Tuesdays with Morrie(モリー先生との火曜日)を読んだ。
読んでいて、読み終わりたくないな、と素直に思えた本。
人生で大事なことが何なのか、考えさせられる。
どう生きるべきか、ヒントをくれる本当にいい本だ。
大事なものは、やっぱり愛や、思いやり。
精一杯無条件に愛して、無条件の愛を精一杯受け入れること。
そして、自分の価値観を作り上げること、文化を創りあげること。
どっちが勝つんですか?ーそりゃ愛さ。いつも愛が勝つ
希望をなくして消えていくか、それとも残された時間に最前を尽くすかー
他の人と同じように、世間から引っ込むつもりか、それとも生きるつもりかー
こうと思ったとおりに生きよう、品位をもって勇気とユーモアと落ち着きを忘れずに。
出来ることも、出来ないことも、素直に受け入れよ
過ぎたことにとらわれるな。ただし、否定も切り捨ても禁物
自分を許すこと、そして人を許すことを学べ
誰か心を打ち明けられる人、見つけたかな?
君のコミュニティーに何か貢献してるかい?
自分に満足してるかい?
精一杯人間らしくしているか?
これだけか?自分がやりたいことはこれだけなのか?
われわれのこの文化が人々に満ち足りた気持ちを与えないっていうことがある。
われわれはまちがったことを教えているんだよ。
文化がろくな役に立たないんなら、そんなものはいらないと言えるだけの強さを持たないといけない。
自分の文化を創ること。
多くの人はそれが出来ない。
もうじき死ぬとはいっても、私のまわりには愛してくれる人、心配してくれる人がたくさんいる。
世の中にそう言える人がどれだけいるか?
人生で一番大事なことは、愛をどうやって外に出すか、どうやって中に受け入れるか、その方法を学ぶことだよ
愛を受け入れる。自分は愛されるに値しないとか、愛を受け入れれば軟弱になると思われがちだけれども、レヴァインという賢人が言ってるよ、「愛は唯一、理性的な行為である」と。
目に見えるものが信じられなくて、心に感じる物を信じなければあらないときがあるんだ。
他人から信頼してもらうには、こちらも相手を信頼してかからねばならない。
たとえ自分が暗闇の中にいようと。倒れるときでも。
他人を搾取するような仕事には絶対につかない。そして他人の汗でかねをかせぐようなまねはしない。
教師は未来永劫にまで力を及ぼす。影響がどこで止まるか、自分でもわからない
いずれ死ぬことを認めて、いつ死んでもいいように準備すること。
そうしてこそ、生きている間、はるかに真剣に人生に取り組むことができる。
今日がその日か?用意はいいか?するべきことをすべてやっているか?なりたいと思う人間になっているか?
毎晩眠りにつくたびに、私は死ぬ。そして翌朝目をさますとき、生まれ変わる。
家族から得られる支えとか愛とか、思いやりとか気づかいとかがなければ、人にはほかに何もないようなものだ。
愛は最高に大事なもの。
互いに愛せよ。さなくば滅びあるのみ。
今、私がやっているのは、経験から自分を引き離すっていうこと
これが大事なんだよ。
物に執着するな、諸行無常だから。
切り離すっていうのは、経験を自分の中に十分にしみこませること。
そうしてこそ、そこから離れることができる。
何でもいい、ある感情を例にとろう。女性への愛でも、愛する者を失った悲しみでも、私が今味わっているような死に至る病による恐怖、苦痛でもいい。そういった感情に尻込みしていると、つまり、とことんそれとつきあって行こうという考えを持たないと、自分を切り離すことはできない。いつもこわがってばかりいることになる。痛みがこわい、悲しみがこわい、愛することにつきものの傷つくことがこわい。
ところが、そういった感情に自分を投げ込む、頭からどーんととびこんでしまう。そうすることによって、その感情を十分に、くまなく経験することができる。痛みとはどういうものかがわかる。愛とは何かがわかる。悲しみとは何かがわかる。そのときはじめてこう言えるようになるんだ。「よし、自分はこの感情を経験した。その感情の何たるかがわかった。今度はしばらくそこから離れることが必要だ」と。
よし、たかが恐怖じゃないか。そんなものに支配されてたまるか。その素顔を見てやろう。
よし、さびしさと同居の時間は終わった。もうさびしいのはこわくない。さびしさは脇へどけて、世の中には他にも感情がいろいろあることを知って、それも同じように体験することにしよう。
離れるんだ。
恥ずかしいっていうのは、われわれの文化では、恥ずかしいことと教えられるからだ。しかし、文化がなんといおうと知っちゃいない。自分は生きている間だいたいこんな文化なんて無視してきた。恥ずかしがるのはやめよう。かわりに楽しむことにしよう。嬉しいなと思おう。
この国では、ほしいものと必要なものがまるっきりごっちゃになっている。食料は必要なもの、チョコレートサンデーは欲しいもの。自分を欺いてはいけないよ。最新型のスポーツカーは必要ではない。豪邸は必要ではない。
はっきり言って、そういうものから満足は得られない。ほんとうに満足を与えてくれるものは何だと思う?
自分が人にあげられるものを提供すること。
別にかねのことを言ってるわけじゃない。時間だよ。あるいは心づかい。話しをすること。そんなにむずかしいことじゃないだろう。
心を広く持ってはじめてどんな人とも対等に付き合うことができる。
人に与えることで自分が元気になれるんだよ。車や家じゃない。鏡に映る自分の顔じゃない。自分の時間を与え、悲しい思いをしていた人たちをほほえませることができれば、私としてはこれ異常ないほど健康になった感じがするんだよ。
こうしてあげたいと、心の底から出てくることをやるんだな。そうすれば、不満をおぼえることはない。うらやむこともない、人のものをほしがることもない。逆に、こうしてもらいたいと、心の中へもどってくるものには押しつぶされてしまう。
誰かといっしょにいるときは、ほんとうに掛け値なしにその人といっしょなのだ。まっすぐ相手の目を見、その相手がこの世でただひとりの人間であるかのように耳を傾ける。
その場に完全に存在しているっていうことが大事だと思う。つまり、誰かといっしょにいるときには、その人とまさにいっしょでなければいけない。今、君と話しをしているこのときも、私はふたりの間で進行していることだけに気持ちを集中しようとつとめているよ。先週しゃべったことなんか頭にない。今度の金曜日に何があるかも頭にない。君に向かって話しをし、君のことを考えているんだ。
相手を尊重していなければ、トラブルが起こる。妥協を知らなければ、トラブルが起こる。ふたりの間のことを率直に話せなければトラブルが起こる。人生の価値観が共通でなければトラブルが起こる。価値観は同じであること。そしてその価値観の中でも最大のものはね、自分の結婚が大事なものだという信念さ。
人間はあぶないと思うと卑しくなる。それはわれわれの文化のせいだよ。われわれの経済のせい。危険を感じれば、自分のことしか考えなくなる。おかねを神様のようにあがめ始める。すべてこの文化の一環だよ。だから私はその中へ入ろうとは思わないわけさ。
自分なりの文化を築くっていうのは、こういうことなんだ。小さなことはルールに従ってもいい。けれども大きなこと、どう考えるか、何を価値ありとみなすか、これは自分で選ばなければならない。誰かほかの人、あるいは社会まかせじゃ、だめだ。もっとやせていなければと思ったり、金持ちでなければって思うのも同じことで、文化がそう信じさせているだけの話し。そんなもの信じちゃいけない。どんな社会にもそれなりの問題があるよ。逃げ出せばいいってものじゃない。自分なりの文化を創るのが肝心なんだ。
人類という家族に投資しよう。人に投資しよう。愛する人、愛してくれる人の小さな共同社会をつくろう。
自分を許せ、人を許せ。
やらなかったことすべてについて。やるべきなのにやらなかったことすべてについてね。そのことをいつまでもくよくよ悔やんでもはじまらないんだ。今の私みたいになったら、そんなことをしても何にもならない。
仲直りすること、自分と、それから周囲の人すべてと仲直りしなければいけない。
人間は、お互いに愛し合える限り、またその愛し合った気持ちを覚えている限り、死んでも本当にいってしまうことはない。つくり出した愛はすべてそのまま残っている。思い出はすべてそのまま残っている。死んでも生き続けるんだ。この世にいる間にふれた人、育てた人すべての心の中に。
死で人生は終わる、つながりは終わらない。
重要な問題って何ですか?
愛とか、責任とか、精神性とか、意識とかに関係のあることだろうな。こういうものが問題になると思う。
いつもそうあるべきだったんだ。
人間関係に決まった処方はないよ、愛のあるやり方で調整しなければいけない。当事者両方に機会を与えてね。お互い何を望んでいるか、何を必要としているか、何ができるか、どんな生活かを考え合わせて。
ビジネスの世界では、勝つために交渉する。ほしいものを獲得するために交渉する。君はそれに慣れすぎているかもしれないよ。愛はちがう。愛は、自分のことと同じようにほかの人の立場を気にかけるものなんだ。
人生に意味を与える道は、人を愛すること、周囲のために尽くすこと。
良い言葉がありすぎて、メモしておきたいものがこんなに沢山。
ちょっと悩んでいるときこそ、いい本に出会えている気がする。
こんな本みたいに、どこかで人にいい影響を与えられる人間になろう。
If you are dying today, are you ready for it?
Posted by ブクログ
死との向き合い方だけでなく、価値観や人生についてちょっと立ち止まって考えるようなきっかけになるような本。「もし、不治の病にかかったら」と見つめ直すことで後悔しない生き方をするということを筆者は伝えたいのかな。
家族や子供が何よりも大切、それは仕事とは比べられない。今の文化に洗脳されてるんだ。といったことは本書を通じて示唆されるが、家族に恵まれないさみしさを仕事で埋め合わせる人もいるよな、と思った。代わりにはならないけど、それをいっちゃおしまいよって思う人もいるよねと。
でも物の見方を変えたり自分にとって都合の良い捉え方をすることでイライラすることを回避したりするのはいいなと思った。
最期のところはじんとなった。
Posted by ブクログ
著者とモリー先生との対話を通じ、今の何気ない生活の中に幸福があることを思い知りました。自分が死ぬと分かった時、何に後悔するか、どんなことに残りの時間を使うか、死への認識を深くすることで、残りの人生を悔いなく生きたいと思った。
愛とユーモアはいつでも大切。
Posted by ブクログ
「誰かと一緒にいるとき、ほんとうに掛け値なしにその人と一緒なのだ。まっすぐ相手の目を見、その相手がこの世でただひとりの人間であるかのように耳を傾ける。」(138ページ)
結婚について、大事なことの一つは価値観がおなじであること。その価値観の中でも最大のものは、自分の結婚が大事なものだという信念。
他の何にも通じるな…
経済活動との引っ張り合いをしている、
人生の意味.愛を真正面から語った本
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現在まだ3章くらいだけど、すでに良い。仙人やん。ミッチの人生に、モリーのような師がいたのは幸せなことだね。そんな人中々出会えない。他人なのが、またすごいと思うんだよなぁ、母親とか父親ではない誰かと、こんなに心開いて人生の醍醐味について語り合えるって中々ない。私だったら、月一のカウンセリングの先生かな。カウンセリングの域を超えて、人生の話ができる。でもなんか、ちょっとカッコつけちゃってた気がしてきたな。
読み終わったけど、最高。モリー先生ありがとう♡
モモとかと同じ、私が共感できる人生の大切なことについてのお話って気がした。でもこの価値観も、絶対ではないんだよなぁ、人によって違うよね。
Posted by ブクログ
師弟愛、否、愛とは何か、その真剣かつ純粋な、モリー先生とミッチの対話が胸を打つ。難病ALSに侵されたモリー先生。死へのカウントダウンの中、何か達観した感じで、ミッチとの対話が進む。
Posted by ブクログ
死は避けることができない。
自分だけではなく、身近な人の死を考えるのも避けたい気分だ。
それは死を経験したことがないから。
だからこそ、少しでも学びたかった。
人と自分を許す。身近な人を愛し、人からの愛を受け入れる。
自然のうつろいや、音楽が大切に感じる。
月並みだけど、自分にとってのモリーを大切にしたいと思う。
訳が違うと、もっと伝わることもあったかもしれない。
Posted by ブクログ
この本は、ニューヨークタイムズ紙ベストセラーリストで4年間1位を続けるなど、世界的ベストセラーになったノンフィクションの不朽の名作です。
恩師との温かいやりとりが綴られていて、とても羨ましくなりました。
一生の付き合いが出来る先生に出会うというのは、なかなかないですよねー。
ぜひぜひ読んでみて下さい。
Posted by ブクログ
ALSは酷く残酷な病気だ。
モリー先生は自分がALSだと診断されてからは、死が遠くにあるものではなく誰にでも訪れるものとして扱い、最後までユーモアと愛を忘れずに、時にミッチに繰り返し愛について教えて逝った。
この本はALSの話ではない、生きていくのに本当に大切なものは何なのかを教えてくれる本だった。
私設図書で見つけた本
Posted by ブクログ
最初はふーんと読み始めたんだけれど、モリー先生の「授業」が進めば進むほど、しみてくる。
モリー先生の人柄が伝わってくるし、弱っていく様子もリアル。原文も翻訳もうまいんだろうなぁ。
死は自然の一部で誰にでも起こることで、恐れることではない。死を前にして、いかに生きるかを考える。
いつも明日死んでもいいように生きているか?という問いは、目をつむりたくなるなぁ。
自分の周りの人や自然を愛せているかな?時間に追われていないかな?何かを言い訳にしてないかな?と。
互いに愛せよ、さもなくば死あるのみ。
Posted by ブクログ
1 どんな本?
ALSに侵されて余命宣告を受けたモリー先生と
教え子のミッチの全15回の火曜日を最終論文と
して綴った本。物質社会に依存している我々の目
を覚させる一冊。愛を誰かに与えたい。
2 なんで読んだの?
(1) 人生の目的を考えたいから。
(2) 何をするのが幸せか知りたい。
(3) 愛を与える方法を実践出来る状態になりたい。
3 構 成
全15火曜日195頁
「恩師の生涯最後の授業は『人生の意味』」と始
まり、「テーマは『人生の意味』それは今も語ら
れている。」と死後の著者への人生の影響を綴っ
て終わる。
4 著者の問題提起
人生の意味はなんですか?
5 命題に至った理由
モリー先生との火曜日の対話
6 著者の解
愛を与える事
7 重要な語句・文
(1) 愛さ、愛は必ず勝つ。
(2) 人生に意味を与える道は人を愛する事周囲
のために尽くす事
(3) 友達はずっと隣にいてくれない。ずっと居て
くれるのは家族だ。
(4) お金や地位に人生の意味を求めても幸せには
ならない。
8 感 想
私の精神状態が良く無い時に読んだので感動は
薄かったが、読みたい事を読む事が出来た。
刺さったのは人生に意味を与える道。愛と貢献
が大事な事だと良く分かった。
深く知りたい事は愛し方。どうすれば愛を与え
る事が出来るだろう?
人に勧めるなら物質的なものに拘らない事。幸
福への道じゃ無い。
タイトル通りのモリー先生との火曜日を綴った
暖かいとても意味ある本だった。
9 TODO
(1) 家族に毎日愛してるを伝えよう。
(2) 周囲の為に出来ることをやろう。(雑用?)
(3) 人の話をしっかり聴こう。
10 問 い
幸せとは?
11 答 え
人間関係にある。
Posted by ブクログ
誰にでも死は訪れる、分かっているようで全く分からず過ごしている
人生を整理して残される人に誠心誠意向き合う時間と覚悟が出来ることは、確かに幸せなのかもしれない。死因だけで苦しさは決められない
Posted by ブクログ
愛と死がテーマなのに、スポーツライターのアメリカンな言い回しには違和感を覚えた。特に、恩師に対してはモリーではなくモリー先生と呼ばんかい‥とか。しかしながら、死を迎える前後のモリーとのやり取りでは、その手の文章表現が全く気にならなくなった。
良い本です。
火葬を望んだモリー先生、おっしゃる事が所々仏教徒のようですね。