松尾芭蕉のレビュー一覧

  • 英文収録 おくのほそ道

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    単純に意味が取れなかったり、古典を引いているのか何のことやら分からなかったりで、正直、その魅力を味わいきったとは思わない。ムダをそぎ落としたような文章で案外みじかかった。

    ドナルド・キーンの解説によれば、必ずしも事実に沿った紀行文ではなくてかなりの脚色が入っていることが、後年、曾良の日記がみつかったことで明らかになったという。収められた俳句も即興ではなく推敲に推敲を重ねたことがわかっている。芭蕉が理想とする旅情を演出したと言うとウソっぽくも感じられるが、とはいっても自分の脚だけで旅をするわけであり、出発に当たっての惜別の情だとか現代と違うものがあったのだろう。

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    2018年11月05日
  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄

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    義務教育で必ず(といっていいほど)読まされる『奥の細道』
    改めて読んでみようと思ったきっかけは、「かさね」という名前の背景を知りたいから、というもの。

    「せっかく読むならちゃんと読みたい!でもいきなり原作いっちゃうと絶対わからん!」ということで事前準備として奥の細道の解説本に目を通しておりました。

    歌枕(よく詠まれる場所)を巡る旅。空間を詠み込むという画期的な俳句達だそうで。


    私のお気に入りは<白河の関>
    「春立てる霞の空に白川の関を越えんと、そぞろ神のものにつきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取もの手につかず・・・」と旅が始まっているのも有名ですね。

    卯の花をかざしに関の晴着

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    2012年05月12日
  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄

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    『奥のほそ道』は角川で2冊、岩波を1冊読みました。
    内容は同じなんですケドね(笑
    とにかく好き。

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    2012年04月04日
  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄

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    目的を異にする文章同士とはいえ「おくの細道」と「曽良旅日記」を並行して読んだ時、この二人は本当に同じ旅をしたのだろうかと思うくらいのギャップを感じる。
    両者の気質のギャップかもしれないが、後者は本当に「旅の記録」だった。

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    2010年07月23日
  • 新版 おくのほそ道 現代語訳/曾良随行日記付き

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    基本。
    現代語訳がわかりやすく、読みやすい。
    文字フォントも目に優しいので、目滑りしにくい。
    でも多分、本当の基本は岩波か。

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    2009年10月04日