小松成美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この本と出会うまで、本当の「働く幸せ」を知らなかった。これほど働くことは特別で素敵なことなんだと、驚き、感動し、心に響いた。
お金を稼ぐ手段としてアルバイトをしていた私は、この本と出会い、お客さんに向かう姿勢や仕事の取り組み方が大きく変化することになった。
誰かの役に立つこと、必要とされることは、この上ない喜び、幸せであり、それを忘れてはならないと、忘れないために何度も思い返そうと思う。
障がい者の方と関わる機会があまりないですが、障がい者の方の魅力的な個性や才能、可能性、向上心、を持っていることを知ることができ、価値観が変わった。
教員を目指している私は、虹色のチョークを使って、将来を担う子供たちに勉強よりも大切なことを教えられる気がします。 -
Posted by ブクログ
「人の温かさ」に尽きた。
健常者も知的障がい者も隔たりなく生きる事の出来る社会の縮図が、人と人との繋がり、温かさがチョークを介して紡いで行ったその来たし方を知ることが出来た。
「人の幸せ」はどんな事なのか。当たり前だからこそ考えた事がなかったものも教えてもくれた。働くこと、人の役に立つこと。これはただ金銭の為ではなく、必要とされ、褒められ、愛されることで人は幸せを感じることである。これは僕自身共感し、嬉しかった言葉だった。
今、大学で保育・教育を学んでいる。講義の中でも障がいに焦点を当てたものが何度もあった。自分では分かっている問題であっても、この本は改めてその大切さ、人の尊さを感じる事が出来た。
出来るできないがあるのは当たり前のこと。だからこそ出来ないではなく、どうやれば出来るのかを考えていくこと。この考えをずっと持ちながら色んなことに挑戦していこうと思う。
-
Posted by ブクログ
幻冬舎の見城社長のトークで知り、「1967」のパーティー動画を見て、一気に読みました。
新規オープン店舗のトラブル、ご両親、ご友人の思い、部下とのやり取り、涙するシーンの連続です。
病気を隠しながら、100店舗100業種という偉業を達成し、更に東証一部に上場する熱意。進行する病状に、毎日、全てを投げ出したいと思いながらも、『病気になったことも意味がある』と受け入れる精神力。更に、病状さえも利用して周りを笑顔にしようとする真のエンターテナーぶり。
数々の熱狂に、とても勇気づけられたことは、間違いないけれど、私が1番驚き感動した事は、誰に対しても変わらない丁寧な言葉使いです。「自分ためではなく、周りのために。飲食業界のために」と屈託無く話される松村社長の生き方が、如実に表れていると感じました。
この本は、病気の告白本といった感じではなく、松村社長の熱狂に、ただただ刺激をもらう、そんな一冊でした。
-
購入済み
少し諦めたのですが?
自分の人生でも、重荷を背負い、快走した時期がありますが、小松成美さんのスポーツ物の書く力と、刹那や、機敏、時の運命や、アスリートそれぞれのこだわりと、貪欲な姿勢が読み返す度に増幅されて、素晴らしい作品で、見事に五輪イヤーに花を咲かせた゛芸術的゛な、一冊で、星が足りないくらいまで、素晴らしいです。貴重な、インタビュー集で、自分は、宝に匹敵しています。ありがとうございました!
KOU -
Posted by ブクログ
クローゼットから 世界へ。歌い手・Adoの軌跡と、 心の奥にいる“私”の真実を描く、初めてのノンフィクション小説。
本作は、Ado自らが語った半生をもとに、ベストセラー作家・小松成美が3年に及ぶ取材を重ね書き下ろした小説です。
これまであまり語られてこなかった幼少期から、不登校となった学生時代、救いとなった「歌い手」への挑戦、所属事務所のクラウドナイン代表取締役社長・千木良卓也氏との出会い、そして「Ado」誕生からワールドツアーへの躍進までが余すことなく描かれています。
ビバリウムとは、生き物が住む自然環境を再現した、小さな箱庭のこと。
デビュー前は自宅のクローゼットで録音をしていたことで知られるアーティストが、その箱庭にどのような想いで何を作り出していたのか、本書でしか知りえない「Ado」という一人の少女の物語にぜひご注目ください。
【Adoコメント】
この度、私の人生を描いた小説が発売されます。
自分としては、やっとこの話ができて嬉しい気持ちです。
『うっせぇわ』でメジャーデビューする前の話や、どこでボカロと出会ったのか、どうして歌い手になろうと思ったのか、どうして私は私のことが嫌いなのか……。
これまでAdoとして明かしてこなかったことが、この『ビバリウム』に詰まっています。
クローゼットという箱庭で私が見てきたものを、皆さんにも覗いてもらいたいです。
お姫様のように溺愛されながら成長が遅い自分に悩んだ幼少期、自分の支えだったボカロや絵などを否定されて同級生や先生からいじめられながら自宅のクローゼットの自作スタジオで「歌ってみました動画」を作り「歌い手」を目指していた原点である思春期、「歌い手」という夢を実現するきっかけとなった所属事務所のクラウドナイン代表取締役社長・千木良卓也氏との出会い、そして「Ado」誕生からワールドツアーへの躍進を、「歌い手」デビューやファーストアルバムのリリースなど様々な夢をたゆまぬ努力と周りのスタッフの支えで自信をつけていく中で広がる「歌い手」としての夢、Adoの人生に影を落とした両親との関係、まふまふさんやビリー・アイリッシュなどAdoに影響を与えたアーティストへのリスペクト、ファンへの想い、Adoの楽曲のように生々しくヒリヒリするようなAdoの肉声が文章から伝わるノンフィクション小説。 -
Posted by ブクログ
ネタバレありのままのadoの言葉や思いが書いてあったように思う。「うっせぇわ」をはじめとした楽曲の数々や、ライブやパフォーマンス、SNSでの活動などの裏側をしれた気がする。ニコニコ動画や歌ってみたが好きだった自分からすれば、共感するところも多く、当時の熱を思い出しながら読ませてもらった。
物語として優れた構成や展開とかは用意する必要もなく、ただただadoの思いや歌ってみたへの愛情と敬意、そしてそれを支える人の敏腕さと配慮で話が進んでいく。日常のところどころでadoに触れてきた身としては、あの時、こんな気持ちだったんだな、こんな状況だったんだな、と表と裏が繋がることがやけに感慨深くも感じる。
現実と向き合うのが怖い一人の少女が逃げ込んだ先で自己を形成していく。歌ってみたの化身とも言える彼女の再生のような物語だった。 -
Posted by ブクログ
歌い手Adoの自伝的小説。本名が出てきたけど、どうやらそこは架空の名前だったみたいです。オールナイトニッポン後半放送はしっかり聞いていた私としては(前半は聞いてなくてYouTubeで追えるものは聴きました)、知っていることも多かったけど、家族とのことなどはもっと踏み込んで語られていました。できないことが多く、自己肯定感の低さを常に持っていたこと(今はAdoを自分が認めなきゃ、と頑張っているところが伝わってきます)やどんな学生だったのか、不登校になった中学3年のこと、通信制の高校にして、スクールに通っていた時のこと、クラウドナインの社長、千木良さんとの出会いなど、興味深く読めました。両親との関係は読んでいて辛くなるくらいでしたが、経済的な面含め、周りのサポートでうまくいってくれていたらいいな、と思います。
小5で伝記を読む単元があるのですが、現役スポーツ選手のものなども、勧めることが多く、その中にこれを入れてもいいな、と思いました。ルビなど少ないし長いのですが、子どもは自分が興味あることは頑張って挑戦するので、多分この本に惹かれる、普段あまり本を読まない児童は多いと思います。もちろん、単元にかかわらず、読書のきっかけになれる本だと思いました。自分を肯定できない子にもおすすめです。
小さい時のできないAdoを読んでいると、もしかしてかなり未熟児で生まれたのかなぁと感じました。後、社長の千木良さんは計り知れない大きさを感じました。これからも日本の音楽を独自に発信し続けてほしいです。
私はsyudouファンなのですが、デビュー曲で「うっせえわ」とすりぃの「レディメイド」が残った話を初めて知り、友人でもある二人の曲で競ったのかと印象に残るエピソードを知れて嬉しかったです。 -
Posted by ブクログ
国立競技場のライブに行った。
歌はめちゃくちゃよかったのに、MCが暗い。
とことん暗いし、意味がわからない。
「ボカロってなに?」
その暗さの理由や専門用語の数々が、この本ですべてわかった。
もしかしたら、Adoという人間をかなり理解できる本かもしれない。
というか、「わかってほしい!」と思って書いた本だと思う。
私なりの解釈では、彼女の暗さは根深い。
BIGになった現在でも、中学生のときにクローゼットに籠っていた頃と色合いはほとんど変わっていない。
でも、そのことを理解し、変わろうと凄まじい努力をしている。
自分では変わっていないというが、めちゃくちゃ成長していると思う。
自分のことを未だに嫌いというが、本当は好きになってきていると思う。
それが伝わるから、世の中のネクラな女の子の希望の星になっていると思う。
最後の両親をはじめ、周りの人間への気配りに頭が下がった。あんな父親でもまだ好きなんだ――。
読後、今後のますますのご活躍を願わずにいられなくなった。